時短家事の心強い味方、食器洗い乾燥機。キッチンと一体化した「ビルトイン食洗機」は、キッチンを選ぶ際に採用するかどうか悩まれる方も多い設備です！
この記事では、「ビルトイン食洗機」のメリット・デメリットや選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。キッチンを購入する前に、ぜひ検討してみてください。
目次
「ビルトイン食洗機」とは？メリット・デメリットを知ろう
面倒な後片付けの手間を減らしてくれる食器洗い乾燥機。高温のお湯で洗浄するため油汚れや雑菌などもすっきりキレイになるうえ、最近は性能がより進化し節水・省エネ性能もアップしています。共働きで忙しい、手荒れが気になる、小さなお子様がいて食器の清潔さにこだわりたい方にもおすすめです。
食器洗い乾燥機には後付けできる「卓上型食洗機」と、キャビネット内に設置する「ビルトイン食洗機」があります。今回は「ビルトイン食洗機」のメリット・デメリットについてご紹介します。
メリット
設備がキャビネット内に格納されるため、キッチン空間がすっきり。作業スペースを圧迫せず、調理の邪魔にもなりません。使った食器や調理道具をシンクや作業スペースから最短距離でセットできるので、後片付けをよりスムーズに済ませることができます。
デメリット
本体代に加え水道・電気工事代がかかる点が挙げられます。またキャビネットの一部に格納されるため、収納量が減る点にも注意が必要です。
スライドオープンタイプ、フロントオープンタイプの2種類から選べる！ライフスタイルに合った機種の選び方
ビルトイン食洗機にもさまざまなタイプがあります。機種選びの3つのポイントをご紹介します。
庫内容量
最も重要なのは、一度に洗える「容量」。人数が多い、品数が多く食器をたくさん使う、1日の食器をまとめて洗いたい…など、洗浄する食器が多くなる場合、庫内容量が大きいタイプを選ぶと良いでしょう。「約○人分」「約○点」など機種ごとに記載されている目安量を参考にします。
浅型（ミドルタイプ）
深型（ディープタイプ）
フロントオープン型
同じ間口でも、スライドオープンタイプの浅型（ミドルタイプ）と深型（ディープタイプ）、またフロントオープンタイプでも容量が大きく変化します。高さのある飲み物用ポットや大きな調理道具を入れるならスライドオープンタイプの深型や、フロントオープンタイプがおすすめです。
食器のセットのしやすさ
食器の入れやすさも機種選びのポイントの一つ。いろいろなサイズの食器をセットしたい、鍋やフライパンなども一緒に洗いたい、後から出た洗い物も追加で入れたいといった場合はフロントオープンタイプがおすすめです。
扉が大きく開き、内部の網カゴを前面に引き出して食器をたっぷり入れることができるフロントオープンタイプ。後から出た洗い物もササッと手早く入れられます。
デザイン＆機能
デザイン性にこだわりたい方は、キッチンの扉面材と同じ面材を使用できたり、枠や操作パネルが前面に出ない機種などがオススメです。ちなみに、クリナップでは海外製のミーレ社の食洗機であっても、けこみ部分(足元)のデザインが周りのキャビネットと揃うといった＋αのこだわりも。
便利機能にこだわりたいといった声にも応えられるよう、ビルトイン食洗機は進化し続けています。プラズマクラスター（＊）を搭載し庫内の清潔性にこだわったタイプ、扉を2回ノックするだけで自動的に開くタイプなど、きめ細かなニーズに合わせた機種を選ぶことができます。
＊プラズマクラスターマーク及びプラズマクラスター、Plasmaclusterは、シャープ株式会社の商標です。
「ビルトイン食洗機」は後付けできる？後付けの際は注意点も
リフォームでキッチンを一新したり、家を新築したりといったタイミングで採用されることの多いビルトイン食洗機ですが、既存のキッチンに後付けすることも可能です。ただしキッチンのサイズや、キャビネット内に十分なスペースがあるなど条件を満たす必要があります。
後付けの際はキャビネット内部の給排水管・給湯管の接続工事や電気工事が必要になるため、費用が膨らむ可能性も。場合によってはキッチン全体を取り替える方が割安になるかもしれません。また既存扉と同じ材質・カラーの面材がなくデザインが浮いてしまうといったケースもあり注意が必要です。
まとめ
キッチン空間をすっきりと見せながら、時短家事もサポートしてくれる「ビルトイン食洗機」。メリット・デメリットを比較しながら、ライフスタイルに合わせたキッチンづくりを楽しんでくださいね。
ショールームでは「ビルトイン食洗機」の実物をご覧いただけます。どのくらい食器が入るのか、扉の開閉がスムーズかどうか、食器がセットしやすいかどうかなどをぜひ体感ください。
