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キッチンの壁材はどれが正解?特徴から価格まで悩むポイント全てを解説 point
8min
キッチンの壁材はどれが正解?特徴から価格まで悩むポイント全てを解説

お手入れが楽でおしゃれなキッチンにしたいなら、壁を変えてみましょう。今回はキッチンの壁材の選び方について解説します。

人気素材の特徴や価格、メリット・デメリットについて以下で詳しく紹介しますので、キッチンのリフォームを考えている方は参考にしてくださいね。

目次

キッチンの壁材の種類には何がある?

キッチンのコンロ周りで使われる壁材の種類

住宅の内装で使われる壁の素材はさまざまですが、一般的なキッチンのコンロ周りで使われる壁材の種類は「タイル」と「パネル」の2つです。
他にも「耐火クロス」という燃えにくい素材もありますが、施工条件が限られています。

キッチンの壁に使う素材にはどんな特徴がある?

キッチンの壁材として使われる素材には、「燃えにくい」「水に強い」という特徴があります。

特に素材の燃えにくさは重要で、建築基準法の「内装制限」において住宅の台所の壁に使える素材は燃えにくいものに制限されています。

壁の内装制限は設備や住宅によって異なる

戸建てと集合住宅ではキッチンの壁に使える素材の制限が異なり、制限が厳しくなるのは火事で隣に影響が出やすい集合住宅です。
また、IHとコンロ、1階キッチンと2階キッチンでも変わります。詳しくはリフォームやリノベーションの担当者への確認をおすすめします。

キッチンの壁は水回りに強いことも重要

キッチンの壁の内装制限は燃えにくさに対するものです。
水への耐久性については制限がありませんが、快適に使うためには水回りで使っても腐りにくく手入れしやすい材質が求められます。
一方おしゃれなキッチンでは木目の壁も見かけますが、多くはパネルを使ったものです。

タイルの特徴(価格)メリット・デメリット

タイル素材の特徴と価格の目安

タイル仕上げは、タイルを1枚ずつ貼り合わせて施工されます。タイル素材は磁気、せっ器、陶器などの焼き物で、水に強いため浴室や洗面所でも使われます。
キッチンリフォームで壁をタイル仕上げにした場合、価格の目安は15,000~30,000円/㎡ほどです。

キッチンの壁をタイル仕上げにすると高い?

タイルは素材によって価格差が大きいため、高価なタイルを選ぶとリフォーム費用が高くなります。また、パネル仕上げと比べて工賃も高めです。
タイルを1枚ずつ貼って仕上げていくため、手間と時間がかかります。これを踏まえたうえでリフォーム予算を検討しましょう。

キッチンの壁にタイルを使うメリット・デメリット

キッチンの壁にタイルを使うメリット

タイル素材の機能面でのメリットは、燃えにくくて耐久性が高く、水回りに強いことです。
また、装飾面でもメリットがあり、タイルには豊富な種類の色や柄があるため、組み合わせによって個性を出せます。キッチンの壁の材質やデザインにこだわりたい方に人気です。

キッチンの壁にタイルを使うデメリット

タイル仕上げのデメリットは素材の価格差が大きいことや工賃の高さに加え、目地のひび割れもあります。
タイルそのものは耐久性の高い素材ですが、壁に使うとひび割れが生じることも。また素材自体の手入れは楽ですが、目地は油汚れが染みやすいのでこまめな掃除が必要です。

タイル仕上げはこんな方におすすめ!

価格の安さよりも、豊富な柄で作る自分らしいデザインや材質のよさを優先したい方におすすめです。

また、お手入れは難しくはありませんが、油料理をよく作る場合はこまめな掃除が必要です。こだわりのリフォームした壁を大切に手入れしたい方に向いています。

キッチンパネルの特徴(価格)メリット・デメリット

パネル素材の特徴と価格の目安

キッチンパネルには、主に「不燃化粧板」「ステンレス」「アルミ」「ホーロー」という4種類があります。種類によって特徴が異なりますので後ほど詳しく説明します。
キッチンリフォームで壁をパネル仕上げにする場合の価格目安は10,000~18,500円/㎡です。

キッチンの壁をパネルにすると費用を抑えられる?

