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美コートワークトップの開発 development
4min
美コートワークトップの開発

シンクでおなじみの親水性セラミック系特殊コーティング「美コート」をワークトップに!
2016年12月からS.S.に導入された【美コートワークトップ】には、単に技術を展開したというのみではない、
新たなる技術的挑戦がありました。

目次

拭き取りやすさと意匠性を高めるアレンジを

あらためて【美コートのシンク】の底面と【美コートワークトップ】の表面を見較べてみると、確かに違うのが分かります。同じ「美コート」と「特殊エンボス加工」を組み合わせた表面処理ですが、ワークトップのエンボスはシンクのそれよりもかなり小粒で、配置されるピッチも狭いようです。

「それは、拭き取りやすさと、意匠性を考えてのことなんです。シンクとワークトップの汚れは性質が異なります。また、掃除の方法も違います。シンクの汚れは、食材カスの有機物や油などが水で流されてくるものが主体ですが、それに対してワークトップは、表面に飛び散って乾いて付着するものが多く見られます。たとえば調理機器周辺の油の飛び散りです。掃除をするときは、シンクの場合は水で流すことができますが、ワークトップの場合は拭き取らなければなりません。

しかし、油をきれいに拭き取るというのは案外大変で、拭き残しで表面が曇ってしまうことが多いんです。ですから、油をサッと残さず拭き取れるように、コーティングの仕方を一部改良し、エンボスの大きさとピッチの最良のバランスを追究したのです。同時にこれは、ステンレスらしい光沢感を出すためでもありました」

安定した品質を生み出す生産ラインの構築

「製法や仕様が固まれば、即商品化というものではありません。特に、もともとシンクの底面というキッチンの一部分に対する技術だったのを、この広いワークトップ全体に、しかも、お客さまごとに異なる間口サイズで安定した性能を発揮できなければなりません。生産ラインも新たに引く必要があり、その生産ラインをどこに、どの大きさで設けるかといった問題と向き合いながら、同時に製造条件を詰めていくのは、なかなか困難ではありましたが、それだけに、やりがいのある仕事でしたね」

ダーク美コートワークトップの登場!

2023年6月発売のCENTROではダークカラーの美コートが登場。

ステンレスとは思えないダークカラーの見た目と、従来から好評いただいている美コートによる高い機能性を両立。「ねばり強く試作を繰り返したおかげで、製造条件も上手く決まって、品質も高いレベルで安定しています。ぜひ、たくさんのお客さまに使っていただきたいですね」

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