未来キッチンラボ

未来キッチンラボが取り組む重要なテーマ
「共にごはんを食べる」は社会の基盤
2019年、クリナップと武蔵野美術大学の産学共同プロジェクト「未来キッチンラボ」がスタートしました。
プロジェクトの議論の中で、これからはキッチンを通して社会を笑顔にしていく価値提供が重要になるのだということに気が付きました。
- 「共にごはんを食べる」
- 「共にこどもを育てる」
日常的に家族や友人と集まって食べるという「いつものとき」はもちろんのこと、災害時のような「もしものとき」の非常時も。その両方を社会の笑顔の中で考えていくことが大事なのだというところに行き着きました。
その意味では、キッチンの可能性が高まっていき、色々な場所で料理ができてご飯が食べられるという「未来キッチンラボ」が取り組んでいるテーマは、大変重要です。
「未来キッチンラボ」の研究や実験の成果がこれから世に羽ばたき、広く地域社会に貢献できることを目指します。
所長 若杉 浩一
2025年2月循環ろ過の新たな活用法の実験
循環ろ過装置の新たな活用法として、少量の水を繰り返し掛ける足湯の実証実験を実施。武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス内の「MUJIテラス」にて学生主催の「足湯によるコミュニケーション創造」実験に参画し、手洗い以外の用途でも少量の水を繰り返し使うことの有用性を確認しました。
2024年10月コンパクトタイプを無人島で実証実験
小型化し、携帯性を向上させたコンパクトタイプの循環ろ過装置を用い、無人島での実証実験を実施。極限状態での限られた水資源の使用について検証を行いました。日常よりも汚れる頻度が高くなると、それに合わせて求められる水質が変化することが分かり、状況に合わせていくことの重要性を確認しました。
「食の未来予測とキッチンの可能性」研究概要
イノベーション溢れる未来の食生活と、
限りないキッチンの可能性
横田 爵巳さん(右)
2024年3月に開催された「未来キッチンプロジェクト」産学共同発表会では、
次世代デザイナーによる未来の食生活研究として、
武蔵野美術大学 ソーシャルクリエイティブ研究所 山﨑特別研究員と共に、
武蔵野美術大学在学生の田村 義希さん、横田 爵巳さんが「食の未来予測とキッチンの可能性」について発表しました。
インタビューを通して家庭により全く異なる食事事情が存在することを踏まえ、50個程度の食事のパターンをリストアップ。
30年間に及ぶ未来の“ライフスタイルシナリオ”を120パターン作成。
食事パターンごとのキッチンと共に実現する、新しい未来のライフスタイルを語りました。
ライフスタイルの変化を
キッチンと共に研究
産学のプロジェクトでは、クリナップと武蔵野美術大学が、ライフスタイルとキッチンの未来にどんな可能性があるかということをリサーチしています。ライフスタイルの多様な変化によるキッチンの新しい可能性を探り、家族の生活の仕方や食事のパターンと共に研究を続けていきたいと思います。






