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油はねガード(ガラスパネル)でキッチンの油はねを防止!選び方から設置事例までを紹介 knowledge
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油はねガード(ガラスパネル)でキッチンの油はねを防止!選び方から設置事例までを紹介

昨今人気のある、オープンな対面キッチン。家族とコミュニケーションをとりながら調理できるのが魅力である一方、作業中の油はねが気になるという方も多いのではないでしょうか?

今回は、油はねの問題を解決する、「油はねガード(ガラスパネル)」について、その種類やメリット・デメリットを解説します。
設置事例もご紹介しますので、キッチンプランの参考にしてみてくださいね。

※クリナップのラインナップ名称:「フロントスクリーン」

目次

※本記事に掲載している画像には、現在販売終了している商品や、当社以外の商品が含まれている場合があります。

油はねガード(ガラスパネル)の種類

油はねガード(ガラスパネル)とは、キッチンでの調理作業中に発生してしまう油はねを防止するため、コンロ前に設置するパネルのことを言います。

油はねガード(ガラスパネル)の種類は主に3つ。ウォールタイプ、固定式スタンドタイプ、可動式スタンドタイプに分けられます。

まずは、それぞれの特徴をご紹介しましょう。

種類1.ウォールタイプ

レンジフードとコンロの間を隙間なく埋めて、壁のように設置するウォールタイプ。
上下に空間がなく、コンロ全体をカバーしているため、しっかりと油はねをガードしてくれるのが魅力です。
料理をつくることが好きで良くコンロを使う方や、揚げ物や中華料理など油を多く使うメニューを頻繁に作る方におすすめです。
「せっかくの対面キッチン、コンロ前に壁があるともったいない・・・」と感じてしまう方でも、これならリビング側が透けて見えるので、閉塞感も軽減されます。

※クリナップのラインナップ名称:「フロントスクリーン 」

種類2.固定式スタンドタイプ

ワークトップにビスなどで固定して設置するスタンドタイプです。
パネル部分は下部のみで、上部には空間が空いているため、とても開放感があります。
しかしながら、その分面積が少なくなるため、ウォールタイプと比較すると、油はねを完全にガードすることはできません。作る料理の種類によっては、気をつけたほうが良いでしょう。
最低限の飛び散り防止と、リビング・ダイニングとのつながりを両立させたい方に、よく選ばれています。

※クリナップのラインナップ名称:「フロントスクリーン ロータイプ」

種類3.可動式スタンドタイプ

据え置き型の可動式スタンドタイプは、ガラス素材のメーカーや日用品を取り扱う店舗・ネットショップなどで販売されています。
前述の固定式とは違い、設置用に穴をあける必要がありません。
調理している時以外は移動しておくこともできるため、油はねだけでなく、水はねが気になるシンク側にも設置する方も。
多くのキッチンメーカーの場合、後付けができない油はねガード(ガラスパネル)ですが、このタイプなら置くだけなので、ご自身で購入し、自由に設置できます。

油はねガード(ガラスパネル)のメリット・デメリット

油はねガード(ガラスパネル)の3つの種類について、特徴をご紹介しましたが、それぞれのメリット・デメリットについてまとめました。 

ウォールタイプ

メリット

・コンロ前をしっかり覆うため、油はね防止効果が高い

・通常の壁に比べ、やや開放的

デメリット

・面積が広い分、油汚れの付着が気になる

・他の2種類に比べて金額が高くなる場合も

固定式スタンドタイプ

メリット

非常に解放感があり、リビング側とのつながりを保てる

・空間のデザイン性を損なわない

デメリット

広く飛び散ってしまう油はねまでは防止しにくい

・ワークトップに穴あけが必要

可動式スタンドタイプ

メリット

・いつでもあとから簡単に設置でき、移動も可能

デメリット

・すき間が空いてしまうため、ガード力は若干劣る

以上のように、種類ごとに良い点と懸念点があります。ご自宅の空間や、ご自身の料理のスタイルなどと照らし合わせて、どのタイプが良いかを考えましょう。

後付けはできない?後悔しないためには

自分の暮らしに油はねガード(ガラスパネル)が必要かどうか判断できず、「新しいキッチンを使ってみてから、もし必要なら後付けすればいいや」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実は、ほとんどのキッチンメーカーでラインナップされている、ウォールタイプや固定式スタンドタイプは、キッチン本体と同時に取り付ける仕様になっており、後付けができません! ワークトップに穴をあけたり、ビスどめしたりと、加工が必要なためです。

