キッチンと暮らしのまん中で輝く人
教室ストーリー
一途に続けてきたパン作り
酵母に魅せられた30年
『パン教室に行き始めて、こんなに楽しいとは。
こねて、叩いて、発酵待って、いろんな成形があって、たべたら、超美味しい!
毎回パン教室が楽しみです。また、美味しいと食べてもらえると、幸せです。』
と、生徒さんからの熱いラブコールが鳴りやまない佐々木先生。
そんな先生は、1994年に開業して以来、一途にずっとパンを作り続けています。
ただ、その内容は日々進化。
当初はイーストで作るパンのみだったそうですが、ホシノ天然酵母を扱うようになり、今では自家培養酵母でのパンレッスンも人気。
様々なタイプのパンを作る佐々木先生は、それぞれに魅力があるのだと言います。


「イーストは、何と言っても手に入りやすくて、発酵の時間も短く、手軽に作れるところが魅力です。パン初心者の方にはお勧めだと思います。」
「ホシノ天然酵母は、お湯で溶かしてだいたい1日ぐらい発酵させて使えるようになります。捏ねた生地を冷蔵庫に入れて発酵を抑え、時間の調整もできます。味が安定しているのも魅力的です。」
そして、自家培養酵母について。
「自家培養は本当に手間がかかります。消毒されていない花を使うので、自宅でバラやホップなどの植物を育ててその花を摘んで瓶に詰め、酵母を育てます。起こすのに1週間以上かかるものもあります。」
自家培養酵母を起こす植物は安全性が確実なものだけで、ものによっては使えないものもあります。果物も同じです。
「自家培養は本当に難しくて、やり始めた当初、1年試行錯誤を繰り返して、まともにパンになったのは2回だけでした。」
それでも、自家培養酵母と向き合い続けた佐々木先生。発酵の専門家に相談して、ヒントをもらったりして改善を重ね酵母が起こせるようになりました。
「何年も試行錯誤を繰り返しましたが、身近なもので酵母を起こしパンが出来た時はとても嬉しかったです。」
先生のその努力が実り、自家培養酵母レッスンは今では看板メニューの1つです。

先生は子育てをしながらパン作りに励んでいましたが、中々上手く作ることが出来ず、パン教室に通い始め、パン作りに夢中になったそうです。
お子様のおやつにパンを焼いたりご近所の方へ差し上げたりしていましたが「売ってほしい」と言われるようになり、「それなら自分で作れるようになって欲しい」と思い、パン教室を始めたそうです。

日常に焼き立てパンがある日々を
「自分でパンが焼けるようになった!」
と生徒さんから嬉しい報告をいただいたり、「上手く焼けなかった」という相談もいただいたりします。
そんな時は、写真を撮ってもらい、上手くいかなかった理由を一緒に考えるようにしている先生。
「理由が分かると次から失敗しにくいですから。レッスン中はもちろん、ご自宅でのパン作りも気にかけています。皆さんが楽しくおいしいパン作りが出来るようにと思っています。」
取材に入った日は、ちょうどイーストの手ごねパンレッスン。
レッスン内容は生徒さんのリクエストに応じて臨機応変に対応しているそうです。
パンは1人分ずつ生地が用意されていて、しっかりと手技を学ぶことができます。
それぞれのペースで作ることが可能で、慣れている方も初心者の方も、安心してレッスン出来そうです。

この日のレッスンはおさかな焼きカレーパンなので、発酵の間に持ち帰り用の魚の型を作るちょっとした工作もしました♪
作り方は先生がていねいに教えてくれました。型を作って持ち帰るので家に帰ってからもおさかな焼きカレーパンが再現できますね!

生徒さんからは、
『少人数で楽しい会話をしつつ、パンやお菓子作りを習っています。
材料は、安心・安全な物を先生が準備してくれます。
先生の経験に基づいたアドバイスも多く、とても有意義な時間です。』
などの感想が届いており、先生の的確なアドバイスは、生徒さんにとても喜ばれています。
型に生地を敷きお手製のカレーを入れて焼き上げ、目をはり付けておさかな焼きカレーパンの出来上がり!
可愛らしい見た目は、お子さんも喜ぶこと間違いなし。
教室では先生が作ったパンを試食し、生徒さんが作ったパンはご自宅に持ち帰ってご家族で味わってもらいます。
「生徒さんのご家族も美味しいパンを食べて、一緒に楽しんでほしい」という先生の想いが詰まっています。

『お教室のパンは、そのパンに一番合う材料を選んでくださっているので、格別に美味しいです。先生の丁寧な指導とパン以外でもお料理のヒントなどたくさん教えていただいたりしています。毎回レッスンが楽しみです。』
という生徒さんの言葉に、先生の生徒さんへの愛がしっかり伝わっているのだなと実感。

仲良く、お話に華が咲きながらも穏やかで、ゆったりと流れる時間に、特別じゃない、日常のパン作りの幸せがここにはあるなと感じました。
穏やかに明るくお話される佐々木先生は、パン作りに魅せられたきらきらの笑顔が絶えず、ご自身が、本当にパン作りが大好きなことが伺えました。好きな事をされている佐々木先生だから魅力的に映り、だからこそ学びたい!と思う生徒さんは多そうです。
次回はキッチンと暮らしのまん中で輝く人~教室ストーリー~佐々木先生、後半です。
ディレクション:株式会社COOK ART
インタビュー:エリ
撮影: 早嵜寛子








