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家事動線がラクになる?!「勝手口」のメリット・デメリット ideas
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家事動線がラクになる?!「勝手口」のメリット・デメリット

昔の家にはよく設置されていた「勝手口」。最近では勝手口がない家も多く建てられていますが、新築やリフォームを検討される方のなかには、「うちも勝手口をつけたほうがいいのかどうか」を検討されている方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は勝手口のメリット・デメリットや、こんな家には勝手口をつけたほうがいいという見極めポイントをご紹介します。

目次

勝手口とは?

勝手口は玄関とは別に設けられている出入口、外からキッチンに通ずる出入り口を指します。昔はキッチンのことを「お勝手」と呼んでいたことから、お勝手に通ずる出入り口=勝手口と言われるようになったようです。一昔前は買い出しやゴミ出しといった家事をするのに便利な存在として戸建てによくついていましたが、最近は見かけることが少なくなりました。それは、キッチンのみならず家全体で家事動線の効率を考えるようになり、家事の楽な間取りのバリエーションが多くなったから。もちろん、今でも勝手口は設置した方が便利になる場合もありますが、一概におすすめとは言い切れません。各家庭でしっかりと検討する必要があります。今回は、ご自宅に勝手口を設置した方がいいのかどうかを判断するのに役立つ、勝手口のメリットやデメリット、見極めポイントをご紹介します。

勝手口のメリットは?

そもそも、勝手口を設置すると、具体的にどんなことが便利になるのでしょうか?まずは勝手口のメリットを4つご紹介します。

1. 買い物やゴミ出しなどの家事動線を効率化できる
2. キッチンの採光や通風をアップできる
3. 表玄関をすっきり保て来客時も安心
4. 外に一時的にゴミを置け、室内を清潔に保てる

1. 買い物やゴミ出しなどの家事動線を効率化できる

重い荷物を持って、キッチンやリビング、玄関を行き来するのは意外と面倒なもの。小さいことですが、スーパーへの買い出しやゴミ出しなど、毎日のことになれば、ストレスに感じる方も多いのではないでしょうか。そうした不便も勝手口があれば解消します。
例えば、食料を買って帰ったら、勝手口からすぐキッチンへ。重い荷物を運び入れる手間が少なく済む上、食料品を冷蔵庫やパントリーへ収納するのもスムーズにできます。
また、家の中で最も多くのゴミが出る場所はキッチンのため、外から荷物を運び入れるだけでなく、ゴミ捨ての際も勝手口が便利です。キッチンで出た生ゴミを持ってリビングや廊下を通る必要がなく、外のゴミ捨て場へと向かうことができます。

2. キッチンの採光や通風をアップできる

キッチンは、窓から離れたリビングの奥に配置されることが多く、調理の際は常に電気をつけないといけないというケースもあります。勝手口を設置する際、扉を半透明にすることで、自然光を取り入れやすくなります。また、キッチンは、ニオイが発生しやすい場所でもあるので、こまめに換気するという意味でも、勝手口があると便利です。

3. 表玄関をすっきりと保て来客時も安心

子どもやペットがいると、泥が付いたままの靴・足で帰ってきて、玄関が泥だらけ!すぐ掃除しなきゃ…!なんてこともよくあります。汚れている場合は、勝手口から出入りしてもらうようにすれば、お客様からすぐ見える表玄関は清潔に保つことができます。勝手口には足ふきマットなどを敷いて、汚れを落としてから入るという工夫をするとよいでしょう。

4. 外に一時的にゴミを置け、室内を清潔に保てる

勝手口をつけると、ゴミ置き場を勝手口の外に設置しやすいのもメリットの一つ。回収日まで家の中に置いておくと臭いが嫌な生ゴミも、人の目を気にせず外にさっと出せるので、ストレスが減り、室内も清潔に保てます。

勝手口のデメリットとその対策は?

勝手口のメリットをお伝えしましたが、反面デメリットもあります。続いて、デメリット5つとその対策方法をご紹介します。

1. 戸締りを忘れやすい
2. 熱が逃げやすく寒い
3. 収納や作業スペースが減る
4. 費用がかかる

1. 戸締りを忘れやすい

玄関ドアに比べると、勝手口の設置場所は死角になりやすく、鍵も簡素な構造になりがちです。さらに、戸締りも忘れやすい場所のため、泥棒に侵入しやすいドアとして狙われるポイントになります。
勝手口を設置する場合には、防犯対策に力をいれましょう。ピッキングされにくい鍵を設置したり、窓ガラスに割られにくい防犯フィルムを貼るなどの対策が有効です。

2. 熱が逃げやすく寒い

また、気密性・断熱性の低い勝手口を選ぶと熱が逃げやすく、キッチンが冷えるところも注意が必要です。キッチンの寒さを放置すると、料理がおっくうになることもあるので、キッチンの快適さ、断熱性は重視したいところ。近年では、高い断熱性をもった断熱仕様ドアも販売されていますので、検討してみてください。

3. 収納や作業スペースが減る

勝手口をつける際には、室内に土間や通路を作るスペースが必要となるため、収納や作業スペースを削ることになります。
その対策としては、家全体の家事動線と合わせて収納計画をしっかりと考えること。キッチンで使う食器や調理家電などを整理して、勝手口を設置しても収納スペースは十分か、間取りを決めるときに一緒に考えましょう。

4. 費用がかかる

デメリットの4つめは費用がかかることです。勝手口をつけるとなると、それなりの外構費用がかかってきます。毎日勝手口を使うし家事がラクになった!という高い効果があるならばいいのですが、便利そうとつけたものの全然使わずお金がかかっただけだった…ということは避けたいもの。コストパフォーマンスの面も気にしたいところです。使用頻度はどうか、どういうシーンで使うのか、メリットがデメリットを上回るか、など色々な側面から勝手口をつけた場合のことを考えてみましょう。もしも勝手口を設置したい目的が採光や通風であれば、窓のみの設置でもいいかもしれません。

家事動線が楽になる?勝手口設置の見極めポイント

メリットとデメリットをそれぞれみてきましたが、勝手口が自宅に必要かどうかはどうやって決めるといいのでしょうか?
見極めとなる最大のポイントは、勝手口があることで家事動線が楽になるかどうか。ご自宅の間取りとライフスタイルを考慮して、勝手口がついた場合をイメージしてみましょう。勝手口を通じて、家事がどのようにどんな頻度で楽になるのか、まで明確にできるのであれば、失敗することは少ないでしょう。例えば、勝手口はこんな家におすすめです。

キッチンの近くに駐車場やゴミ置き場がある

キッチンを出てすぐに駐車場がある場合、車までの動線が短く、荷物の積み下ろしの手間が省けます。さらに、ゴミ置き場も近くにあると、ゴミ捨てのストレスが小さく済みます。買い出しやゴミ捨てなどは、毎日のことなので、勝手口があることで家事が大幅に楽になるでしょう。

裏庭がある

裏庭で家庭菜園をしていたり、倉庫などがあるといった場合も勝手口がおすすめです。植物に水をやったり、倉庫に肥料を置いたりといった毎日のことも、玄関から回り込む必要がなく、キッチンからさっと行うことができます。

まとめ

今回は勝手口についてご紹介しました。ライフスタイルや間取りが多様化した今の時代、キッチンに勝手口を設置して便利になるかどうかは、各家庭によって違います。しっかり検討した上で決めましょう。
勝手口を含めたキッチンまわりのリフォームをご検討の際には、全国に展開するクリナップのリフォーム「水まわり工房」にぜひご相談ください。

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