Home > 料理アカデミー > 食の健康

キッチンから笑顔をつくる料理アカデミー

「キッチンから笑顔をつくる料理アカデミー」では、“食”を多面的に捉えるために、文化(郷土料理)、美学、科学、健康、安全、食育といった様々な切り口からテーマを設定し、それぞれ講義でテーマに関する知識を学び、料理実習で実践し理解を深めるという2部構成になっています。

トップへ

6限目 食と健康


『健康のための一人ひとりの食事学−食べることの意味を考える−』講義全文(聖徳大学教授 池本真二)

トピックまとめ

■“食事学”とは?

“食べる内容”と“食べ方”の両面から考える“食事学”。栄養素のことだけでなく、生活習慣や心理的なことなども考えなければならない。
ナイチンゲールが提唱し、今まさに重視するべき“食べ方”とは?

■疾病を予防する時代

疾病を予防する上で重要な4つの因子は“食生活”、“運動”、“医療”、“遺伝子”。
予防医学では成熟期である現在。今後は、健康や食を意識し過ぎることで安全性などを追い求め過ぎ、衰退期になると予想される。

■食生活の変遷と現在の食をめぐる問題

戦後の栄養改善の時代から飽食の時代になり、多様性が出てきた中で起きた加工食品や特定食品への過度の依存に潜む問題。また、安全性や自給率の問題は、生産者と消費者の関係が重要。
そのような現代で消費者(生活者)がすべきこととは?

■生活習慣を見直しましょう

脳梗塞や心筋梗塞、動脈硬化などに至る際のファーストステージは、不健康な生活。そのまま進行していくと・・・。
生活習慣を見直し生活習慣病を予防することが、医療費の削減や介護の苦労・リスクの減少に繋がる。

■生活習慣病のベースとなる肥満

昔に比べてエネルギー摂取量が減少しているにも関わらず、肥満者数が増加している理由とは?
肥満を基本にして、糖尿病や高血圧症、脂質異常症という危険因子の数が多いほど心筋梗塞のリスクが上がる。そのため根本的な解決には生活習慣の改善が必要。

■人は何をどのくらい食べたら良いのか?

自分の食生活を自分で見直すためには?
食事バランスを考えるには、ビジュアルでわかりやすく示した“食事バランスガイド”が役に立つ。合わせて体重管理をすることで、エネルギー量を見直すこともできる。

■自分自身の必要エネルギー量を計算しましょう

エネルギーは、摂取量と消費量のバランスが重要。
必要エネルギー量は、基礎代謝量に活動レベルを掛けた値。身長、体重、年齢から基礎代謝量を計算することで、1日の摂取目標量を把握できる。

■一人ひとりが賢く食べましょう

遺伝的な要因等による個人差から代謝状態が異なるため、同じ食事内容でも人によって結果が変わる。
一人ひとりが自分の健康状態を管理しながら自分に合う食事を摂取することが大事。

講師プロフィール

講師:池本 真二(聖徳大学教授)
日本人の栄養必要量の策定や生活習慣病予防の観点から、高脂肪食摂取によって惹起される肥満、糖尿病、高脂血症などの栄養性慢性代謝性疾患発症予防に関する研究を行っている。

(平成24年3月現在)

page top