新スタイルキッチン HIROMAの開発 | いつかキッチンを選ぶ日に。

新スタイルキッチン HIROMAの開発 development

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今までいない斬新なデザインで注目を集めている新スタイルキッチン「HIROMA」。
新たなライフスタイルを提案する、この革新的なコンパクトキッチンはいかにして生まれたのか。今回はHIROMA誕生のエピソードをご紹介します。

あらたな生活スタイルを提唱する「HIROMA」とは

「HIROMA」はこれからのライフスタイルを提唱する新しいキッチンの形です。住宅におけるキッチンの考え方を大胆に変え、ダイニング、リビングまでを再構成するというコンセプトで考えられています。
通常のキッチンとしての使用はもちろん、スペースの限られた空間でミニマムな暮らしを実現したい方や、サブキッチン、自宅兼オフィス利用に適している新提案です。

マットブラックの人工大理石ワークトップに、小さめのステンレスシンクと1口IHを組み合わせることで、キッチンの機能をコンパクト集約。熱や汚れに強いステンレス素材のシンクは、丸みを抑えたスクエア形状でスタイリッシュなデザインです。キッチンテーブルとダイニングテーブルの高さは713mmに統一。同じ天然木（ホワイトオーク）を使用し、まるで家具のようなたたずまいを実現しています。

ミラノサローネで出品されたコンセプトモデル「DAIDOCORO」

「HIROMA」の開発にはベースとなった考え方があります。
それが、2014年、2016年のミラノサローネで発表された「DAIDOCORO」というコンセプトモデルです。

CONVIVIO
DAIDOCORO 2016

クリナップでは、新たなライスタイルの提案をすべく、2014年に「FURUMAI kitchen」「CONVIVIO」の2台を出展、2016年にはそれらのコンセプトを集約した「DAIDOCORO 2016」を提案し、大きな反響を呼びました。

2014の「CONVIVIO」ではキッチンとダイニングを一つにまとめその境界線を無くし、2016年のDAIDOCOROではリビング、ダイニング、キッチンを”重ねる”というコンセプトを提唱、のちのHIROMAに通ずる考え方の骨子が生まれています。

DAIDOCORO2016の”重ねる”という考え方

リビング、ダイニング、キッチンを再構成

「HIROMA」では、この”重ねる”という考え方をさらに発展させ、ライフスタイルにあわせて再構築するという考えを行っています。それぞれの要素を分解し抽出することで、最適な間取りが見つかるのではないか、というのが「HIROMA」の基本的な考え方です。

「HIROMA」を構成している部材は少ないですが、この考え方に基づき組み合わせていくことにより、キッチン、作業テーブル、はたまた洗面台など、使う人のライフスタイルに合わせたフレキシブルな提案が可能になりました。

ミラノサローネの「コンセプト」を実際の商品に落とし込むにあたっては、最小の要素、という考えがとても重要となりました。「HIROMA」の各ユニットは、使う人のことを考えた必要最小限かつ十分な要素を兼ね備えています。

飛騨産業とのコラボレーション　本格家具としての提案

もう一つ、大きなポイントが創業100周年を迎えた老舗木工家具メーカー「飛騨産業」とのコラボレーションです。キッチンメーカーとして70年以上の歴史を持つクリナップ。もちろん、ダイニングテーブルや収納なども販売していますが、「HIROMA」においては、より完璧な家具としてのクォリティを目指すべく、匠の技を持つ飛騨産業に協力をしていただいています。