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小さい子どものキッチンでの事故を防ぎたい! 安全対策のポイントは? knowledge
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小さい子どものキッチンでの事故を防ぎたい! 安全対策のポイントは?

つかまり立ちの赤ちゃんや幼い子どもがいるご家庭にとって、キッチンは危険なモノが多い要注意スペース。お子さまがケガをしないように、安全対策をしっかりしておきたいものです。今回は、少しの工夫で安心感が高まるキッチンにするための有効なアイデアをご紹介します。

子どもにとって、キッチンは危険がいっぱい!

キッチンは、包丁に触ってケガをしたり、フライパンや炊飯器の熱でやけどをしたりすることがあるため、幼いお子さまがいる家庭にとって注意が必要な場所です。まずはどんな危険があるのか改めて知っておきましょう。

① 洗剤・調味料の誤飲

カラフルな色の洗剤は、子どもが興味を持ち飲み物と間違えて飲んでしまうことがあります。また、塩・しょうゆなどの調味料は塩分濃度が高く少し飲んだだけでも危険があるので注意が必要です。

② 包丁やスライサーによる切り傷

戸棚や収納扉の中に入っている包丁やスライサーに触ってしまうこともあります。口に入れてしまう危険性もあるので、子どもの手の届かない場所にしまっておくことが大切です。

③ 電源コードを引っ張ったときのケガ・やけど

ケトル・トースターなどの電源コードに足を引っかけたり、コンセントを引っ張るなどして、大やけど・打撲などにつながる可能性があり、注意が必要です。

④ コンロのいたずらで火事・ガス漏れ・火事に

いたずらでボタン・スイッチ・つまみ操作したときに、ガス漏れ・火事につながることがあります。力の弱い乳幼児でも簡単に着火できることもあるので、ボタンやスイッチに触れさせない対策をしましょう。

⑤ ゴミ箱からの誤飲

キッチンのゴミ箱の中には消費期限の切れた食品や生ゴミなどが入っているため、食べ物かどうかを判別できない2歳くらいまでは、ゴミ箱を手の届かない場所に置いておくのがおすすめです。

⑥ 下段の収納物にも配慮する

下段に収納物は、万が一開けてしまうことも考えて、刃物や割れ物などを入れないようにしましょう。

まずは簡単にできる市販グッズを使った安全対策を

キッチンの安全対策でまず考えるべきなのは、幼い子どもがキッチンへ入ってくるのを防ぐこと。有効な方法の一つとして、入口にベビーゲートを設置することが挙げられます。乗り越えて転落などしないように、サイズや高さをしっかり確認しましょう。
キッチンのレイアウトごとに、いくつか設置方法をご紹介します。

 

ベビーゲートを設置

ベビーゲートは階段や玄関などにも設置できます

ペニンシュラキッチンの場合

ペニンシュラ型の対面キッチンの場合、通路が一方向だけなのでベビーゲートの取り付けは一箇所のみ。他のレイアウトに比べて設置しやすいといえるでしょう。

例1:キッチンの側面からキッチン横の壁につける

例2: 造作壁やキッチン前面からキッチン背面の壁につける

棒やボルトを伸ばして壁に固定する「つっぱり式」のベビーゲートを設置する場合、例2のようなレイアウトではキッチンの引き出しに干渉する可能性があります。
その場合、置くだけで設置できる「自立式」のベビーゲートの利用も検討するといいかもしれません。ただし、幅に制限があったり支えがないことでガード力が弱かったりするので、設置前にしっかり確認するようにしましょう。

 

壁付けキッチンの場合

例1:キッチンのエリアにベビーゲートを設置する

シンクやコンロ、さらには冷蔵庫が一列に並んでいる壁付けキッチンの場合、つっぱり式のベビーゲートで通路を塞ぐのが難しくなります。そのため、コの字やL字に対応している自立型のベビーゲートを利用してキッチンのエリアに子どもを入れないようにするのがいいでしょう。囲う範囲によってはキッチンの使い勝手が悪くなってしまうため、設置前にゲートの長さやキッチン間口の確認がおすすめです。

