キッチンと暮らしのまん中で輝く人
教室ストーリー
苦難な日々を乗り越えて
お教室を続けるため、模索の日々
2004年夏ごろから20年以上お教室を主宰している安部先生。
当初から変わらず、パン・お菓子作りがメインのレッスンですが、現在はパンに合う時短料理のレッスンも行っており、活動の幅を広げています。

安部先生が主宰するお教室「あベーカリー成城」。
ご自身の苗字と、パン教室=ベーカリーということで、分かりやすい名前をとご主人様が命名してくださったそう!
そんなご主人様は、数年前病に倒れてしまい、看病も相まって、お教室がまったく開催できない日々だったとのこと。
それ以前はコロナ禍だったため、リアル開催が困難になり、レッスンがしたいという方からご連絡を受け、個別で開催するなど、ここ数年は苦境の日々でした。
「最近になってやっと復帰できて、レッスンができるようになり、喜びをかみしめています。」
苦難の時代でも、元々少し手を付けていたZOOMを使ったオンラインレッスンに本腰を入れるなど、様々模索し続けた安部先生。
「オンラインはアロマフードコーディネーターの資格取得講座を開催しています。座学とデモンストレーション型のレッスン、両方を学ぶことができるんです。オンライン越しに生徒さんが作ってくれるので、しっかり身につくと思います。」
決してあきらめず、お教室を続けていく術を考え続けた安部先生。 その努力がこうして今もたくさんの生徒さんを笑顔にしているのだなと感慨深いですね。

みんなの笑顔と「作りやすさ」を大切に
安部先生の対面レッスンは、主にパンレッスンが主軸となり、発酵の時間に様々な時短料理を学ぶことができます。
「これ、切ったらあとは混ぜるだけなんですよ。」
「あとはこれを乗せるだけなんです!」
など、そのポジティブな言葉たちが、より生徒さんの関心を惹きつけ、家に帰ってからも「あれを作ろう!」という意欲が湧きそう。
基本的にはレシピを片手に進んで行くので、生徒さんは帰ってからの再現もしやすそうです。

お教室は皆さんで一緒に作り上げていくスタイル。
一人一人が実技出来るよう、工程を順番に生徒さんに回していきます。
複数人で一気に作業を進める場合は、皆さんが分担して調理する場面も。
その時その時、臨機応変にレッスンする様は、さすがの貫録を感じます♪

レッスンは「賑やかだったり、とっても熱心だったり、その回の集まる生徒さんによって雰囲気は全く違いますね。」という安部先生。
私が拝見したお教室は、お料理のお話だけでなく、ご近所やご家族のプライベートなお話、までお話の内容は多岐にわたっており、ニコニコ笑顔の絶えない、とても楽しげなレッスンでした♪
テーブルに並べられたお料理は、まるで時短料理とは思えない華やかさ!
皆さんで作ったお手製のパンも並んで、さわやかな装いと良い匂いがお教室中に立ち込めます。


「お教室は食で笑顔になる場所。参加者の皆様に勇気を与えてもらっています。」
そんな安倍先生のお教室にぜひ足を運んでみてくださいね。
常に明るく、お教室の最中もずっと笑顔が絶えなかった安部先生。そんな安部先生も、様々な困難や苦悩の日々を過ごされ、まい進し、今日のお教室に繋げたのだなということがひしひしと伝わってきました。まさに根性と持ち前の明るさの大勝利。そしてそんな先生のお人柄に生徒さんも惹かれているのではないでしょうか。次回はキッチンと暮らしのまん中で輝く人~教室ストーリー~安部先生、後半です。
ディレクション:株式会社COOK ART
インタビュー:エリ
撮影: 佐藤 幸一
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