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LDKをおしゃれに!インテリア小物の選び方・飾り方 ideas
6min
LDKをおしゃれに!インテリア小物の選び方・飾り方

おしゃれな雑貨屋さんでついつい買ってしまうものの、実際に飾ってみると難しいインテリア小物。雑貨や観葉植物などをセンス良く飾るにはどうすればよいのでしょうか。今回はインテリアスタイリストとして雑誌・Webで活躍されている、さかのまどか先生にインテリア小物の選び方・飾り方のポイントをお聞きしました。

目次

さかのまどか さん

さかのまどか さん

インテリアスタイリスト。雑誌・Webなどのメディアおよび広告撮影時のインテリアスタイリング、カフェ・ホテル・オフィスなどのアートワークやディスプレイ提案を行っている。
アンティークやハンドクラフト、グリーンを取り入れたスタイリングを得意とし、オリジナリティあふれる空間をつくりだす。ストーリーを大切にしたインテリアを心がけている。

ホームページInstagram

インテリアは「自分らしさ」を大切に

どんなにおしゃれな雑貨や観葉植物でも、好みではないものを飾っていると自分の家なのにリラックスできません。テイストの軸が違うと、自分の好きなものが自然と集まった部屋の雰囲気が崩れてしまうことも。インテリア小物を選ぶときには、「自分らしさ」や「自分の好み」を大切にしましょう。

自分らしさの軸がわからないときには、好きなものを改めて見返してみるのもいいかもしれません。InstagramやPinterest、雑誌などで自分が好きだな、と思うインテリアを集めてみるという方法もあります。集めたものを見ていると、自分自身の傾向が見えてくると思います。例えば、モノトーンが好き、かわいいものが好きなど、何かしらの共通点が見つかるはずです。形容詞の一言でもいいので「自分らしさの軸」が分かれば、インテリア小物が選びやすくなるのはもちろん、自分に合った部屋づくりもしやすくなると思います。

トライしやすい!インテリア小物の選び方

部屋をコーディネートしていくと、うまくいかないこともあるかもしれません。何か違うな、と思ったらInstagramなどで集めた好きなスタイルを再分析すると、「自分らしさの軸」への解像度があがると思います。最初はトライ&エラーがあるかもしれませんが、繰り返すことで「自分らしい」お部屋ができていくと思います。とはいえ、最初から高価なものや取り替えづらいものから始めるのはハードルが高いので、まずは、取り入れやすい小物から始めてみましょう。自分の好きなところから決めていくのも良いと思いますが、面積の広いリビングなどから取り組んでいくと家全体のバランスが取りやすくなります。

LDKそれぞれの箇所で取り入れやすい小物を入れる

何から始めればいいか迷った時は、各部屋で取り入れやすい小物から考えてみるとよいでしょう。

リビング

クッションカバーでお気に入りの色や柄を取り入れれば、手軽に部屋の雰囲気を変えられます。ソファのテイストに合わせて、クッションカバーを変えていくのも良いかもしれません。春夏は麻やコットン、秋冬はウールなど、素材を変えると季節感も出せます。

キッチン

フラワーベースで花を飾ってみてはいかがでしょうか。好きな花を組み合わせてフラワーベースの色や高さも変えることで、ダイニングテーブルが華やぎます。季節の花も毎月変わっていくため、新鮮な気持ちでスタイリングを楽しめると思います。

キッチン

マグカップ、パッケージのかわいい紅茶の缶などは、バリエーションも多く自分らしさを取り入れやすいアイテムです。生活の中で実用性の高いものが多く集まる所なので、実用性とインテリア性を兼ね備えたものが選べるといいかもしれません。

また、カウンターキッチンはうまく飾ればおしゃれに見せやすい場所です。ミントやハーブなど水耕栽培できる植物は育てやすく、調理にも使えておすすめです。

トーンを合わせる

トーンとは、色の明るさと鮮やかさの違いを表した色調のこと。色の明るさを示す「明度」と鮮やかさを示す「彩度」を組み合わせた度合いで、ビビットトーン、ペールトーンなどいくつかグループ化されています。イメージに合ったトーンの小物を選ぶことで、洗練された空間をつくることができます。

