未来キッチンプロジェクト

未来キッチンプロジェクト

人と暮らしの未来を拓く

キッチンには、希望がある。

「未来キッチンプロジェクト」はキッチンを通じて
生活・社会・地球が豊かになることを目指しています。

キッチンは、食事を作る作業場から、DK、LDKへ、時代とともに役割を広げ、現在ではコミュニケーションを創出し、楽しみを生み出すHUBとなっています。
私たちは、キッチンにはまだ未知の可能性があり、もっと人の心を豊かにすることができるのではないか、生活の場ではもちろん、社会レベル、地球レベルで貢献できることがあるのではないかと考えました。
最初の開発テーマとして、従来のキッチンの枠を超えた「脱LDK」を宣言。様々な企業・学校・⾃治体と共にキッチンを通じて課題と向き合い、未来を切り拓いていきます。

プロジェクトイメージ
プロジェクトイメージ

産学共同のビジョン
研究からスタート

キッチンの未来ビジョン2021

『未来キッチンプロジェクト』は、
2019年に武蔵野美術⼤学との産学共同ではじめた
「キッチンの未来ビジョンづくり」からスタートしました。
「キッチンの未来ビジョン2021」では、
「個⼈」「家族」「社会」の各シーンにおいて
キッチンが貢献できる未来像を描いています。
中でも私たちは、「ライフスタイルの変化へ対応する」
「社会の危機に対応する」という2つのテーマの重要性に着目。
キッチンをもっと自由にすることで、日常的な“いつも”の場面だけでなく、
災害のような“もしも”の場面にも貢献できるのではないかと考えました。

生活環境イメージ

キッチンから人と暮らしをサポート生活環境

長い人生のステージに寄り添う未来のキッチンを開発。

日本では人口減少が起こり、超高齢化社会への移行が進んでいます。誰もが100年生きる可能性がある時代。長い人生の中で、状況に応じて生活のスタイルは様々な形にシフトしていくでしょう。
調理や片付けの方法、食材や健康との向き合い方など、キッチンに求められるものもどんどん変わっていくはずです。より多くの人がより長く健康的で豊かに暮らしていくために、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に変化するキッチンや人生をサポートするキッチンが必要となります。
成長や環境の変化に合わせて柔軟に変化するキッチン、人の動きや気持ちを理解してサポートしてくれるキッチンなど、自分らしさを尊重してくれるパートナーのような存在が未来のキッチンの在り方かもしれません。変化の時代にあって、食と暮らしで自分らしく生きるためのキッチンの在り方を模索していきます。

新しいライフスタイルを提案する
「次世代キッチン」が実用化フェーズへ
モビリティキッチン
プロトタイプを発表

5年越しの産学共同でのビジョン研究と実証実験を経て、「モビリティキッチン」のプロトタイプをお披露目しました。
循環ろ過装置を搭載し、“もしものとき”に長期間使用することも想定した構造になっているシンクユニット、調理スペースと収納を兼ね備えたワークユニット、バッテリー内蔵のIHコンロユニットの3つのユニットから構成され、場所を選ばず自由に持ち運んで調理することができます。
災害時には各家庭や企業で使用している『モビリティキッチン』を持ち寄って食の支援をする未来を想定。
今後も商品化に向けてデザインと機能を進化させ、2030年までに事業として新しいライフスタイルの創出と災害支援に貢献することを目指します。

モビリティキッチンイメージ

子どもたちの未来への想いと本気で
向かい合い、そして形にする
未来キッチン
イラストコンテスト

クリナップで創る「未来キッチン」は2030年だけがゴールではなく、世代を超えて夢を描き続けるものだと考えています。そこで未来をつくる子どもたちと一緒にこれからのキッチンを考える「未来キッチン イラストコンテスト」を開催。キッチンを通して子どもたちがサスティナブルについて学ぶきっかけをつくり、誰もが笑顔になれるキッチンの未来を共に模索していきます。
子どもたちから集まった柔軟なアイデアは、今後クリナップが創る新しいキッチン事業開発に採用される可能性もあります。ぜひ全国の小学生の皆さんに参加していただきたいと思います。