キッチンパネルはタイル仕上げよりも施工しやすいため、工賃はタイルよりも控えめです。
また規格サイズから選ぶことになるため、価格がわかりやすくて安定しています。ただし、同じキッチンパネルでも素材によって値段の違いがあります。

キッチンパネル全般に言えるメリット・デメリット

キッチンパネル全般に言えるメリットは、タイル仕上げよりも施工が早くて価格が控えめであり、掃除が楽なことです。
また、決められたデザインから選ぶと言っても、最近は豊富な色や柄があります。一方で、タイルに比べて材質のよさが劣ることや自由度の低さが欠点です。

素材別に見るキッチンパネル①不燃化粧板

不燃化粧板とは、燃えにくい不燃材料とメラミン樹脂などを成形して作られる素材です。
不燃化粧板は木目調、大理石調、モルタル調などデザインの種類が豊富で、キッチンの雰囲気に合わせて選べるため人気があります。

不燃化粧板のメリット・デメリット

不燃化粧板のメリットは、燃えにくくて汚れに強く、価格はタイルより手頃なものが多いことです。
掃除を楽にしたい方や価格と機能のバランスがとれた素材を選びたい方に人気があります。おしゃれな柄が豊富にありますが、材質のよさはタイルに劣ることがデメリットです。

不燃化粧板はこんな方におすすめ!

不燃化粧板は予算内でおしゃれなデザインの壁にしたい方、壁のお手入れを楽にしたい方におすすめです。
また、タイルと違って決まったデザインから選べるため、新築やリフォームでの打ち合わせを少しでも短縮したい方にも向いています。

素材別に見るキッチンパネル②ステンレス

ステンレスは飲食店の厨房の壁で使われる素材ですが、住宅のキッチンでも使われます。
最近はシンプルなステンレスを無骨でかっこいいキッチンの壁に合わせたり、ヘアライン仕上げのステンレスをラグジュアリーな空間に合わせたりといったおしゃれな使い方も人気です。

ステンレス素材のメリット・デメリット

ステンレスはプロの料理人が厨房の壁に使う素材なので、熱に強く耐久性が高いというメリットがあります。
また、水に強くて錆びにくいため、壁の清潔感を保ちやすくお手入れも楽です。機能性の高い壁材ですが、傷がつきやすくデザインの自由度が低いというデメリットもあります。

ステンレス素材はこんな方におすすめ!

ステンレスの壁材は、扱いやすさや掃除のしやすさなど機能を重視した材質を選びたい方、クールでかっこいいキッチンにしたい方におすすめです。
デザインの種類が少ないため、キッチンインテリアのイメージを固めてから選びましょう。

素材別に見るキッチンパネル③アルミ

アルミ素材はステンレスに似た壁材です。光を反射する特徴がステンレスとは異なり、キッチン全体が明るく見えることがあります。
無機質でスタイリッシュな印象を与えるため、かっこいいテイストが好みの方に人気です。

アルミ素材のメリット・デメリット

アルミ素材のメリットは、熱に強く耐久性が高いこと、キッチンが明るく見えることに加え、ステンレスよりも低価格なことです。
一方で、素材の仕上げ方によっては安っぽく見えることがデメリットですので、実物を見てからの検討をおすすめします。

アルミ素材はこんな方におすすめ!

