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新築をより統一感のある空間にするには、水まわりの内装が肝心! ideas
5min
新築をより統一感のある空間にするには、水まわりの内装が肝心!

間取り、設備、内装など家づくりでは「決めなければいけないこと」が膨大にあります。一つひとつこだわって選んでも、“統一感”がないとどこかちぐはぐな印象に。水まわり設備を含めて家全体の統一感を叶え、おしゃれに仕上げるためのコツをご紹介します。

さかのまどか さん

さかのまどか さん

インテリアスタイリスト。雑誌・Webなどのメディアおよび広告撮影時のインテリアスタイリング、カフェ・ホテル・オフィスなどのアートワークやディスプレイ提案を行っている。
アンティークやハンドクラフト、グリーンを取り入れたスタイリングを得意とし、オリジナリティあふれる空間をつくりだす。ストーリーを大切にしたインテリアを心がけている。

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目次

とくに“ちぐはぐ”になりやすい水まわり。その原因は?

暮らしに欠かせない水まわり設備。キッチン、洗面、バス、トイレなどがありますが、水まわり設備の選び方で、家全体の統一感が大きく変化することをご存知でしょうか。

昨今、キッチンはリビング・ダイニングと同時に検討する人が増えていて、リビング・ダイニングの内装に合わせて扉色やワークトップをコーディネートするなど、デザインを重視する傾向があります。しかし一方で洗面・浴室・トイレなどは“生活設備”としてデザインよりも機能性が重視されやすく、空間としての統一感が二の次になってしまうのです。とくに浴室は「ユニットバス」として個別に床・壁・天井を選ぶため、居室空間の雰囲気とかけ離れた仕上がりになるケースが多いといえます。

その他にも統一感が崩れてしまう原因として以下の2点も挙げられます。

1)設備ごとのメーカーがバラバラ

水まわりの設備は、キッチンはA社、洗面はB社、浴室はC社…と別々のメーカーを採用するケースが一般的です。そのため、例えば同じ「アイボリー」色でも微妙に色味や質感が違っているなど、同じ屋根の下に設備が並んだ際、違和感の原因になります。ショールームで確認して似た色味・素材だと思ったのに、実際に設置してみると少し違った、ということも多いので注意が必要です。

2)小さなサンプルだけで決めてしまう

色味や素材を見本帳だけで決めてしまうのも、要注意。見本帳に並んでいる小さなサンプルは実際の大きさよりも色が暗く見えたり、柄の印象が強くなったりと施工時の印象が異なるからです。可能であれば、大きめのサンプルを取り寄せたり、メーカーのショールームで実物大の設備を一通り見学してみたりといった方法を取ると良いでしょう。

水まわり、失敗しないための考え方は?

設備メーカーを1社に統一するのがベターですが、別々のメーカーを選んでも“ちぐはぐさ”を回避することは可能です。ポイントになるのは「全体の基準をどこに置くか」をしっかりと決めておくこと。例えばリビング・ダイニングのテイストを決め、そのトーンに合わせてキッチン、洗面、浴室などを決めていく、といった方法です。コーディネートで押さえておくべき3つの基本をご紹介します。

1)水まわりの床・壁のトーンをリビング・ダイニングと揃える

内装の打ち合わせでは、まずリビングの床材や壁紙といった面積の大きい部分から決めていく傾向にあります。リビングをナチュラルテイストに仕上げる場合は、ホワイト系の壁紙や木目調のフローリングなどを選ぶことが多いと思います。その場合は、水まわりもそれに合わせてホワイト系や木目調でまとめるのが良いでしょう。リビングをグレーやブラックのカラー、石目調の素材などを取り入れたホテルライクなモダンテイストにしたい場合は、水まわりもモノトーンや石目調で揃えるのがおすすめです。

