システムデザイン学部のインダストリアルアートを専攻し、大学院に進みました。家具デザインの研究室に所属し「空間を作る家具」の研究に携わる中、大学院1年のときにクリナップが協賛しているデザインコンペティションで、クリナップ賞を頂いた経験があります。
自分のスキルを活かし、住環境に関わる仕事がしたいと思っていました。デザインコンペティションで受賞した縁もあり、デザインや人との関わり方について、会社としての考え方が自分に合っていると思い、クリナップを志望しました。
開発部のキッチン開発課に所属し、商品開発を担当しています。新商品の企画立案や、試作品の図面作成などのデスクワーク、自分たちで試作品を組み立て、様々な検証作業も行っています。また、商品の出荷データや他社商品の調査などマーケティングも担当しています。
当社の最高級システムキッチン「S.S.」に標準装備された「美コートワークトップ」の開発に携わりました。「美コート」はキッチンのワークトップ(天板)の油汚れが水拭きで簡単に落ちるというもので、私は約3カ月間、唐揚げやコロッケなどの油料理を毎日作って油の飛び跳ね方を調べたり、油汚れを拭き取ったりして検証しました。その他にも「S.S.」では、洗剤ラックもデザインしています。また、2014年9月にリニューアルしたシステムキッチン「ラクエラ」に、収納に便利なスライドボックスタイプも加わりましたが、その検証作業やリフォーム対応部材の企画開発も担当しました。
ひとえにキッチンとは言っても、月に何千台も出る商品です。自分が開発に携わった商品が発売になり、ショールームに並んでいるのを見たときに感動とやりがいを感じます。また、クリナップの各ショールームや営業担当者から、毎週上がってくるレポートをチェックする中で、「この商品の評判がいい」などの報告を目にすると、非常に嬉しいですね。
クリナップの商品開発は、企画を立案してから販売まで、新しい商品を産み育てることが仕事です。そのためものづくりに対する考え方がぶれると他部門に大きな影響を与え、”迷い”が商品に現れてしまいます。先輩を見ていても、自分が良いと思ったものを信じて、ぶれずにポイントを押さえた的確な仕事をしています。私も商品開発に携わる中で、1つの芯を持ち、それに従って判断・行動していく仕事のやり方を目指したいですね。
1日のスケジュール
当社の最高級システムキッチン「S.S.」に標準装備された「美コートワークトップ」の開発に携わりました。「美コート」はキッチンのワークトップ(天板)の油汚れが水拭きで簡単に落ちるというもので、私は約3カ月間、唐揚げやコロッケなどの油料理を毎日作って油の飛び跳ね方を調べたり、油汚れを拭き取ったりして検証しました。その他にも「S.S.」では、洗剤ラックもデザインしています。また、2014年9月にリニューアルしたシステムキッチン「ラクエラ」に、収納に便利なスライドボックスタイプも加わりましたが、その検証作業やリフォーム対応部材の企画開発も担当しました。
ひとえにキッチンとは言っても、月に何千台も出る商品です。自分が開発に携わった商品が発売になり、ショールームに並んでいるのを見たときに感動とやりがいを感じます。また、クリナップの各ショールームや営業担当者から、毎週上がってくるレポートをチェックする中で、「この商品の評判がいい」などの報告を目にすると、非常に嬉しいですね。
クリナップの商品開発は、企画を立案してから販売に入るまで、ずっと製品を見続けることが仕事です。そのためものづくりに対する考え方がぶれると他部門に大きな影響を与え、”迷い”が製品に現れてしまいます。先輩を見ていても、自分が良いと思ったものを信じて、ぶれずにポイントを押さえた的確な仕事をしています。私も商品開発に携わる中で、1つの芯を持ち、それに従って判断・行動していく仕事のやり方を目指したいですね。
開発部は社内でもまとまりがあり、仲が良いとよく言われます。部内でフットサルを月1回行ったり、冬にはスノーボードに行くこともあります。キッチンなどの商品はたくさんの部材で構成されていて、数多くの人が関わるので、お互いにコミュニケーションを取ることが多くなり、自然に仲良くなっていくのだと思います。
キッチンの場合、部材が多く、1つの商品に対して多数のバリエーションがあります。図面や製品を見ることはもちろん、わからない部分を聞いたり調べたりして、クリナップ製品をよく理解したうえで、自分なりの改善策を出していきたいですね。また、今のキッチンは1度取り付けたら動かせませんが、将来は家の中で自由に移動できたり、生活に合わせてプランを変えられるような、世の中を驚かせるキッチンを開発できたらいいですね。