キッチンと暮らしのまん中で輝く人
教室ストーリー
みんなに喜ばれる贈り物
「Vegefrulife 菜果の森」 森田ゆみこさん
「食べる」ことは元気の源
――食に関わるお仕事をしてみて、意識が変わったことはありますか?
もともと義母と暮らすことを前提として野菜ソムリエの資格を取得したんですが、ほんとうに食べることって大切だなと実感しています。
田舎に帰った当初、義母は老人性鬱のような症状に陥っていて、食がとっても細くなっていました。食べるときもあれば、食べないときも多々ある状態で。
そんな状態だったので、入院するか、自宅で過ごしてもらうか…の二択を迫られたんですが、私は「毎日ご飯を作って、少しずつでも食べてもらえれば」と思い、自宅で過ごしてもらう選択をしました。

義母に元気になってほしくて
きっとその方が、義母にとっても気持ち良く過ごせるだろうと思って。
この時、野菜ソムリエをとしての知識が大活躍して、美味しいお野菜を美味しく、少しずつでもいいから食べてもらう…ということを数か月続けたんです。
そうすると、初めは全く食べられなかった義母が、どんどん食べられるようになって。
数か月後には以前に比べて元気になって、お薬も減らすことが出来ました。 本当に、食べることって大切だなとしみじみ実感しています。

元気な人は「食べて」いる!
――食べる大切さは身をもって実感されているんですね。贈答用としての野菜ブーケもたくさんの方の「食べる」を手助けできてそうです。
そうなんです。
皆さん結構遠方からお申込みしてくださって、わざわざ高速に乗って取りに来てくれています。
結婚式など含め、様々なイベントやお祝いでご利用いただきますが、
「お母さんの具合が悪かったのですが、可愛い野菜ブーケのおかげでちょっとずつ食べられるようになりました」
と後からご感想を頂けることもあって、喜びもひとしおです。

結婚式などでも活躍する野菜ブーケ
マルシェでも野菜ブーケのワークショップをします。その際はお子様がすごく喜んでくれて。「ママにさっきの野菜ブーケを蒸し野菜にしてもらった!」とニコニコとした笑顔で感想をもらえたりもします。
野菜ブーケだけでなく、当日中にお受け取り可能で食べてもらえる近くの方には、フルーツカッティングもお渡しできるので、お子さんの誕生日でもご依頼を頂いたりして。
「可愛いから来年もお願いしたい!」と笑顔のお子さんのお写真を送って頂くと、こちらまで嬉しい気持ちになりますね。

感想を頂けると励みになります
お教室では資格取得も
――そうやって、沢山の方に「食べる」きっかけを作っているのが森田先生なんですね。先生と同じように働きたい!と思った場合は、先生のお教室で資格を取得することは可能ですか?
はい、現在野菜ブーケでしたら初級まで取得可能です。
フルーツカッティングについても9月よりプロ育成コースが始まります。しっかり学んで頂けるように、マンツーマンでの指導をし、プロとしてのそれぞれの夢を叶えるクリエイターを育てます。
もちろん、今まで通り趣味で楽しくカッティングしたい方用のレッスンも残していくので、それぞれの目的に合わせてレッスンを選んでもらえればな、と。
ゆくゆくは贈答用―ギフトのレクチャーなどもできたら嬉しいですね。

ぜひ一緒に始めましょう!
=======================================================
「元気になるには食べること」「喜んでくれる皆さんの笑顔」そのどれもが先生が生きてきた中で感じた大切な事。そんな先生だからこそ、皆さんに愛されるのだろうなと感じました。次回はいよいよ最終回です。
ディレクション:株式会社COOK ART
インタビュー:太田 えり
撮影:上山 隆憲
プロフィール

「旬産旬消」その時期に採れるものは、その時季の身体もこころも健康にしてくれます。 全国を転々としながら3人の子育てを経験し、旬の野菜・フルーツの持つ自然の力の大切さを実感しました。そして今自然豊かな地に定住し、豊かな野菜・フルーツに囲まれた生活を楽しむ贅沢な日々です。 このゆたかな野菜・フルーツをフルーツカッティングや野菜ブーケにして多くの方に届けたいと「Vegefrulife菜果の森」を作りました。拘りの農家さんや子供たちの未来のために野菜・フルーツの素晴らしさを伝えています。