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第21回 「キッチンから出た廃食油で学ぶエコ活動」
川崎市西梶ヶ谷小学校では、5、6年生の約200人が集まり 
バイオディーゼルカーを目の前に地球一周したときの話や小学生達にバイオディーゼル燃料ができる仕組みをレクチャーした。

川崎市西梶ヶ谷小学校では、5、6年生の約200人が集まりバイオディーゼルカーを目の前に地球一周したときの話や小学生達にバイオディーゼル燃料ができる仕組みをレクチャーした。

天ぷら油を世界中で集めて旅した体験や情報を伝え、日本をもっと学び、交流するために今年の4月19日に日本一周をスタートした。もちろん、旅の足は地球一周したバイオディーゼルカーのバスコファイブだ。スタート地点になったのは、代々木公園で行なわれたアースデイ東京だ。アースデイとは、簡単に言えば「地球を考える日」。地球環境や衣、食、住、健康、ライフスタイルなどに関わるテーマを中心に約13万人が集まった。2日間の開催期間中に多くの方達が廃食油や賞味期限切れの食用油などを持って来てくださり、約150リットルの油をバスコファイブに入れていただいた。それらは開催期間中に展示したバスコファイブで燃料を精製し、日本一周のための燃料にさせていただいた。

旅のルートは、東京から南下し、一度フェリーを使い沖縄まで行き、今度は日本海側を通って北上し、北海道を目指す。その後は太平洋側を南下して東京までもどるといった時計回りに日本一周を予定している。旅の途中では燃料を確保するためにレストランで廃食油を分けてもらったり、講演を主催してくれるカフェや学校でも廃食油を集めていただくなど、油を集め、バイオディーゼル燃料を精製しながら日本を回っている。クリナップのショールームでも廃食油を集めてもらう予定で、現在調整中です。

スライド映像をみてもらった後、生徒達からの質問に列ができた。

スライド映像をみてもらった後、生徒達からの質問に列ができた。

今回はできるだけ学校など公共施設を訪問する予定だが、実際に学校を訪ねてみると思ったより子供達の反応がいいのに驚く。特に小学校は質問が多く、関心が高い。車に廃食油を入れてもらう時は順番待ちで行列になってしまうほどだ。終わった後は握手、サイン攻めに合うのはほんとうに意外だった。

最近の学校では授業の中で環境問題を取り上げたり、環境実習などに参加するなど環境教育が行なわれているので、温暖化や二酸化炭素の話は説明しなくてもいいので話が早い。また、学校では必ずと言っていいほど、事前に家庭から出た廃食油を集めておいていただけるのもありがたい。現場では必ず油を持って来ていただいた子供に優先的に直接バイオディーゼル燃料精製機に廃食油を入れてもらうようにしているので、その子はちょっと自慢げだったりもする。

講演の中でバイオディーゼルカーから出る排気ガスがどんな匂いか、化石燃料との違いを体験してもらう。
また車から排出される匂いが本当に天ぷら油のような匂いか実際に嗅いでもらった。
講演の中でバイオディーゼルカーから出る排気ガスがどんな匂いか、化石燃料との違いを体験してもらう。
また車から排出される匂いが本当に天ぷら油のような匂いか実際に嗅いでもらった。

学校の授業でバイオディーゼルアドベンチャーのことを知った子供達は、家庭に帰ってからお母さんに廃食油を集めているので、廃油を捨てないでためておくように話をする。
家族団らんの場で聞いたお父さんは、天ぷら油から燃料になるその機械や地球一周した車に興味を引き、子供と一緒に車を見に来てくれた家族もいた。先日、幼稚園を訪問したときは園児のお母さん達が講演の後に持ち寄ったキッチンから出た廃食油を渡してくれたりその感心は高い。

このプロジェクトがバイオディーゼル燃料で走る車をみることで子供達が次の社会を担うときに、さらに新しい発想でものを考え、未来につながってくれれば、いいなぁと思う。
地球一周で僕が学んだ事は、自分一人で生きているのではない、夢のために多くの人達を手を取り合い協力すれば夢は叶うというといことだった。大事なのはまず自分のできる事からはじめること、興味を持つこと、なのだろう。

(※)これから行くルート上で、ぜひ訪問して欲しいという方達がいればこちらまでご連絡ください。今いるところは、こちらで見ることができます。連絡先は webmaster@ex-station.com までお願いします。

(続く)

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