「グリーン×無機質」異素材の調和が生みだす、オアシスのようなリノベ空間

「グリーン×無機質」異素材の調和が生みだす、オアシスのようなリノベ空間 case

3min

Uさま（東京都）

STEDIA／2列型／マンション

緑あふれる夢の暮らしをリノベーションで実現

まるでオアシスのよう。吊るした植物たちが天井からのびやかに葉を広げ、リビングダイニングを心地よく彩っています。築33年の建物とは思えないほど素敵なお住まいにフルリノベーションされたUさま。
「この家に出逢ったときにはグリーンをハンギングして緑あふれるイメージができあがっていました」。
ご夫婦ともにグリーンが映えるお家にしたいというのが、リノベーションで一番重視したポイントだったといいます。
「自然のものと無機質な素材をミックスさせたかったんです」と話すUさま。コンクリート調の壁やアルミニウムの存在感があるダイニングテーブルの質感に、植物の柔らかさや木のあたたかみが絶妙に溶け合い、洗練された安らぎのある空間が生まれています。
Uさまは、実はルームスタイリストであり、整理収納アドバイザーでもあるということで、あちこちにちりばめられたワザとこだわりを見せていただきました。

キッチンもグリーンが映えるステンレスを

「清潔感があって、シャープでかっこいい」と惚れ込んだSTEDIAのキッチンは扉までステンレス。キッチンもグリーンが映える素材を選び、色数を少なめにして統一感のある空間に仕上げています。ワークトップのステンレスはヘアラインなので、落ち着いた質感でキズなどが目立ちにくいのも助かっているそう。

キッチンのレイアウトは、独立型から壁を取り払ったオープンな空間にリノベーション。
「どこにでもすぐ手が届く“コックピット感”があって快適です」とUさま。限られたスペースを活かした機能美が、家事を軽やかにしてくれます。

生活感を抑えながらも機能的で使いやすい

スッキリとまとまりのあるキッチンですが、機能も充実。流レールシンクや洗エールレンジフードなど、お手入れがラクになる機能を積極的に取り入れています。
「お掃除が苦手なので、洗エールレンジフードは絶対に付けたいと思っていました。フィルター掃除はタイミングを教えてくれてお湯を入れボタンを押すだけ、後はまわりを拭くだけできれいになるので本当に助かっています」

「生活感のあるものは最小限にしたいので、電子レンジはビルトインを採用しました。トースターと炊飯器もありませんが、グリルでトーストできるし、ご飯はコンロの炊飯モードを使うとお鍋で簡単においしく炊き上がります」
キッチン上に置いてある家電はコーヒーメーカーのみ。整った空間づくりにはモノを持ちすぎないこともポイントのようです。

収納を見せていただくとあまりの美しさに“圧巻”のひと言。収納のコツは「使いたい場所に使いたいものを置く」が鉄則だといいます。たとえばお鍋は火にかける前に水を入れることが多いのでシンクのそばに収納します。さらに重ねすぎない、ひと目で見渡せるなど、“しまいやすく取り出しやすい”仕組みづくりを徹底。
「雑多なものはすべてケースに入れて、収納の中へ。ケースの色や形も揃えて、目に入る情報量を減らすことでスッキリと生活感を感じさせない空間になります」

統一感のある空間だからお気に入りが映える

整った空間にするための一番の秘訣は？と尋ねると、「色数を少なくして統一感を出すこと」とUさま。だからこそ、お気に入りのアイテムの一つひとつがキラリと際立ちます。
「キッチンに立ったときに気分が上がるように、好きなものが見渡せる配置にしています。逆にダイニングテーブルの夫の席からは、キッチンに飾っている花が楽しめます」

ダイニングテーブルは、ご主人が6年かけてようやく見つけた思い入れのあるアイテム。Uさまも「便利だからといってものを増やすより、目に入るところにいつも置いて気分が上がるものを厳選して、好きなものに囲まれた豊かな暮らしが理想です」と語ります。

家族の気配が感じられる安心の住まい

「キッチンに立っている時間が長いので、リビングやダイニングにいる家族の気配が感じられるのがうれしいですね」とUさま。ダイニングテーブルで娘さんが折り紙をしたり、絵を描いたりしているのを見守りながら家事ができます。Uさまが料理をしていると娘さんがキッチンの反対側に立ち、向かい合ってお手伝いをしてくれることもあるそう。

生き生きとした緑とお気に入りのものたち、何より家族の笑顔に囲まれた空間は、自然と元気が湧いてくるようなパワースポットのよう。リノベーションによって心地よく豊かな暮らしを叶えられました。