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【収納編】vol.3 子供が独立したら見直したい夫婦の暮らし ideas
6min
【収納編】vol.3 子供が独立したら見直したい夫婦の暮らし

子どもが巣立つと少し寂しい気持ちになるかもしません。でも、夫婦だけで家中が使えるという贅沢な暮らしを叶えてくれます。このタイミングを逃さず、100年時代と言われる未来の準備も兼ねて、第二の人生が楽しく送れるように、間取りの使い方、モノの持ち方、収納の仕方を見直してみましょう!

目次

大熊 千賀(おおくま ちか)先生

大熊 千賀(おおくま ちか)先生

暮らしStyle代表。住宅収納スペシャリスト、整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロとして活動。また認定講師として育成にも力を入れている。クリナップショールームにて収納リフォームセミナー、他講師を務め、受講者は12年で15,000人超。3児の母でもあり、「笑顔のある暮らし」を目指し、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提唱している。

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夫婦で叶える理想の暮らし

夫婦二人になった今、第二の人生をどのように暮らすか考えてみましょう。何となくモノを処分する、片付けるのではなく、目的を持って片づけることが効果的です。

あなたはどんな暮らしがしたいですか?

仕事に集中したい!
趣味に没頭したい!
孫の世話をじっくりしたい!

など、人それぞれ理想があると思いますが、これはご自身にしか分からないことです。子育てという役目が終わってあなたは自由です。欲張った理想の暮らしを考えてみましょう。

夫婦ではどんな暮らしがしたいですか?

ぜひ、これを機会に夫婦で話してみてください。これは一人ではなく夫婦でしか決められません。お互いが心地いい暮らしを考えましょう。

子どもの部屋を片付けましょう

子どもに自分のモノを整理してもらう、これは一番大切なことです。ただ、広さ等の問題がある場合は、何箱分置いてあげるかを決めましょう。決めずに預かってしまうと、今後もどんどん送られてくる可能性があるのでご注意を!

理想の暮らしを叶える間取りの使い方

まずは理想の暮らしから間取りを見直しましょう。部屋をどのように使うのか、お互いの希望が叶うように考えてみましょう。

例1 夫婦一緒に趣味を楽しみながら過ごす二人の趣味部屋では、作業途中で少しモノが出ていても気にしない。
その分、LDKは常にスッキリ。
例2
各自がくつろぐ自分の部屋を持って、マイペースに毎日を過ごす。
寝室も別なのでお互いの物音やいびきも気にならずにぐっすり眠れる。
LDKでは一緒に食事や晩酌で夫婦の時間を堪能。
例3
一日中リビングダイニングが中心の生活。
その中でご夫婦それぞれのスペースつくり、気配を感じながらも自分のペースが保てる暮らし。

これからの長い人生を有意義に暮らすために、ふさわしい部屋の使い方を考えます。リフォームをすることで理想の暮らしを叶えることも素敵ですね♪

子供たちが泊まりに来ることが予測されるなら、一部屋を来客用にしたり、布団が敷けるスペースを作っておくことも必要ですね。

理想の暮らしのモノの整理ポイント

これからの人生では、「管理できるだけのモノを持つ」ことを意識しましょう。体力、気力が少しずつ減っていくことを考えると、今までのようにモノを簡単に動かしたり選んだり、探すのも面倒になります。

安心・安全に暮らすために、理想の暮らしに必要なモノをできるだけ厳選していくことをお勧めします。ただし、「捨てなきゃ」という思いが強すぎると作業が進みません。「理想の暮らしに必要なモノを選ぶ」ことに集中することがポイントです。

これまで、高価で使えなかった食器やお気に入りで大事に取っておいたモノなど「いつか使うかも」と取っておいたモノを使うのは“今”です。

未来を見据えたモノの指定席に取り入れたい3つポイント

収納場所を移動すると、覚えられずに探すことになります。今後大きく変わることがないように、最善の場所を探しながら一生の指定席を決めましょう。

ポイント①

よく使うモノは動作動線を意識し、取り出しやすい場所に取りだしやすく収納します。一緒に使うモノをまとめて収納するグルーピングも効果的です。

例えば、キッチンにはコーヒーセット、お薬セットをサッと出せる場所に収納。リビングダイニングでは読書セット、お手紙セット、趣味のモノセット。玄関にはお出かけセット(日焼け止め、マスク、ハンカチなど)、などです。他の種類のモノや、他のグルーピングと混じらないように、ケースなどに分けて収納しましょう。

ポイント②

めったに使わないモノは、モノ別、種類別の収納がおススメです。

書類

あちらこちらにあるとすべての場所を探し回ることになります。書類も分類が必要ですが、もし見つからないときも「このスペース内にはある!」という安心感があります。今日届いたもの以外はまとめるといいでしょう。

図書室をイメージしてみてください。今読む本はリビングに、読み終われば図書室に戻します。読みたいときは我が家の図書室へ!


写真

写真の整理は終わりましたか? まだの方はまとめておいてください。始めようと思ったときには、籠って整理ができます。お客様に見せたい、一人で眺めたいアルバムを先に作って、リビングに置いておくと日々楽しめます。

ポイント③

椅子などを使わなければならない高い位置には、極力収納をするのをやめましょう!

 
久しぶりにモノ出す時には握力が弱くなっていたり、モノを落としたり、椅子から落ちたりと、安全とは言えない収納となってしまいます。リフォームする場合も高いところに収納は作らず、手の届く収納を充実させるようにしましょう。

ラベルを貼って管理!

すべての場所に何が入っているか分かるように、ラベルにモノの名前を書いて貼っておくと、モノの場所を覚える必要がなくなります。また、ご夫婦だけでなく、子どもたちが来た時にも、まるで住んでいるかのように使いたいモノを手にすることができるでしょう。第二の人生、『自分たちが主役』の心地いい暮らしを叶えて下さい♪

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