トーンを変えることで、同じ色でも部屋の印象はまったく変わってきます。同一トーンでまとめると、調和のとれた統一感のある空間になります。初心者はまずインテリアのトーンを合わせるように意識しましょう。

色や素材を重ねて、奥行き感を出す

同一トーンで色を合わせつつ、異なる素材の小物を組み合わせていくとスタイリングに奥行きがでてきます。おしゃれな部屋はこの組み合わせのバランスや飾り付け方がうまく、洗練された雰囲気を演出しています。


例えば、ナチュラルテイストにするのであれば、白やベージュの柔らかなトーンで合わせつつ、素材は木や藤など自然素材の雑貨をメインにコーディネート。アクセントとしてガラス素材を入れたり、植物を飾ったりするのがおすすめです。

観葉植物は無機質な雑貨では出せない、瑞々しい印象を与えてくれます。初めて植物を育てる方やまめにお世話ができるか心配な方には、アイビー、ポトス、多肉植物などがおすすめ。日当たりがよく風がぬける場所に置いてあげれば、水やりもラクで育てやすいと思います。

おしゃれな飾り方の基本を知ろう

小物の選び方が分かったら次に大切なのは飾り方です。どう飾るかで印象は大きく変わります。おしゃれな飾り方の基本を押さえて、素敵なLDKに仕上げましょう。

小物同士で三角形になるように意識

ディスプレイスペースに飾る小物は、同じ高さのものを集め過ぎないのがポイント。インテリアが揃っていると整然とした雰囲気を作り出しますが、ディスプレイされた小物の高さが揃いすぎていると、どこに目をやっていいのか分からなくなってしまいます。

そこでおすすめしたいのが「三角構成」の飾り方。三角構成は背が高い物を頂点にして、左右に背が低いものを飾る方法です。
不等辺三角形を意識して片方は高さのある小物を、反対側には高さが低い小物をアシンメトリーに置くと、動きのあるディスプレイになります。最初は大中小、というサイズ感で3点を考えると捉えやすいかも知れません。まずは、「何をどのように見せたいのか」から考えて、色々と三角形を試してみると面白いと思います。慣れてきたら、三角形をいくつか組み合わせれば、より表現の幅が広がります。

観葉植物は動きが出るよう配置

観葉植物はいくつかまとめて置いた方が、動きのある空間を演出できます。高さに変化をつけたり、吊るしてみたりすると部屋全体に奥行きも出せます。吊るすなら、10日に1回水につけるだけで済むエアプランツが育てやすく人気です。

また、大きな葉っぱが印象的な「セローム」もよいと思います。背が高くて、茎がうねうねしている植物で空間に動きが出ます。乾燥にも強いので、初めて植物を育てるという方も育てやすいと思います。

コンセプトを作って置く

さらに自分らしい空間を作りたいときには、ストーリー性のあるものを置くといいでしょう。自分が大事にしているもの、飾りたいものに合わせてコンセプトを作り、トーンや素材を考えていきます。
例えば、旅が好きな人なら、旅先で気になったものやアンティーク品を買って帰って飾ったり。花を飾るのが好きな人は、思い出の日の花をドライフラワーにして飾ったり。たくさんのアイテムを自分なりのストーリーでまとめていくと、「自分らしさ」が出てくると思います。

まとめ

今回は、初心者の方にも取り入れやすい、インテリア小物の選び方・飾り方をご紹介しました。さかの先生によれば、自分の「好き」をよく理解し、それを自由に楽しむことが、自分らしい空間を作るポイントとのこと。失敗を恐れずに、インテリアを自分らしく楽しんでください。
クリナップのInstagramでは、「自分らしさ」を大切にしたユーザー様の実例をご紹介しています。ショールームでもキッチンとインテリアを組み合わせた空間展示をご用意しておりますので、ぜひショールームでお確かめください。

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