キッチンに設置することで、手軽に水道水から不純物を取り除き、飲用・料理用などに利用できる「浄水器」。キッチンプランに取り入れるメリットや浄水器の選び方、効果的に使うための注意点などをご紹介します。
目次
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飲用だけでなく料理にも！手軽に安心できる水を利用可能な浄水器とは
水道水の不純物を減少・除去してくれる浄水器。カルキ臭なども取り除き、いつでもおいしい水を提供してくれます。飲用だけでなく、野菜を洗う際に使うことで食材のビタミンや旨味を守る効果も！ 料理を美味しく健康的に仕上げることができます。
浄水器の種類はおもに4種類。費用やデザインなどに違いが
浄水器とひと口に言ってもさまざまな種類があります。ろ過機能、初期費用やランニングコスト、デザイン性などはもちろん、「取り付け方法」にも違いが。機種によってはキッチン新設時にしか設置できないものもあり、キッチンのプランニング時の検討が必要です。
専用水栓型
浄水専用の水栓を設け、本体をシンク下に取り付けるタイプ。ろ過機能に優れ、カートリッジも長持ちするためランニングコストは低め。ワークトップに専用の穴をあける必要があるため、キッチン新設時に設置を決める必要があり、工事費用は高くなる傾向があります。
水栓一体型
水栓に本体が内蔵されているタイプ。浄水と水道水を手元で切り替えて使用します。コンパクトでデザイン性にすぐれ、シンクまわりもすっきり。水栓そのものを購入・設置する必要があるため、工事費用はやや高くなります。
据え置き型
本体をシンク上に設置するタイプ。ろ過機能が高く、後付けが可能。シンク上に設置スペースを設ける必要があります。製品によっては、電源が必要な場合もあり、購入前にサイズやコンセント位置を十分に確認しておきましょう。
蛇口直結型
蛇口の先端に直接取り付けて使用するタイプ。金額が手頃で、設置も簡単です。カートリッジが小さいため、ろ過量は少なめで、交換頻度が高くなる傾向があります。
※クリナップでは、「据置き型」「蛇口直結型」の取り扱いはございません。
浄水器を選ぶ際の4つのポイント
どの浄水器を選べばいい？ と悩まれる方も多いのではないでしょうか。そこで浄水器選びで押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
ろ過能力
カートリッジの種類によってろ過能力には違いがあります。機種によって除去できる不純物の種類は異なるため、事前にチェックを。
価格
本体価格や工事費用などの初期費用＋ランニングコストを踏まえ、トータルコストを事前に確認しましょう。初期費用が安くてもカートリッジの交換頻度が高いとコストがかさむので注意が必要です。
カートリッジの交換方法
カートリッジ交換にかかる手間も要チェック。シンク下に本体があると、かがんだり、収納内のモノを移動させたりする必要があり、大変さを感じやすいと言えるでしょう。
デザイン
水栓を別に設けたり、本体をシンク上に設置したりする機種の場合、キッチン全体のデザイン性に影響が出ることも。その点、水栓一体型はシンクまわりをすっきりと仕上げることができます。
浄水器を快適に使うための約束ごと
浄水器の品質をキープするためには適切なメンテナンスが必要です。機種ごとにカートリッジ交換時期が設定されており、交換を怠るとかえって有害物質が多くなるため要注意。カートリッジ定期配送サービスに申し込んでおくと交換時期を忘れにくい上、カートリッジ料金がお得になる場合もあります。
また浄水は、水に含まれる雑菌を消毒するカルキも除去されているため、保存性は低め。汲み置きでの利用は避けましょう。
クリナップでは、1台で4つの水を使い分けできる整水器をご用意。電解水素水、電解酸性水、浄水、湯、水道水を使い分けることが可能。すべての機能が1つの水栓にまとまっているためシンクまわりもすっきりと仕上がります。
手軽に安心できる水を楽しめる「浄水器」。コストやメンテナンスのしやすさ、デザイン性などにこだわるなら、キッチンのプランニング時に検討しておくべき設備だと言えるでしょう。どのような機種がある？ キッチンに組み込んだ際の雰囲気は？ など、ぜひショールームでお確かめください。
浄水器と整水器の違いは？
浄水器は不純物を除去しますが、整水器では浄水器できれいにした水をさらに電気分解し、「還元水素水*」をつくり出します。飲用や炊飯用・料理用など目的に合わせてpH値を変えることができます。
＊還元水素水とは、電気分解の電極反応で還元され、そのときに発生する水素を含んだアルカリ性の飲用可能な水であり、「アルカリ性電解水」と同一です。