新築やリフォームをしたあとで、「油はねが気になってきたから、やっぱり取り付けたい!」と思っても、設置は難しいということを覚えておきましょう。

今お使いのキッチンで、油はねに困っている方や、壁付けキッチンから対面キッチンへの変更を考えている方は、十分に検討しておくことが大切です。

掃除方法

油はねガード(ガラスパネル)は、油はねからキッチンを守ってくれる存在であることをご紹介してきましたが、油はねガード(ガラスパネル)そのもののお手入れ方法についても、触れておきましょう。

付着してしまった油汚れは、スポンジや水を含んだ布に、台所用の中性洗剤をつけて洗います。洗ったあとは、水を含んだ布で洗剤を拭き取ってから、乾いた布で十分に水気をぬぐいます。

キズがつく恐れがありますので、金属タワシや、研磨効果の高いクレンザーなどの使用は、くれぐれも避けましょう。
油がはねる料理をしたときは、すぐにサッと拭いておけば、頑固な汚れになってしまうのを避けられますよ。

設置事例を紹介

油はね防止は魅力的だけれど、見た目はどうなるの? と不安な方に向けて、ここからは、実際のガラスパネル(オイルガード)設置イメージを、事例写真を使ってご紹介します。

事例1. 解放感のある都会的な空間を実現!

大きな窓が特徴の、明るく都会的なLDK。

ウォールタイプのガラスパネル(オイルガード)があれば、開放感のあるスタイリッシュな空間で、ストレスを感じることなく、存分に料理を楽しめます。

・キッチンシリーズ:STEDIA

・キッチンレイアウト:フラット対面I型

・油はねガード(ガラスパネル)の種類:ウォールタイプ ※フロントスクリーン ハイタイプ

事例2. デザイン性の高いアイランドキッチンの強い味方

キッチン本体だけでなく、レンジフードや周辺収納にも同じデザインの扉をコーディネートしたアイランドキッチン。
ザイン性を損なうことなくインテリアに馴染む、固定式スタンドタイプがぴったりです。

・キッチンシリーズ:STEDIA

・キッチンレイアウト:アイランド型

・油はねガード(ガラスパネル)の種類:固定式スタンドタイプ ※フロントスクリーン ロータイプ

事例3. シックで大人な雰囲気も邪魔しない

夫婦でキッチンを囲み、おつまみを作りながらお酒を愉しむ大人の空間。
固定式スタンドタイプなら、ブラックのセラミックワークトップやチャコールカラー扉が作る、シックで落ち着いた雰囲気も壊しません。

・キッチンシリーズ:CENTRO

・キッチンレイアウト:フラット対面I型

・油はねガード(ガラスパネル)の種類:固定式スタンドタイプ ※フロントスクリーン ロータイプ

事例4. 家族とのコミュニケーションも良好に

キッチン側からだけでなく、リビング・ダイニング側にいる家族からもお互いの様子が見えるキッチンです。
ウォールタイプなら、近くにあるダイニングテーブルに家族が座っている時、油はねの心配がいらないのも嬉しいポイント。

・キッチンシリーズ:rakuera

・キッチンレイアウト:フラット対面I型

・油はねガード(ガラスパネル)の種類:ウォールタイプ ※フロントスクリーン ハイタイプ

事例5. 白基調の北欧インテリアに寄り添う

キッチンに同化しながらも、機能性を発揮する、固定式スタンドタイプ。
白のベースカラーと、ビビットなアクセントカラーが織りなす北欧風インテリアにも、そっと寄り添ってくれる存在です。

・キッチンシリーズ:STEDIA

・キッチンレイアウト:フラット対面I型

・油はねガード(ガラスパネル)の種類:固定式スタンドタイプ ※フロントスクリーン ロータイプ

おわりに

油はね対策に便利な油はねガード(ガラスパネル)について解説してきましたが、いかがでしたか?
キッチンメーカーでご用意している、ウォールタイプや固定式スタンドタイプの場合は特に、後付けができないため、新築やリフォームの際は、はじめに必要の有無を考えておくことが重要です。

ぜひ、それぞれの種類の特徴を理解した上で、油はねガード(ガラスパネル)が必要かどうか、どのタイプが自分に合っているかを検討し、後悔しないキッチン選びをしてくださいね。

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