人工大理石アクリストンの開発 | いつかキッチンを選ぶ日に。

人工大理石アクリストンの開発 development

3min

妥協を許さないクリナップクオリティが生む「強さ」と「美しさ」のアクリストンワークトップ。今回はアクリストンの開発秘話を、開発者の声とともにお届けいたします。

アクリル系の中でも特に品質の高い人工大理石

福島県いわき市にあるクリナップクレート工場では、キッチンのワークトップやシンク、浴室の床（アクリアバスの足ピタフロア）などの人工大理石アクリストンを素材とするアイテムを製造しています。
「ひと言で人工大理石とくくられて語られがちですが、我々が製造しているアクリル樹脂素材を用いたアクリル系人工大理石のほかに、ポリエステル樹脂を用いたポリエステル系人工大理石とがあり、それぞれの樹脂素材も、決して一様のものではなく、品質には大きな差があります。当然品質の高いものは高価ですが、お客さまに安定した高性能をお届けするため、当社独自の基準値をクリアした素材のみを使用しています」
　もちろんポリエステル系人工大理石についてもクリナップは品質の高いものを使っていますし、アクリル系なら、さらに上を行きます。そのなかでもクリナップがあえて《アクリストン》とネーミングしているのは、突出した高品質を目指した、特別な思いをかけたアイテムだからなのです。

衝撃に強く、割れにくい
衝撃に強く、割れ、欠けにくい大変丈夫な素材。当然スリキズにも強いので安心です
調味料や洗剤で変色しにくい
優れた耐汚染性で、一般家庭で使われる調味料・洗剤によって変色・変質することはほとんどありません。

その美しさを長く楽しんでいただくために

どなたもが感じるであろう人工大理石の魅力といえば、インテリアと馴染みやすい《美しい色合い》ではないでしょうか。
「最初はよかったが……となっては残念。その美しさが、いかに長く持続するかがポイントです。人工大理石アクリストンは、太陽光や高熱にさらされることによる変色・変質が他のアクリル系人工大理石と比較して大幅に少なく、調味料などが染みついたりしにくいことも確認しています」

長く使用しても変色や変質の心配がほとんどなく、
美しい色合いが長持ちします。

アクリストンは熱で変色しにくい素材です。表面の美しさをいつまでも保ちます。

培い、積み重ねてきたノウハウを活かして

クレート工場が立ち上がったのは平成4年。本格稼働から20年を越え、いよいよ円熟期を迎えました。
「液体材料であるアクリル樹脂のブレンド方法や金型成型など、当社独自のノウハウが詰まった工場です。これまでキッチンの花柄ワークトップや洗面化粧台カウンター、濡れていても滑りにくい《足ピタフロア》など、お客さまから大いに評価されるアイテムを製造してきました。そのような見た目にかかわるところも重視して、今後もノウハウを活かした新たなアイテムの開発を続けて参りますが、そんななかでも《クリナップクオリティ》をお届けすることが大前提、ということを忘れることなく、歩んで参りたいと思っています」

KITCHEN ワークトップ
柄を埋め込む独自のFC製法により「お花柄」や「あしあと柄」などを実現。人工大理石のやさしい印象をより高めるクリナップにしかないワークトップです。
BATHROOM 足ピタフロア
アクリストンの成型精度の高さを活かしすべりにくさを実現。キッチンよりも硬く、一般的な床の3倍となるエンピツ硬度9Hとなっており、キズが付きにくいのも特長です。
WASHSTAND カウンター
水晶のような輝きと透明感を表現した、アクリストンクオーツ。アクリアバスの浴槽にも使われているクリナップ独自の技法です。