例2:一箇所のベビーゲート設置で対応できるケース

壁付けキッチンでも、独立型に近い間取りや背面収納がある場合は、ペニンシュラキッチンのように1カ所のベビーゲートで安全対策ができます。

アイランドキッチンの場合

アイランドキッチンの場合、両側に通路があるのでベビーゲートを2箇所に設置する必要があります。間取りによっては、空間や通路が広すぎて設置が難しいこともあるので、もし購入を検討している場合には、ベビーゲートの対応サイズをしっかり確認するようにしましょう。

ベビーサークル設置

I型キッチンやアイランドキッチンなど、ベビーゲートの設置が難しいレイアウトの場合には、ベビーサークルをリビングやダイニングに設置する方法もあります。ベビーサークルを選ぶときにベビーゲートとしても使用できるものを選ぶと、キッチン空間とリビングダイニングを仕切るゲートとしても活用できます。

__aya.homeさまの場合、リビング側に設置していたベビーゲートを、子供が歩けるようになりキッチンに入りイタズラを防止するため、キッチンとリビングダイニングを仕切るレイアウトに変更しました。キッチン側の不安を防げる安心感のある使い方ですね!

キッチンの空間自体を安全にリフォーム

より安心感を求めるのであれば、キッチン自体をリフォームするのがおすすめ。安全性に加えて、家事の効率が高まるキッチンをつくることができます。

① 吊戸棚を取り付ける

子どもの手が届かない収納としておすすめなのが「吊戸棚」。クリナップのオートムーブシステムなら、コードクリップの付いたコンセント付きで、電源コードに引っかかるなどの危険も軽減されます。

② Siセンサー付きガスコンロ

古いコンロを長年使用している場合は、温度を見守るSiセンサー付きの新しいコンロに切り替えを。また、チャイルドロック機能が搭載されているかも確認するのが良いでしょう。

③ IHクッキングヒーター

火を使わないため、やけどや火事の心配が少なくなります。こちらもチャイルドロックの搭載は要チェックポイントです。

④ やけど防止に配慮した食器洗い乾燥機食洗器

ビルトイン食洗機の排気口は、高温になった排気でやけどをする恐れがあります。排気口の位置が上向きになっていたり、温度を下げてから排気するなど、子どもにも配慮した食洗機を選ぶと良いでしょう。高温・高圧洗浄や除菌機能があるものは、手で洗う場合に比べてより衛生性を保てます。

⑤ 調理台下のスペースにゴミ箱収納を配置

子どもがゴミ箱をあさって腐ったものや危ないものを口に入れないよう、「隠す」「収める」などの対策をすると安心です。リフォームの際に、調理台下やキッチンボード内にあらかじめゴミ箱の収納スペースを確保しておくのがおすすめです。

⑥ 取手を選ぶ

バー取手やハンドル取手などは、子どもが立ち上がったときに頭をぶつけてしまうことも。フラットなライン取手や掘り込み式取手を選ぶのがおすすめです。

⑦ 壁付けキッチンから対面キッチンへのリフォーム

料理中もリビングにいる子どもを見守れるように、壁付けキッチンから対面キッチンにリフォームするのも有効な方法です。子どもとのコミュニケーションも自然と増えるので、安全対策の前提となる家族のつながりも深まっていくのではないでしょうか。

まとめ

子どもや赤ちゃんの事故を防ぐために大切なキッチンの安全対策と、リフォームのポイントをお伝えしてきました。
レイアウトやキッチンのタイプによっても安全対策は異なりますが、グッズや設備を+αの安全対策にして、お子さんの安全を守れるキッチンをめざしましょう。

実際のキッチン機能を確認したい場合は、ぜひショールームにお越し下さい。クリナップでは、キッズコーナーやおむつ替えシートなど、お子さまと一緒にご来場いただいても安心できるサービスや設備を整えています。
詳しくはお近くのショールームの詳細ページの「サービス・設備」のアイコンをご確認ください。

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