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対面キッチンには腰壁の設置がおすすめ!後悔しないためのポイント紹介 knowledge
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対面キッチンには腰壁の設置がおすすめ!後悔しないためのポイント紹介

開放的な対面キッチンに憧れるけれど、キッチンの様子が丸見えになってしまうのは抵抗があるという方には、腰壁の設置がおすすめです。

作業中の手元を隠したり、リビング・ダイニング側への油や水はねを防止したりといった機能性を備えながら、おしゃれな空間を実現できる腰壁。

今回は、キッチンの腰壁のメリット・デメリットや、気をつけたほうがいいこと、設置事例などについて、詳しくご紹介します。新築やリフォームで後悔しないように、参考にしてみてください。

目次

キッチンの腰壁ってどこ?

腰壁とは、床から人の腰くらいの高さまである壁のこと。キッチン空間においては、キッチンとリビング・ダイニングの間に取り付ける、造作壁のことを言います。

「腰壁」という名称ですが、その高さはさまざまです。

空間同士の仕切りや、水や油はね防止、調理作業中の手元の目隠しなど、使い勝手重視で採用される場合もあれば、リビング・ダイニング側にカウンターや収納スペースを設けて、家事や収納効率を良くするために設置されることも。

また、木目やタイルなど素材にこだわれば、デザイン性もUPするため、機能だけでなくおしゃれな空間づくりにも役立ちます。

キッチンに腰壁を設置するメリット

今お使いのキッチンで知らず知らずのうちに感じている不満も、新しいキッチンでは、腰壁を設置することで解消されるかもしれません。ここでは、キッチンに腰壁を取り付ける魅力を、3つご紹介します。

メリット1.キッチンの様子や料理中の手元が隠せる

調理作業中の手元はもちろんのこと、料理に使う食材、ボウル、菜箸、醤油、みりんなど、調理器具や調味料が散乱しがちなキッチンを見られるのは「恥ずかしい!」という方も多いはず。

調理中だけでなく、汚れたお鍋や食後の食器類が溜まったシンクも、できるだけ隠したいものです。シンクの状態が目に入り、「洗わなきゃ・・・」と憂鬱な気持ちになってしまうのも嫌ですよね。

腰壁があれば、リビング・ダイニング側からの視線を避けることができるため、人目のストレスから開放されます。急な来客時にキッチンが散らかっていてあたふたしてしまう、なんてこともなくなるかも?

メリット2.ダイニング側にカウンターを設置できる

腰壁を配膳用のカウンターとして使えば、完成した料理の置き場に困りません。

また、上面を広めにとったり、腰壁よりも低い位置に、少し大きめのカウンターを設置したりすることも可能です。

ご夫婦二人暮らしや、それぞれが別の時間に食事をとるご家族、コンパクトなLDKの場合など、ダイニングテーブルを置かずに、カウンターで代用するご家庭もあります。

お子様の宿題スペースとしても活用できるので、調理の合間に目を配ってあげられるという利点も。

メリット3.収納スペースを作れば、家族も手伝いやすい!

収納スペースやニッチを作ることもできます。

キッチン側には塩や砂糖などの調味料を、ダイニング側にはお箸やスプーン・フォークなどのカトラリー、ランチョンマットなどが入った引き出しやケースを置いておけば、お子様もお手伝いしやすくなりますよ。

また、好きな雑貨や、季節感のあるインテリア小物を置いておくと、目にも楽しいお気に入りスペースになるでしょう。

キッチンに腰壁を設置するデメリット

腰壁のメリットをご紹介しましたが、注意すべき点もあります。魅力の多い腰壁ではありますが、デメリットについても理解しておきましょう。

デメリット1.空間に圧迫感が出てしまう場合がある

何も遮るものがないフラット対面式のようなタイプと比べると、壁を設置する分、空間がやや窮屈に感じてしまうこともあります。

ご自宅のLDKの広さにもよりますが、腰壁の高さや幅は十分に検討しましょう。料理のスタイルや暮らし方によって、適切な高さや幅がありますので、後の章で詳しく解説します。

デメリット2.油や水はねを完全にガードできない

コンロ前を覆う壁がないため、揚げ物料理をしたり、勢いよく出る水で洗い物をしたりすると、油はねや水はねが起こり、腰壁だけではガードできないこともあります。

この点においても、どのくらいの高さが適切か、よく考えることが大切です。汚れを拭き取りやすい素材を選ぶのもお忘れなく。

デメリット3.つい腰壁の上にモノを置いてしまう

腰壁があると、モノが置きやすく便利な反面、どんどんモノが増えてしまいがち。形や色がバラバラなモノが並んでいると、雑多な印象になってしまいます。

せっかくの対面キッチンなら、おしゃれですっきりしたキッチンを維持できるように、見た目も気をつけたいところ。テイストを統一して、魅せるキッチンを目指してみましょう。

腰壁の設置で後悔しないために!