未来キッチンイラストコンテストイメージ
社会環境イメージ

キッチンから
人と人・社会をつなぐ
社会環境

日常も災害時も食を通じて支え合う場づくり。

変化の時代と言われ、人々の暮らし方や働き方が大きく変わってきています。日本では「ひとり世帯」が最も多くなり、「孤食」が増えました。共働き世帯では、子どもが一人で食事をする例も珍しくありません。経済格差による子どもの貧困や精神的な貧困も問題となっています。 人々がコロナパンデミック下の「不自由さ」の中で、試行錯誤しながら新しい「自由な」暮らし方や働き方を見つけていったように、変化に逆らうのではなく、寄り添いながら、もっと自由な発想でキッチンが貢献できるシーンがあるのではないか?
クリナップが考えたのは、キッチンを通じた「場づくり」です。日常の場ではもちろん、環境変化による様々な災害時、またリアルな場だけではなくオンラインで幅広くつながることも夢ではありません。
私たちは、キッチンを進化させることでキッチンと食住空間の新たな可能性を広げていきます。

産学共同研究未来キッチンラボ

社会環境に対する課題をより多角的に検討するため、武蔵野美術大学の山﨑教授と学生さんと共に、産学共同で未来のキッチンを考える「未来キッチンラボ」を創設。新しいLDKの在り方や暮らし方を研究し、キッチンの未来ビジョンを共創する中で、「脱LDK」に着目しました。
もっと気軽に集まれるキッチンがあったらどうだろう? 人もキッチンも外へ飛び出すことで、日常でも非常時でも支え合うことができるのではないか?と考え、暮らしとキッチンが<自由になること>、災害時に<地域社会で助け合うこと>を検討。
地域社会においてコミュニケーションの場をつくり、非常時には助け合いもできるキッチンのプロトタイプ製作や実証実験に取り組んでいます。

いつものときも、もしものときも。

山﨑 和彦

武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション研究所 特別研究員、(株)Xデザイン研究所共同代表、Smile Experience Design Studio代表。デザインの実践・研究・教育とコンサルティングに従事。社会をよくするためのデザイン、ビジョンとプロトタイプによる実践研究を目指す。

武蔵野美術大学ロゴマーク
山﨑 和彦
地球環境イメージ

キッチンから取り組む環境保全地球環境

リサイクルしやすい製品開発でエネルギー・環境問題に配慮。

クリナップでは、以前から環境汚染を低減し、資源を有効に活用する考えに基づいた開発を行ってきました。1975年には業界で初めてステンレスキャビネットのキッチンを開発。ステンレスは清潔で丈夫であるというメリットに加え、現在80%以上がリサイクルされているエコ素材です。
2011年には、主力キッチンのキャビネットを木製からステンレス製に変更。枯渇が懸念されるレアメタル(クロムとニッケル)の含有量を約半分(46%)に削減した新ステンレス材を採用し、設計においてもリサイクルしやすいよう、簡易分解構造を採用しています。
今後はCO2排出量削減も踏まえ、製品に使用する樹脂の段階的な削減や自然由来の素材を採用し素材開発を強化するなど、未来を豊かにする環境づくりに真摯に取り組み、推進していきます。

暮らしにいいこと、
地球にいいこと
キッチンキャビ
リサイクル
プログラム

クリナップは、ステンレスキャビネットキッチンの普及に努めてきました。買い換え時にリサイクルしていただき、次もステンレス製のキッチンを使用していただくというサイクルを創ることで、限られた地球資源を有効活用していくことが長年の理想でした。ただ、メーカーだけの活動には限界があります。
今回、クリナップをご採用いただいている全国約4,000社の工務店様、リフォーム店様、燃料店様による会員組織「水まわり工房」の会員の皆さまと一緒にリサイクルに取り組む「キッチンキャビ リサイクルプログラム」を開始。より確実にリサイクルが促進される当社独自のプログラムを通して、豊かな環境づくりに取り組みます。
全国に展開するクリナップお取り扱い店
詳しくはこちら →

キッチンキャビ リサイクルプログラムイメージ
プログラムの流れ

水まわり工房店で新しいステンレスエコキャビネットをご購入いただくと、古いステンレスキャビネットを査定・回収のうえ、水まわり工房店が取引をしているリサイクル事業者がリサイクル。プログラムの参加者はクリナップからステンレスツールの贈呈、または森づくりを支援する「緑の募金」に寄付することができます。

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プログラムイメージ

ステンレス エコキャビネット(CENTRO/STEDIA)を水まわり工房店で購入。

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プログラムイメージ

水まわり工房店が古いキッチンの写真を撮影。

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プログラムイメージ

水まわり工房店からクリナップへプログラム参加申し込み。水まわり工房店が回収したキッチンのステンレス部分は、リサイクル事業者が分別・再利用。

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プログラムイメージ

20,000円相当のステンレスツールを贈呈、または「緑の募金」への寄付からお選びください。

木材やレアメタルの使用量を減らす当プログラムを未来に向けて、広げていくために、
リフォーム前のキッチンメーカー・素材を問わないコースも用意しております。
水まわり工房店からのCENTRO、STEDIAご購入が条件