いつかキッチンを選ぶ日に。
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キッチンの印象や使い勝手に差がつく、取手の選び方 knowledge
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キッチンの印象や使い勝手に差がつく、取手の選び方

キッチンで毎日のように直接手で触れる扉の取手。小さなパーツのようで、実はキッチンの印象や使い勝手を大きく左右する部分でもあります。使ってみて、後悔……とならないよう、数ある中からご自身に合ったものを選ぶ、取手の選び方をご紹介します。

目次

取手選びは扉とセットで!

取手と扉の組み合わせ方ひとつで、モダン調やアンティーク調などお好みのテイストに演出することができます。まずは見た目の面積の多くを占める扉を選び、それに合う取手はどれか、と選んでいくとスムーズです。お気に入りの取手が決まっている場合は、それに合った扉を選べば迷うことがありません。

取手とは切り離せない、扉の選び方の記事もぜひご参考に。

取手の種類と特長を把握しましょう!

形状や色違いで、さまざまな種類の取手のラインナップがあります。まずは、どんな取手があるのか知り、お気に入りの取手を探してみましょう。

ハンドル取手、バー取手

スタンダードな、扉面に持ち手を取り付けるタイプの取手。

◎順手でしっかりと握れるので、握力が弱い方も開閉しやすい。
◎さまざまな形状のハンドルがあり、キッチンを演出するアクセントになる。
◎取手にタオルが掛けられる。
△取手が出っ張っているため、作業や清掃時に影響がある。

ライン取手

扉の上部に指をかける取手を一直線に配置。逆手で扉を引きます。

◎出っ張りがなく、作業中に取手が体に当たらないので、動作がスムーズ。
◎すっきりとした見た目で、シャープな印象に。
◎フラットで掃除がしやすい。
△指先の力が必要なので、高齢の方や爪を伸ばしている方には不向き。

掘り込み取手

扉の上部に溝状に掘られたへこみ部分に指をかけるタイプの取手。順手で扉を引きます。

◎出っ張りがなくスマートで、どのようなテイストにもマッチ。
◎フラットで掃除がしやすい。
△対応している扉面材が限られている。
△指先の力が必要なので、高齢の方や爪を伸ばしている方には不向き。

取手レス

取手がなく、ワンプッシュで引出しを開けられるタイプ。

◎プッシュオープンなので、手がふさがっていても扉を開けられる。
◎出っ張りがなくスマートで、どのようなテイストにもマッチ。
◎フラットで掃除がしやすい。
△プッシュオープンは、小さなお子さまがいる場合は注意が必要。

3つのポイントから選ぶ、取手の選び方

多彩な扉と取手からベストな組み合わせを選ぶには? 迷ってしまったときは、メインでキッチンを使う人の使い勝手や家族構成、お部屋の雰囲気との相性など、理想のキッチン像の解像度を上げていくと、扉と取手も自ずと絞り込まれていきます。デザイン・利便性・安全性の3つの観点から取手の選び方をご紹介していきます。

❶デザイン

キッチンのデザインやインテリアにもトレンドがあり、それに合わせてデザイン性の高い取手も増えています。取手ひとつでもキッチンの印象は、ガラリと一変。まずは「見た目」に注目して選んでみましょう。

リビングのように居心地のよい空間にマッチする取手を

①デザイン性の高いショート取手をインテリアのポイントに

LDKをひとつながりとする間取りが増える中、多様なインテリアテイストに合わせやすい、ショート取手のバリエーションが増え、デザイン性の高いものも豊富に。家具のようなアンティーク調やゴールド仕上げ、削り出したような滑らかな形状のコッピング加工などさまざまで、インテリアのワンポイントになります。

②素材感のある扉を生かすなら、取手レスや掘り込み取手

おうち時間が増えたことで、キッチンもリビングのように居心地のよい空間にしたいと考える方が増え、木目や石目などの自然な風合いの扉や艶消し素材の扉の人気が高まっています。取手レスや掘り込み取手は、扉面に影響がなく、素材感を引き立ててくれるので、注目が集まっています。

ブラックカラーが定番に

①アクセントにブラックの取手を

スタイリッシュで高級感のあるブラックカラーをキッチンに取り入れる方が増え、取手にブラックを選ばれる方も増えています。従来から定評のあるシルバーとはまた違った印象で、ブラックがアクセントになり、キッチンコーディネートが引き締まります。

②落ち着いたブラックでLDK空間の統一感を演出

LDKがひとつながりの間取りも多く、キッチンもインテリアのように素材感のある扉で統一する方も。ブラックの取手は、素材感のある扉と相性がよく、なじむので、LDK空間に落ち着きを与えてくれます。

カラーシミュレーション

取手と扉の組み合わせは、カラーシミュレーションで確認できます。お気に入りが見つかるまで、いく通りでもお試しを。

  • Test1 ハンドル取手 

    Test1 ハンドル取手 

  • Test2 ライン取手  

    Test2 ライン取手  

  • Test3 取手レス 

    Test3 取手レス 

❷利便性

何よりも開閉のしやすさ、お手入れのしやすさなど使い勝手は譲れないポイント。メインでキッチンを使う方はもちろん、そのほかの家族の使いやすさ、将来も見据えて選ぶといいですね。

握りやすさ・開閉のしやすさ

ハンドル取手、バー取手は、順手でも逆手でも握れて、最も操作がしやく、高齢の方や子どもなど握力が弱い方でも、しっかり握れて力が入れやすいのでおすすめです。
掘り込み取手は、すっきりとしたデザインで人気がありますが、ネイルをしている方や手が大きい男性の方は、指を入れにくい場合もあるので、取手の深さに注意が必要です。
プッシュオープン式で、手がふさがっていても扉を開けられる取手レスは、とても便利ですが、その反面、うっかりヒザなどが当たって、意図せず開いてしまうことも……。

清掃性

ライン取手や掘り込み取手、取手レスは、扉面がフラットなので、汚れてもサッと拭けて楽にお手入れができます。

❸安全性

どの取手も使用上の注意を守って安全に使えば問題ありませんが、小さなお子さまがいる場合には、取手選びにも気をつけたいですね。ライン取手や掘り込み取手は、取手が出っ張っていないので、取手に頭などをぶつける心配がありません。
お子さまが扉を開けてしまう、とお悩みの方は、取手が目立ちにくいライン取手や掘り込み取手にするという手もあります。また、プッシュオープンは、ぶつかったときに誤って開かないように、ベビーガードを設けるなど対策をすると安心です。

しっくり手になじむ取手選びはショールームで

取手の引き心地の感じ方は人それぞれ。ショールームでは、実際にものが入った状態で扉の開閉が体験できるので、握った感覚や開閉の力加減などが体感できます。扉と取手の組み合わせも実物で確かめながら、比較・ご検討ください。

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