高さや幅によっては圧迫感が出てしまうとお伝えしましたが、逆に、十分な高さがないと、後で困ってしまうこともあります。

例えば、手元をしっかりと隠す目的で腰壁を設置したい方は、高めに設定しないと意味がありません。

一方で、目隠し効果や油・水はね対策は最低限でよく、開放感に重きを置く方は、高すぎず、低すぎない設定をおすすめします。

腰壁は、その目的や優先順位によって、どう寸法を決めるかが重要なのです。

<腰壁の高さによる見え方の違い>

腰壁95cm 腰壁105cm 腰壁115cm

適切な高さがある

キッチンからの立ち上がりは、15〜25cmくらいの間が使いやすいと言われています。キッチンへの視線を外しながらも、空間に開放感が出る、ちょうど良い高さです。

高さが足りないとキッチンの様子が見えてしまいますし、高すぎると通常の壁と変わらず、開放感が損なわれたり、食事の配膳がしにくくなったりと、不便になってしまいます。

逆に、開放感よりも、「手元をしっかりと隠したい!」という方は、30cmは必要でしょう。

ところでみなさんは、ワークトップの上で、電気ケトルやミキサーなど、電源が必要な家電を使いますか?

腰壁の高さ選びを間違えると、コンセントが設置できなくなってしまうので、注意しましょう。コンセントのサイズや数、取り付け位置についても、想定しておかなければなりません。

また、調味料やスパイスなどを出し入れしやすい、ニッチがあると便利だなと考えている方も、スペースが必要ですから、工務店や設計士の方に相談し、高さを検討しましょう。

立ち上がり20cmで、横並びのコンセントを付けている例です。電気ケトルなど、小さめの家電が使いやすくなります。

用途に合った幅を選ぼう

料理の一次置きとして腰壁を使いたいなら、お皿を置いても不安定にならないように、20cm前後の幅を確保しましょう。

ダイニングカウンターとして使いたいなら、45cm〜55cmほどは欲しいところ。このサイズであれば、食事がしやすいことに加え、お子様の勉強場所や、テレワークのスペースとしても活用しやすくなります。

もし、在宅勤務が多く、パソコンだけでなく資料も同時に広げて仕事をすることを考えているなら、さらに余裕を持ったサイズにしたほうが良いでしょう。

簡単な朝食をとったり、夜にちょっとお酒を飲む場所として使うだけなら、30〜40cmくらいでも十分です。

狭すぎても広すぎても無駄なスペースになってしまいますので、高さ同様に、幅もしっかりと検討しましょう。

おしゃれなキッチンの腰壁を紹介

腰壁のメリット・デメリットや、寸法選びのポイントはご理解いただけましたか?

ここからは、腰壁の使い勝手だけではなく、デザイン性にもこだわりたい方に、設置事例を5つご紹介します。

事例1.グレーの腰壁が個性的な空間を演出

モノトーンの中に、落ち着いたアースカラーの家具が備えられた、シックな空間。

木目扉のキッチンに合う、グレーの腰壁が、個性的なインテリアを際立たせます。趣味を楽しみたいご家庭にぴったりです。

事例2.タイルを使ってカフェ風のキッチンに

白い扉のキッチンに、細かいタイルを施した腰壁がマッチした事例です。

テーブルや窓の近くにさりげなく置かれたグリーンもアクセントになり、まるでカフェのような洗練された組み合わせになっていますね。

事例3.北欧風の心地よい暮らしが叶うキッチン

キッチン全体をグレイッシュな水色とホワイトカラーでまとめた、北欧風なデザインの事例です。

デザインだけでなく、リビング側と心地よく仕切られ、収納量も増やした機能的なキッチンになっています。

事例4.ホワイトカラーとブラウンの木目でカントリー調に

海外の田舎町にあるような、カントリー調のインテリアは、白&茶色の木目の組み合わせで叶えられます。

同じテイストの小物を、腰壁やキッチンの上に置くと、さらに雰囲気が出ますね。

事例5.ナチュラルな空間に合う腰壁と手作りの飾り棚

自然素材や白いレンガ調の壁などにセンスが光る、明るく温かみのあるLDK。床やダイニングセットとのつながりを感じさせる、ライトな木目の腰壁を設置しています。

さらに、手作りの飾り棚やニッチをつけることで、インテリア性がUPしています。

実物を見てイメージを具体化しよう!

腰壁を設置することで、キッチン周りのストレスが軽減され、快適な空間を作ることができます。しかし、サイズを誤ってしまうと、機能性や開放感に影響が出る場合もあります。

ご自身の調理スタイルや、暮らし方を振り返って、本当に腰壁が必要か? 必要な場合は、何を重要視するべきか? をしっかりと考えましょう。

後悔のないキッチン選びには、実物を確認するのが一番です。お近くのクリナップショールームでは、さまざまなレイアウトのキッチンを展示していますので、テイストやサイズ決めの参考に、ぜひ、足を運んでみてくださいね。

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