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キッチンから笑顔をつくる料理アカデミー

「キッチンから笑顔をつくる料理アカデミー」では、“食”を多面的に捉えるために、文化(郷土料理)、美学、科学、健康、安全、食育といった様々な切り口からテーマを設定し、それぞれ講義でテーマに関する知識を学び、料理実習で実践し理解を深めるという2部構成になっています。

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『心を育てる食卓』講義全文(元聖徳大学教授室田 洋子)

トピックまとめ

■“食”は心を繋ぐ媒介物

心を正したり、心を豊かにしたり、心が楽になったり・・・何か新しいことに向かうときには食卓状況が根っことなる。
−食べることで心の飢えを満たそうとするが、満たされない。
そんな過食症の人たちを助けるほんの些細な行動とは?

■本物の豊かさとは?

多様化し豊富になった“食”。そして、なんでも手に入れることができる社会。 そんな中で起こる“心の不適応の問題(何か虚しい、生きている力を損なう・・・)”の原因は何か?一見豊かに見える食生活の裏側で失われつつあるものとは?

■“食”を作るということは人間を再生させる

食を作るということは、人間を人間にする力を持っている。“自分はかけがえのない人間だ”“人の役に立てる人間だ”という感覚を育むチャンスが“食”にある。
−チック症にかかった子供の心を戻したストーリー。

■いい食卓が心を救う

@一緒に食事をする相手、A食卓の大きさ、B食事をする時間、C食事の頻度が、いい食卓を作る4つの要素である。食卓では時間が共有でき、それが繰り返されるなかで相手を知ることができる。
−いい食卓に不可欠な大人の配慮とは?

■普通のきつねうどんが人の心を復活させる

荒れた子供たちを2ヶ月半で変えた、きつねうどん。
−特別に高級なものでもない、ただのうどんに込められた力とは?

■“孤食”から“個食”の時代へ

小学生が絵に描いた『いつもの家族の食事の様子』から読み取れる“コショク”の変化。コミュニケーション能力の低下が引き起こす現代の“個食”は、一人で寂しそうに食事をしていた20年前の“孤食”とどのような違いがあるのか?

■同じ空間で、同じことができる定番料理を持ちましょう

食卓では、嬉しいときだけでなく、悲しいとき、失意のときでも暗黙のうちにメッセージを伝えることができる。話し始めるきっかけをつくり、そして共感する。それが、心の栓を引き抜く方法。

■“普通の食べ物”とは?

“食べ物”は、ただ食べられればいいだけの代謝物ではない。 心を育てる食卓、人を繋ぐ食卓、心を立て直す食卓・・・食卓には心を育てていく力があり、“普通の食べ物”を用意することで失われた家族の機能も戻ってくる。

■“Basic trust(基本的信頼)”ということ

お母さんが赤ちゃんに気持ちを伝える方法・・・それはおっぱいをあげること。そこに人格形成の根っこがある。 成長して心が砕けそうになったときも、「ここにいてご飯を食べていいんだよ。」と言ってくれる家族があれば、もう一度、心を戻すことができる。

講師プロフィール

講師:室田 洋子
元聖徳大学教授。
人格心理学、臨床心理学担当。臨床心理士。
全国保育士会、全国保育協議会等で、保育の中の食育の指導委員。

(平成24年3月現在)

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