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キッチン収納が薬箱に? 調査から見えてきた! キッチンに置くと便利な、意外なモノ ideas
5min
キッチン収納が薬箱に? 調査から見えてきた! キッチンに置くと便利な、意外なモノ

クリナップでは、住まいの中でのキッチンの役割や使われ方など、キッチンに関する調査を継続的に行っています。時代とともにLDKの空間づくりや家族のあり方が変化し、キッチンは調理をするだけの場所ではなくなりつつあるようです。キッチン空間に置いているものにフォーカスを当ててみると、生活や家事の効率が高まるよう、調理に関係ない生活用品もキッチンに置かれていることがわかりました。そこで、みなさんがキッチンに置いている意外なアイテムとその便利な使い方をご紹介します。

目次

調理以外で利用するキッチンに置いてあるものとは?

クリナップの研究部門「おいしい暮らし研究所」では、2022年、キッチンに置いているものについて、アンケート調査を行いました。その結果、掃除用品や衛生・健康用品など、料理には使わないものもキッチンに置いていることがわかりました。生活で使う頻度が高いものや家事で使うものがすぐに取り出せるようにキッチンに置かれていることがうかがえます。中にはインテリア小物や書籍、テレビ、ラジオなど、作業中や休憩中の癒しや楽しみにつながるものも置かれていました。

料理以外の用途で、キッチンに置いているものTOP20

1位 キッチン周りの掃除道具 49.7%
2位
買い物袋
42.7%
3位
ティッシュペーパー
36.7%
4位
サプリメント・プロテイン
20.4%
5位
時計
16.2%
6位
なくしたくない書類(病院や学校からの連絡プリント等)
15.7%
7位
殺虫剤
14.0%
8位
文房具
12.5%
9位
医薬品・救急箱
12.3%
10位
インテリア小物(植物、観葉植物含む)
11.8%
11位
歯ブラシ、歯磨粉、入れ歯(洗浄剤含む)などのオーラルケア用品
11.1%
12位
消臭剤、消臭スプレー
11.0%
13位
書籍(料理本、レシピ本以外)
10.9%
14位
郵便物・新聞
10.4%
15位
キッチン周り以外の掃除道具
9.8%
16位
携帯電話・スマートフォンの充電器、充電ケーブル
9.7%
17位
マスク
9.6%
18位
テレビ・ラジオ・CDコンポ・ラジカセ・スピーカー
9.5%
19位
洗濯した後の乾いたタオルや服
8.3%
20位
ペット用品(えさ、おやつ、皿、トイレ、給水器など)
8.2%

【調査概要】
2022キッチン空間の保有物に関する生活者調査(当社調べ)
実施期間:2022年9月〜11月
調査対象:現在の住宅に住み始めて2年以上経過、またはキッチンをリフォームして2年以上経過している20歳以上の既婚女性(離死別を除く)
回収数 :16,096名
調査方法:インターネットによるアンケート調査

生活動線上にあれば出し入れがスムーズ! キッチン空間に置くメリット

調査の結果やヒアリングした内容から、料理に使わないものもキッチンに置くことで効率の良い生活動線をつくり、毎日の家事や作業をスムーズに行なっていることがわかりました。物を置いている理由から見えてきた、キッチンに置くメリットをご紹介します。

調理に使わないものをキッチン空間に置いておくメリット

◎キッチンにいる時間が長いため、必要なものがすぐに取り出せてラク。

◎さまざまな作業や家事をキッチンに集約でき、時短・効率アップ。

◎LDKが一体の空間になっているので家族が過ごす時間も長く、手が届きやすいキッチンに物を置いておくと便利。

◎外出前後に通ることが多いので、必要なものの定位置にすることで、忘れ物やなくし物の防止に。

調査回答の中から、意外なものや、気になる使い方をしていたものをピックアップしていきます。皆さんのキッチンでもマネしたいアイデアがあれば参考にしてみてください。

サプリメントや医薬品、救急用品

薬やサプリメントは、食事の前後に飲むため、キッチンに置いておくことで飲み忘れ防止に。水もあるので、気づいたときにすぐに飲めるのも便利です。
また、キッチンでの作業中に、家族に薬や絆創膏、体温計などの場所を聞かれたり、体の不調を訴えられたりしたときに、すぐに取り出して対応できるよう、医薬品や救急用品をキッチンにまとめて置いておくと安心です。

