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プロに聞く! 後悔しない木目キッチンのコーディネート術 point
7min
プロに聞く! 後悔しない木目キッチンのコーディネート術

LDKをトータルコーディネートする際に人気の「木目のキッチン」。とはいえ、床・天井・建具、キッチンと各場所の木目をどのように合わせたら良いのか悩まれる方も多いもの。そこで今回はおしゃれな木目キッチンを作るためのポイントや選び方についてプロが解説します。

さかのまどか さん

さかのまどか さん

インテリアスタイリスト。雑誌・Webなどのメディアおよび広告撮影時のインテリアスタイリング、カフェ・ホテル・オフィスなどのアートワークやディスプレイ提案を行っている。
アンティークやハンドクラフト、グリーンを取り入れたスタイリングを得意とし、オリジナリティあふれる空間をつくりだす。ストーリーを大切にしたインテリアを心がけている。

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目次

「木目」を取り入れるには全体のバランスが何より大切!

温かみと安らぎを感じる空間に欠かせない木目素材。キッチンにも木目を取り入れるとLDKの床・天井、建具との統一感も生まれ、空間全体のコーディネートもしやすくなります。また木目素材は金属・石・タイルなど異素材との相性も良く、メリハリのあるスタイリングのベースとしても人気です。

とはいえキッチンに木目素材を取り入れる際に「床や天井とキッチンは同じ木目に揃えた方がいいの?」「多用しすぎると雑然とした印象になってしまうのでは?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

確かに木目を多用しすぎると雑然としたりぼんやりしたりといった残念な印象になる場合がありますし、控えすぎると空間全体が無機質な雰囲気に仕上がってしまいます。そうならないために押さえておくべきなのは、配置や面積などの“バランス”です。木目と木目を組み合わせる場合、木目と異素材を組み合わせる場合、それぞれの基本ルールをご紹介します。

木目×木目の場合 濃淡や木目の違いを楽しむ

キッチンを床・壁と同じトーンの木目で統一してしまうと、それぞれの境界線が曖昧になり、ぼんやりとした空間になってしまいます。そうならないために、木目×木目を組み合わせる場合には3つのポイントがあります。

1)木目のトーンに強弱をつける

すべて同じトーンにするのではなく、部位によって濃淡を変えると空間にメリハリが生まれます。たとえば、フローリングなどの面積の大きい部分に中間色の木目を選び、キッチン扉など面積の小さい部分に淡色系の木目を選ぶなどの方法があります。床に使用されている木目のなかでも節などに濃い目のアクセントがある場合は、その色に合わせて建具などを選ぶのもおすすめです。

2)木目の方向でリズム感を演出

木目の方向を使い分けることで視線の流れがコントロールでき、空間にリズム感が生まれます。たとえば床に横方向の木目を取り入れて空間の広がりを演出しながら、キッチンの扉カラーに縦方向の木目を取り入れることでキッチンをアクセント的に際立たせるという方法も。木目によってメリハリのあるコーディネートが表現できます。

3)“柄の強さ”をコントロールする

同じ種類の木、同じ濃さだったとしても「節」の濃淡によって与える印象は変化します。濃淡が強い木目と全体的に淡い印象の木目を同時に使う場合は、どちらを主役にしたいのかを決めた上で、もう一方を調整して取り入れることが大切です。

木目×異素材の場合 7:3のバランスで組み合わせる

木目は金属・石・タイルといった異素材とも組み合わせやすく、メリハリのある空間を演出することができます。その場合は、木目をベースに異素材をアクセントとして取り入れるのがおすすめ。木目7割:異素材3割のバランスが良いと言われています。木目×異素材の実例コーディネートをご紹介します。

木目×ブラック素材

ブラックの素材や家具を木目と掛け合わせることで、落ち着いたモダンな印象をプラス。キッチン家電なども黒で統一するとより洗練されたおしゃれな空間に仕上げることができます。

木目×石材・セラミック

石目柄の扉カラーやセラミックなどのワークトップを採用したコーディネート例です。下がり天井に取り入れた木目がより引き立った印象に。住む人のこだわりを感じさせる上質感が漂います。

木目×ガラス

光を反射し空間に透明感や上品さをもたらしてくれるガラス素材は、ペンダントライトや飾り棚などに取り入れるのがおすすめ。ガラスの透明感が美しい陰影を描き出し、キッチンを表情豊かに彩ってくれます。

「木視率(もくしりつ)」、知っていますか?