アルミ素材はキッチンの手入れを楽にしたい方、価格を抑えてステンレスと似た雰囲気にしたい方、明るくかっこいいキッチンにしたい方におすすめです。
ステンレスもアルミも実物を見て比べると全く印象が違うため、ショールームで比べてみましょう。

素材別に見るキッチンパネル④ホーロー

ホーローは金属の下地をガラス素材でコーティングした壁材です。
耐久性や機能性に優れた金属の特性を受け継ぎつつ、表面はガラスのため金属特有の無機質感を感じさせません。
ガラスの美しい光沢が人気で、質感がよく高級感のあるキッチンになります。

ホーローのメリット・デメリット

ホーローの壁材は熱、汚れ、傷に強いことや見た目の美しさがメリットです。
また、下地が金属のため、磁石を使うとキッチンツールの壁面収納やレシピを貼るスペースとして使えます。
機能的で上質な壁材ですが、他のキッチンパネルよりも価格が高いことがデメリットです。

ホーローはこんな方におすすめ!

ホーローの壁材は、機能もデザインも諦めたくない方、高級感のあるキッチンにしたい方、毎日使うキッチンにしっかりと予算をかけたい方におすすめです。
タイル仕上げよりも価格が安定してわかりやすいため、キッチンの予算配分を見ながら検討しやすくなります。

キッチンの壁材をリフォームするメリット

キッチンインテリアの雰囲気を変えられる

壁は部屋に入った時目につきやすい部分です。つまり、壁を変えるとその部屋のインテリアの雰囲気が大きく変わります。
キッチンは毎日使う場所ですが、好みが変わったり飽きたりすることもありますよね。そんな時はリフォームでキッチンの壁を変えてみましょう。

雰囲気が変わるとキッチンでの家事が楽しくなる

キッチンの壁をリフォームしてインテリアが変化すると、気分も変わります。
料理がいつもより楽しくなり、面倒だった家事がスムーズになることも。特に悩んで選んだお気に入りの壁材なら、キッチンのお手入れや掃除も楽しくなりますよ。

壁を変えると暗いキッチンが明るくなることも

新築時に暗い色の壁材を選び、いざ施工してみると日当たりの悪いキッチンがもっと暗くなったというケースもあります。
そこで壁のリフォームによって明るい色の壁材にすると、キッチン全体が明るい空間になりますよ。特に光沢のある壁材だと変化を感じやすくなります。

機能がアップグレードされて家事が楽になる

キッチンの壁材の機能は日々進化しており、拭くだけで簡単に汚れが落ちる壁材や水はねが楽に落とせる壁材もあります。
壁をリフォームするとおしゃれになるだけでなく、キッチンの機能性がアップグレードされ、毎日のお手入れが楽になりますよ。

ぴったりサイズの収納を設置できるオプションも

DIYで壁を変えて壁面収納を設置する方法もありますが、プロのリフォームを選択するとオプションで調味料やキッチンツールの壁面収納を設置できることがあります。
キッチンに合うサイズやデザインの収納を設置できるため、統一感があって便利なキッチンを作れますよ。

ショールームで見てみよう

キッチンの壁のリフォームについてなんとなくイメージできたら、実際にショールームに行って見てみましょう。
特に壁材の質感は写真ではわかりません。実物に触れて材質を確かめると、写真だけではよさがわからなかった理想の壁材に出会えることもあります。

リアルな体感で生活をイメージできる

ショールームでは実物を触るだけでなく、実際に製品を使って使い勝手をリアルに体感できます。
「暮らしがどう変わるか」「お手入れが本当に楽になるか」など生活をイメージしやすくなります。

キッチンの完成形をイメージしやすい

ショールームでは、キッチンのプロがタブレットやPCを使ってキッチンのシミュレーションをしてくれます。
壁材に合う収納扉や天板がわかるので、完成形をイメージしやすくなります。「思っていたのとは違う」という後悔がなくなり、理想のキッチンに近づけるでしょう。

壁を変えて便利で素敵なキッチンに

キッチンの壁を変えると雰囲気や気分が変わり、使い勝手のよさも向上します。
理想の壁材を選ぶためには、素材の特徴を理解したうえショールームで実物を見て体感してみましょう。
自宅のキッチンにぴったりな壁材を選び、便利で素敵なキッチンを作ってくださいね!

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