「水まわりだから」とフロアタイルやクッションフロアなどリビングと違う床材を選びたくなりますが、そうするとバラバラした印象になり、すっきり感も失われがちです。とはいえお手入れのしやすさの観点から、キッチンや洗面・脱衣室をフローリング仕立てにしたくない場合もありますよね。その際は、建具や巾木の色を揃えると、床や壁を少し変えても、ドアや巾木の色をリビングと同じにするだけで一体感が出やすいです。

2)水栓や取手など細部の素材感を合わせる

水栓や取手、レンジフードなどパーツ類の色味・素材にもこだわると統一感がぐんと高まります。落ち着いた印象のメッキ水栓や、光沢感を抑えたマットホワイトで揃えるとスタイリッシュな雰囲気に、真鍮やブラックを選ぶとカフェのような雰囲気に。小さなパーツでも印象は大きく変わるので、ディテールまで目を配ることも忘れずに。

3)照明の色温度を統一する

「キッチンは手元がよく見えるように」と照明に青白い昼白色を選ぶケースもありますが、リビング・ダイニングが温かみのある電球色だと色温度の違いが際立ち、「キッチンだけ作業スペース」のような“ちぐはぐ”感の原因になります。
今はキッチンにペンダントライトを取り入れる方も多いので、リビング・ダイニングに合わせて電球色の電球を使用するのがおすすめです。ダウンライトを取り入れたい方は、調光機能が備わったLED照明もあるので、調理をする際だけ明かりを変更するといったことも可能です。

“ちぐはぐ”感を回避する2つのポイント

前述した「考え方」をベースに、実際に設備選びをする際に押さえておきたいポイントが2つあります。

1)色味はサンプルを並べて空間全体で確認を

設備や床・壁・天井など、場所ごとに単独で色味やトーンを決めたりするのではなく、家全体をイメージしながら決めることが大切です。そのためにも、各メーカーから取り寄せたサンプルをリビング・ダイニングの床・壁・天井のサンプルと一緒に並べて確認するのがベター。

隣接して設置することの多いキッチンと洗面などの扉色も並べて確認しておきましょう。同じ“木目柄”でも色合いや木目の濃淡に違いがあり、メーカーによって違いが出やすい部分です。実際のサンプルを並べて違和感がないか確かめておくのがおすすめです。

サンプルは光の当たり方で印象が大きく変わるので、実際に施工する部屋に近い環境(日の当たり具合や照明など)で見るようにします。また、キッチンの扉サンプルは、床材のサンプルの上に垂直に立てて確認するなど、実際の位置関係に合わせて並べることでよりイメージしやすくなります。サンプルを並べた状態をスマホで撮影しておけば、打ち合わせ時に参考にしやすくとても便利です。

また、キッチンのワークトップやバスルームのカラーサンプルなどは、ショールームでしか確認できない場合があります。その場合は、リビング・ダイニングで使用する床・壁・天井のサンプルをショールームに持っていき、比較しながら選ぶことをおすすめします。

2)光沢? マット? 質感を揃えると違和感がぐっと抑えられる

同じ色味でも、質感が異なると違和感の原因になります。そのため質感の統一感も大切にしたいもの。例えば「白」と言っても光沢のあるものなら清潔感やモダンな印象に仕上がりますし、マットなものを選べばシンプルで落ち着いた印象に仕上がります。サンプルを並べて「手触り」「光の反射具合」を確かめておきましょう。

まとめ

こだわりをぎゅっと詰め込んだ夢のマイホーム。家全体として統一感のあるおしゃれな雰囲気に仕上げるために欠かせない、水まわりを含めた内装のコーディネート方法をご紹介しました。デザインをいくら重視した家づくりをしていても、水まわりを「とりあえず後で決めよう」「標準仕様で良いだろう」と妥協してしまうと、空間全体の統一感が失われ、どこかまとまりのない印象に仕上がってしまいます。いかにマイホームを洗練された雰囲気にコーディネートするか——、それは水まわり設備の選び方にかかっているのです。

クリナップのショールームでは、リビングのように心地よい空間にコーディネートできるキッチンや浴室などを展示しています。実際に見て、触って、体感しながら設備選びを楽しんでみませんか。

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