木目には見ている人の気持ちを落ち着けたり、集中を高めたりする効能があります。そのため「木目がどのくらい視界に入るか」は、その空間にいる人の心地よさに大きく影響します。室内を見渡したときに、木目が使われている面積の割合を表すのが「木視率(もくしりつ)」。高すぎると重さや圧迫感があり、低すぎると無機質で冷たい印象に。もっとも快適に感じられるのが30〜45%だと言われています。

家づくりの際は床や天井、建具など面積が大きい要素を中心に木視率を調整するのがおすすめ。とくにLDKではキッチンが占める割合が高くなりやすいため、キッチン単体ではなくLDK全体で木視率を考え、木目を使う場所の優先順位を決めてコーディネートすることが大切です。

「床・天井の色別」にプロが解説! キッチンの扉カラーおすすめコーディネート例

では実際に家づくりを進める際、キッチンのトーンやデザインをどのように決めれば良いのでしょうか?まずは好みのスタイルを明確にし、次に面積が大きい「床色」の色を具体的にイメージした上でキッチンの扉カラーを決める、という考え方が良いでしょう。最近では新築住宅を中心にキッチンスペースに床と同じような木目の下がり天井を採用するケースも増えているので、床・天井の色が扉カラー選びのベースになります。3パターンの床・天井色でおすすめの組み合わせをご紹介します。

◎明るめ(オーク・メープル系)の場合

北欧テイストやナチュラル系のスタイリングでは、床色はマットな木目でぬくもりのあるタイプを選ぶことが多いですが、その際のキッチン扉には「ホワイト」「淡いグレージュ」などやさしいトーンを選ぶとGOOD。開放感あふれる空間になります。

壁やファブリックにグレーを取り入れることで、やさしい印象に。木目は淡い色合いでコーディネートするのがおすすめです。

◎中間色(チェリー・ウォルナット系)の場合

ディスプレイ小物などにグレージュやグレーブラウンを取り入れることで、空間が引き締まりスタイリッシュな印象に仕上がります。

◎濃いめ(ローズウッド・チーク系)の場合

ホテルライクやシックなインテリアを意識したスタイリングの場合、床にはシンプルな木目で光沢感のあるものを選び、キッチンの扉には「ブラック」「チャコール」「深みのあるブラウン」を選ぶと◎。ラグジュアリー感あふれる空間に仕上がります。

ダーク色の木目扉を選ぶと、キッチンが空間の主役に。重厚感のある、ワンランク上の暮らしを演出できます。

木目を取り入れたキッチンを選ぶなら機能性・清掃性にも注目を

木目柄は、キッチン扉だけでなくワークトップや取手などにも取り入れることができます。しかしキッチンは毎日使う場所だからこそ、デザイン面だけでなく機能性・耐久性を考えておくことも不可欠。それぞれの部位で押さえておくべき懸念点と対策をまとめました。

◎扉

キッチン扉は水ハネや油汚れのリスクとは切っても切り離せません。天然木を使った扉の場合はそのままだと汚れが染み込んでしまうので表面にウレタン塗装が施されている面材をおすすめします。またシート扉の場合はマット仕上げ・鏡面仕上げのどちらかを選ぶことになりますが、木目の質感を重視するならマット仕上げ、お手入れ性を重視するなら鏡面仕上げが良いでしょう。
水ハネや油汚れだけでなく、熱や湿気、経年変化などへの対策も必要。とくに一本の丸太から切り出した「無垢材」は熱や湿気で反りやすいので、天然木を貼り合わせた「集成材」や、合板や不燃パネルなどの基材に薄くスライスした天然木を貼り付けた「突板」を選ぶと安心です。

  • 鏡面仕上げ

    鏡面仕上げ

  • マット仕上げ

    マット仕上げ

◎ワークトップ

ワークトップは扉以上に水ハネや油汚れ、傷などにさらされやすい場所。そのため木目を取り入れる際は素材選びをより慎重に行う必要があります。2025年9月にリニューアルしたクリナップの「STEDIA(ステディア)」では、新たに天然木のワークトップがラインアップに登場。特殊コーティングにより耐水・耐傷性を備えながら、天然木の豊かな表情や質感を楽しむことができます。
クリナップのキッチンシリーズ「CENTRO」には、木目柄のセラミックワークトップがラインナップされているので「木目のワークトップが好みだけど、やっぱりセラミックの強さが魅力的!」という方にはおすすめです。
作業スペースとして使わない腰壁カウンターなどには、安価なメラミン素材で手軽に木目を取り入れることもできます。

◎取手

取手にも木目を取り入れることが可能です。あえて扉面材に異素材を選び取手に木目を取り入れる、扉と取手が一体化したタイプを選ぶなど、ワンランク上の空間づくりに検討してみても良いかもしれません。
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まとめ

キッチンへの木目の取り入れ方は、少しの工夫で印象が大きく変わります。
デザインの好みと実用性のバランスを大切にしながら、色合いや質感、そして見える面積を意図的に調整することで、空間全体の統一感が生まれ、視線の流れがすっきりと整います。
お手入れのしやすさや耐久性にも配慮して検討を進めることで、心地よさとデザイン性を両立した、長く愛せるキッチンへ。
迷った時は、プロの視点を取り入れることで、理想のイメージがより具体的に描けるようになります。ショールームではキッチンコーディネートのアドバイスも行っております。ぜひお近くのショールームへご相談ください。

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