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バイブレーションダークの開発 development
5min
バイブレーションダークの開発

サビや熱に強く、清潔さを長く保てる、ステンレスにこだわってきたクリナップ。
「インテリアに馴染むあたたかみのあるキッチンを」との声に応え、よりインテリアにマッチするステンレスワークトップの開発が始まりました。そして、誕生したのが、「バイブレーションダーク」です。

目次

ステンレスワークトップに新たな選択肢を

ステンレスの硬質なイメージとは一線を画す「バイブレーションダーク」。ステンレスの機能性や質感を活かしながら、空間に馴染み、キッチンのコーディネートの幅を広げる意匠性を実現しました。その先進性が評価され、晴れてグッドデザイン賞を受賞することができました。

グッドデザイン賞受賞。プロが認める確かな実力

グッドデザイン賞は、製品やシステム、サービスなど生活を取り巻くあらゆるものを対象に、社会や暮らしを豊かにするデザインに贈られる賞です。また、受賞デザインの中から各審査委員が注目した作品を紹介する企画展「私の選んだ一品」も毎年行われています。
グッドデザイン賞および企画展「私の選んだ一品」において、バイブレーションダークに対していただいたコメントをご紹介します。

グッドデザイン賞 評価コメント

 

シンプルでエレガントな外観で、全体的にきめ細かく厚みのある質感のキッチンワークトップ。ステンレス製のワークトップと側面はしっかりとした作りで、エンボス加工されたエッジ部は均一に丸みを帯び、コーナー部のつなぎ目部分もなめらか。ワークトップの表面には特殊コーティングが施され、ステンレススチールならではの手触りと色味を与えている。まろやかなコーティングの質感が、ステンレススチール本来の色の冷たさを抑え、見た目を控えめにするだけでなく、落ち着きを与えている。

企画展「私の選んだ一品」 審査委員名:橋田 規子/プロダクトデザイナー

 

ステンレスカウンターは使う上でとても安心感があるが、リビングに面した場合に少々浮いてしまう。この製品は、繊細なバイブレーション模様と落ち着いた色が印象的。ステンレスカウンターでここまで高級感を出したものは初めてではないか。意匠性と共に耐久性と汚れに強いコーティング技術で、サスティナブル素材であるステンレスの価値を上げている点も良い。

バイブレーションダークの特長・魅力とは

ステンレスは、熱や錆に強く、清掃性も高いことからキッチンにはうってつけの素材です。その上、国内でのリサイクル率が80%以上というサスティナブルな素材という面でも優れています。しかしながら、近年の住宅の間取りの変化により、キッチンが空間に対してオープンになったことで、ステンレスの硬質な印象がインテリアと馴染みにくいとの声も。

 

そこで新たに開発したバイブレーションダークは、バイブレーション研磨の風合いある質感を残したまま、落ち着いたダークな色味を実現。LDKの一体感をつくりたい場合や、昨今トレンドのダーク系のコーディネートなど幅広いテイストにマッチするステンレスワークトップです。色味がキッチンやインテリアテイストに合わないことを理由に、ステンレスワークトップを諦める必要がなくなりました。

ダーク色のステンレス開発の背景とは

さまざまな意匠表現が可能な人工大理石のワークトップの登場によって、ステンレスにも空間の中に馴染むデザインが求められるようになっていました。ステンレスの硬質な美しさも一定の人気がありますが、プロの厨房のようなクールでハードなイメージがあり、温もりのある空間や落ち着きのある空間に合わせづらいという声があったのです。
研磨をかけることでぎらつきを抑えた「バイブレーション」も空間にマッチしやすく人気がありますが、暗めのトーンのキッチン空間には対応しきれないことに課題を見いだし、ダークな色味のステンレスワークトップの開発に乗り出しました。

  • 機能的なプロ仕様の厨房を思わせる仕上げのステンレスキッチン

  • 研磨によりぎらつきを抑えたバイブレーション

ステンレスならでは質感を残しつつ着色する難しさ。クリナップ独自の「美コート」が課題解決のカギ

「さて、いかにしてステンレスワークトップに着色をするか」
以前からさまざまなステンレスの着色技術はありましたが、一般的な着色方法では、ワークトップの使用環境においては削れてしまうなど、耐久性が担保できませんでした。そこで生まれた発想が、「美コート」を発色させることでした。
「美コート」はステンレスワークトップやシンクに施す親水性のセラミック系特殊コーティングです。汚れを浮かせてお手入れしやすく、細かいキズからも守ります。

「美コート」の厚みはわずか1ミクロン。開発担当者によると、その厚みのバランスが難しかったと言います。
「ステンレスの質感を残しながら薄く塗装をすると色ムラができてしまい、コーティングを厚くすれば、質感が失われ、ステンレスで行う意味がなくなってしまう……。長年使っても自然な風合いが楽しめるよう先までを見通して、意匠性と美コートの性能を両立させることが課題でした」      
この課題を解決するために、ナノレベルで発色させる材料を見つけ、独自のコーティング剤を開発したことにより、美コートの耐久性を残したまま、ステンレスの質感を損なうことなく均一に発色させることが可能となりました。この手法にたどり着くまでに、試行錯誤に要した年月は約20年。ステンレスにこだわり続け、蓄積してきた技術とノウハウにより、ようやく結実しました。

木目の扉や塗り調など自然素材にもマッチ。ナチュラルにも、シックにも。

これまでもステンレスワークトップと木目調の扉を組み合わせることで、メリハリのあるおしゃれな空間をつくることは可能でしたが、落ち着いたインテリアの中ではややステンレスが浮いてしまう場合も。バイブレーションダークのワークトップは、ダークな色味でインテリアにも馴染みやすく、より幅広いテイストに対応。人気の高い木目の扉や塗り調など自然素材にもマッチし、カフェ風のナチュラルな空間や洗練された都会的な空間など、キッチンコーディネートの幅が大きく広がりました。

木目の扉との合わせ

バイブレーションダークの開発段階から意識していたという、ルーバーデザインの扉「ブリーズ・ソレイユ」とのコーディネート。木とアイアンの異素材を組み合わせても、自然に馴染みます。バイブレーションダークは、金属ならではの素材感を残しつつ、木目の扉とも調和し、落ち着きのあるナチュラルな空間に。

ダーク系の扉とのかたまり感

バイブレーションダークの登場により、ステンレスワークトップでも、キッチンをダーク系の色味で統一することが可能となりました。上写真のようにミッドナイトグレーの扉と合わせると、一体感のあるひとつのかたまりが生まれ、洗練されたシックなキッチンが演出できます。

バイブレーションダークの登場で、ステンレスの魅力を活かせる空間の幅が広がりました。お好みの扉カラーとステンレスの風合いをいろいろと組み合わせて、コーディネートをお楽しみいただければと思います。

 

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