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第20回 「世界は日本ブーム、だからこそ日本文化を発信したい」
寿司レストランの前に車を停めて、天ぷらなどの使用済み油を分けていただき給油しているところ。
寿司レストランの前に車を停めて、天ぷらなどの使用済み油を分けていただき給油しているところ。

世界では日本の食や文化がブームになっていることを知っているだろうか。アメリカやヨーロッパではすでに日本食が健康食の代名詞になり、いたるところで日本食レストランをみかけるが、なんとロシアの首都モスクワでも日本食レストランが大繁盛している。そのレストランの数は有に1,000件を越え、さらに増え続けている。ロシア人の若者が「ロシア料理は高カロリーで高脂肪なので年を取ると病気になりやすい、でも日本食は健康にいいんだ」と言って、昼から寿司の出前をとって食べているのにはビックリ。大きな体のロシア人がそんなに健康を気にしているとは思わなかった。

日本から取り寄せた材料を使い、毎日麺を打ち、日本と同じやり方で作るそのうどんの味は日本そのもの。
日本から取り寄せた材料を使い、毎日麺を打ち、日本と同じやり方で作るそのうどんの味は日本そのもの。

海外ではもともと日本食は高級料理としてのイメージが強かったが、最近では日本食のファーストフードや手頃な値段のレストランも多く見かけるようになり、大衆化してきているように思う。ほとんどの外人が箸の使い方もうまく、寿司などの生ものを平気で食べている姿をみると本当にビックリする。さらに驚くのは、ロシアでうどんが流行っていることだ。味の濃いロシア料理を食べている人々がうどんの味が本当にわかるのだろうか。なんて思ってしまうのは僕の勝手な認識不足。けっこう、日本食の味覚が理解されてきているのだろう。

日本のマンガに魅せられて、自らマンガを書き始めた女性。マンガを原語で読む為に日本語を勉強中。
日本のマンガに魅せられて、自らマンガを書き始めた女性。マンガを原語で読む為に日本語を勉強中。

このところ海外で注目を浴びているのは食文化だけではない。若者の間では日本のマンガやコンピューターゲームが大流行りだ。ある大学のマンガ同好会の学生達は、マンガから飛び出したようなコスプレで学校に現れるのだから彼らにとってマンガへの思い入れは半端じゃない。旅先では、日本語を学ぶ学生や社会人に沢山出会った。やはりマンガが大好きでそれを日本語の原語で読みたいのだという。車や電気製品だけでなく、日本の武士道などの精神性や音楽や日本文学などにも興味を持っているようだ。

海外に出てみると日本がどれだけ世界に影響力を持っているか、どう評価されているのかよくわかる。今回の旅を通して想像以上に日本に対する海外の人々の関心度は高いことを実感することになった。余談になるが、バイオディーゼル燃料を精製する機械を自作して走る私をみて、日本人だからやっぱりねと納得されることがあったが、考えれば日本の製品の技術の高さでは世界ではトップレベルという評価があるからだろう。

居合道、茶道、習字など日本の心を学ぼうと多くのサークルが存在する。写真は空手の稽古をしているロシア人の若い女性達
居合道、茶道、習字など日本の心を学ぼうと多くのサークルが存在する。写真は空手の稽古をしているロシア人の若い女性達

日本のことを知りたい海外の人は多い。僕が今回お世話になったロシアのノボシビルスクのシベリア北海道文化センターでは、日本語を勉強したり、武道を学んだりできるが、欧米に比べ日本との交流や物資の流通が制限されるため新しい日本の情報が不足している。なにかこちらからも手を差し伸べられないかと思って本を何冊か送ろうと思っているところだ。
海外から日本の情報を求められるだけでなく、今度はこちらから積極的に発信していく時代なのではないだろうか。
古い日本の生活文化は持続性可能なエネルギーとシステムに満ちあふれているように思う。
その良さと近代テクノロジーをバランス良く使い、日本人らしい文化を世の中に伝えて行けたらいいと、心から願う今日この頃だ。

※このページをごらん頂いた読者の方で、もし読まなくなった日本語の本やマンガ、ペンや鉛筆、ノートなど送って下さる方がいらっしゃいましたら、バイオディーゼルアドベンチャー事務局 山田周生宛(contact@biodieseladventure.com)までご連絡ください。

(続く)

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