こちらの事例では、二列型キッチンの壁側を延長し、ダイニングテーブルの後ろの引出しに日常的に使用するものを収納してます。サプリメントや常備薬、ハンドクリームなどのケア用品、充電器や文房具などの日用品や郵便物など、必要なときにすぐに使えるようにしているとのことです。

手指消毒用アルコールやうがい薬、歯ブラシなどの衛生用品

コロナ禍以降、手洗い・うがいを習慣化されている家庭が多く、帰宅後に家族がよく通るキッチンに消毒用アルコールやうがい薬を置いて、感染症対策に取り組まれている家庭も。
小さいお子さまがいる場合、食事後にそのままキッチンで歯磨きを済ませるという家庭もありました。

ハンドクリームや洗顔料・髭剃りなどのケア用品

洗い物をしたらすぐにケアできるよう、シンクのそばやキッチンカウンターにハンドクリームを常備している方も多いようです。手指消毒用アルコールとセットにして手荒れを防止している方も。
また、洗面所が離れていて空調が効いていないため、リビングダイニングに近いキッチンで、テレビを見たりしながら快適に身支度をしたいと、洗顔料や髭剃りなどを置いているという声もありました。

充電器や貴重品

充電器をキッチンカウンターに置いている方も多いようです。帰宅・外出動線上の目の届きやすい場所なので、帰ってきたらすぐに充電、または出かける前に充電しておけば、外出するときにもスマートフォンを持って出かけるのを忘れにくいというのがメリット。あわせて、財布や鍵、腕時計などの出かけるときの必需品もまとめておくことで忘れ物を防止できます。
調理中に充電しておいて、レシピを見たり、連絡を取ったりなどすぐに使えるよう、キッチンにスマホやタブレットの定位置を決めて便利に使っている方もいました。音楽を聴いたり、動画を見たりして、ながら作業や合間の休憩を楽しんでいるという声も。

ペット用品

ペットがいる家庭では、ペット用品の収納や、ペットの食事場所、またはトイレとしてキッチンスペースを活用されているケースも。ご飯や水がなくなったり、トイレが汚れたりするとすぐに気づいてケアしてあげられるというのが大きな理由です。キッチンならお皿や空いた缶詰などがすぐに洗えて、ゴミ袋やゴミ箱もあるので、ゴミ処理もスムーズにできます。

こちらの事例では、キッチンの足元収納を猫ちゃんの専用スペースに。どこに何があるのか、上からひと目でわかるので、在庫が把握しやすく、ごはんやおやつの買い忘れがなくなって、安心ですね。

子どもに関するもの

子どもがリビングダイニングで過ごすことが多い家庭では、キッチンで家事をしながら見守れるため、キッチンのそばにおもちゃや鞄などの子ども用品を収納している回答もありました。キッチンカウンターのダイニング側収納は子どもの背丈でも出し入れしやすいので重宝されているよう。
学校からのプリントなどを、忘れないように目に留まるところにマグネットで貼っておくというのも、お子さんのいる家庭でよく見られる光景のようです。

生活動線を意識したキッチン収納で効率アップ

かつてのキッチンは独立した調理をする場として捉えられていましたが、いまではリビングダイニングと一体となったオープンな場所になったことで、家族が集まり、行き来する空間となっているようです。言い換えれば、生活動線の中心にキッチンがあるということ。そのため、多くの家庭で暮らしに必要なものをキッチンに置いて出し入れをスムーズにできるようにしていることが調査から見えてきました。
また、共働きの家庭が増えていることもあり、料理をしながらもほかのことをしたり、キッチンでできる家事は集約することで、時短や効率化を図っていました。
料理や家事のほか、ひと息つく場所にもなったりと、キッチンの使い方次第でもっと生活が豊かになります。その一歩として皆さんもキッチンに置くものを見直してみてはいかがでしょうか。

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