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メーカー社員のキッチンづくりvol.1色合わせがカギ!自分でつくるホテルライクな空間 case
8min
メーカー社員のキッチンづくりvol.1色合わせがカギ!自分でつくるホテルライクな空間

クリナップのキッチンについてよく知っている、クリナップの社員はどんなキッチンづくりをしているのか、気になる方もいるのでは?キッチンだけでなくお家全体の色選びやインテリアなど、自分でトータルコーディネートしたKさん。今回はキッチン空間のつくりかたや採用機器の選びかたなど、キッチンづくりのこだわりやポイントを聞きました。自分ですべてを選ぶとキッチン空間が完成した喜びもひとしおだったよう!

クリナップ社員 K

クリナップ社員 K

入社12年目
入社1~4年目 ショールームにてショールームアドバイザーとして勤務
5年目~9年目 デジタル関連の新規事業に携わる
10年目~現在 アフターサービスに関わる部署にて、主にデジタル施策を担当
家族構成:本人・夫

目次

飽きが来ない「ホテルライク」な空間をめざして

地元の工務店で建てたので、住宅会社の標準仕様というものがなく、間取りから内装まで自分たちで決めてきてというスタンスだったので、大変ではありましたが、家づくりはとても楽しかったです。新築だったので、まずは家全体のコンセプトを決めるところから始めました。情報収集をしていく中で、SNSで「ホテルライク」というテイストがあることを知り、シックで洗練された雰囲気に惹かれました。長く住む家なので、落ち着いた、いつまでも飽きが来ない空間にしたいという思いにもぴったりで、夫と相談し、「ホテルライク」をコンセプトに空間づくりを進めることにしました。SNSなどを見ていて、木目調を取り入れることで、さらに居心地の良い空間になりそうだと、イメージが膨らんでいきました。

ホテルライクを意識した、モノトーンのコーディネート

ホテルライクな雰囲気にするために、色使いは特に意識したところです。黒、グレーを基調に、アクセントに白と落ち着いた色味のウッドをポイント的に取り入れ、色数を絞ることで統一感を持たせています。
キッチンの色を黒にしたのは、以前から使っている大理石調のダイニングテーブルの脚の色に合わせ、一体感を出すためです。吊戸棚は、テーブルの天板の色と合わせました。
また、吊戸棚は、お客さまの取材をした際、長年使用されても扉の小口が綺麗なままだったのを見て、開閉時にたくさん触っても剥がれにくい真空成形の面材扉を選びました。

  • Kさんがコーディネートしたモノトーンの色合わせ。色みを合わせることで、素材が違っても統一感が生まれ、洗練された空間が完成。

  • 面材を真空成形することにより、扉の木口材が剥がれにくい扉タイプ。お客さまの声もキッチン選びの大きな助けになったというKさん。

二列型キッチンは床が汚れがち? 床材選びで理想のレイアウトに

床材や壁紙も家全体のインテリアテイストに合わせて、自分でサンプルを集め、ショールームに持っていって色合わせをしながら、コーディネートしていきました。他社のショールームを見に行く機会はあまりなかったので、展示品やサンプルを見て完成イメージを固めるのはとても楽しかったです。

キッチンの床材は見た目だけでなく、機能面も考慮して選んでいます。二列型キッチンは、鍋などをコンロに運ぶとき、床に水が垂れてしまうデメリットがあるので、水で濡れたり、汚れたりしても簡単に拭き取れるフロアタイルにして、リビング側のフローリングと切り替えても違和感がない色を探しました。

SNSで横並びダイニングにすると、配膳が楽になるというのを知り、もともと使っていたダイニングテーブルとキッチンを横並びに配置したいと思いました。キッチンのレイアウトはI型の対面キッチンを検討していましたが、スペース的に狭いこと、油ハネがリビング側に飛ぶ懸念があったため、ガスコンロを壁付けにして、二列型にしました。広々としていて作業がしやすく、リビングからもパントリーからも回遊できるのも便利です。

豊富な商品知識から生まれたこだわりの家事ラクキッチン 

CENTROを選んだ決め手は理想の「かたまり感」

2023年6月発売の新CENTROは、扉カラー、ワークトップ、蹴込みまでオールブラックに統一することができるようになったという情報をキャッチ。この「かたまり感」が、まさにやりたいコーディネートだったので、CENTROに決めました。

また、モデルチェンジで流レールシンクのスクエア型が登場したのも後押しになりました。シンクはやはり長年の実績のあるステンレスにしたいと思っていて、さらにデザインもスタイリッシュになり、言うことなしです。
ハンドブレンダーやホットプレートなどの調理家電もうまく活用していきたいと思い、コンセント付きのシンクキャビネットにしたのも正解でした。背面側にもコンセントはありますが、シンク側で作業しているときにサッと使えて助かっています。

  • シャープなデザインのスクエアシンクは、ホテルライクなテイストにもぴったり。

  • コンセント付きシンクキャビネットのイメージ画像。カバー付きで水かかりを防止します。

食洗機選びはお客さまの声を参考に

共働きなので、夕飯後の洗い物は時短したいという思いから、食洗機は必須アイテムでした。深型食洗機も検討しましたが、大きな鍋やフライパンも食器と一緒に入るフロントオープンタイプのミーレ社製食洗機にしました。ミーレ社の食洗機を実際に使ったことはなかったので、洗いあがりや使い勝手については、お客さまの声やSNSを参考にさせていただきました。

希望と予算のバランスを大切に、理想のキッチンへ

欲しい機能を入れていくと、予算がオーバーしてしまい、価格の調整が一番苦労しましたね。
引出しの底板を汚れそうな部分以外は、ステンレスからメラミンにしたり、ワークトップの素材をセラミックからフォルテックスにしたりと、ひとつひとつ見直していきました。
ワークトップについては、当初コンロ側はフォルテックスに、シンク側はセラミックにしようと思っていたのですが、予算的にすべてフォルテックスにしました。ただ、同じ黒でも素材が違うと色味が違うので、すべてフォルテックスにしたことで統一できてよかったと思います。

サプリメントもキッチンに。必要なときにすぐ手が届く、生活動線を意識した収納

背面収納は壁付けキッチンを延長してキャビネットを配置することで、継ぎ目がないフラットなワークトップカウンターにしました。ダイニングテーブル後ろの引出しには、料理に使うものだけでなく、サプリメントや常備薬、ハンドクリームなどのケア用品、充電器や文房具などの日用品や郵便物など、リビングダイニングで日常的に使うものも収納して、必要なときにすぐに使えるようにしています。

自分でつくり上げた理想のキッチン。家族からも「いいね」

完成したキッチンを初めて見たときは、イメージどおりに仕上がっていて、ひとつの作品が完成した喜びがありました。色合わせはコーディネーターさんに依頼せず、すべて自分で選んだので、色味が合っているかなど、実際に見るまで不安でしたが、家族からも「かっこいいね!」と言ってもらえてよかったです。
実際に使ってみて使い勝手もいいですね。前に住んでいた間口180cmのキッチンは、ふたりで作業するには狭すぎると感じていましたが、今は夫婦でキッチンに立っても広々と作業ができてよかったです。庭に梅の木があり、休日に収穫して梅酒をつくったのですが、前のキッチンでは絶対できませんでした。
平日は共働きなので、効率よく料理や片付けをして家事ストレスを減らして、休日にはゆっくり手の込んだ料理も楽しみたいと思います。いずれは子どもと一緒に料理をしたり、キッチンで作業しながら子どもの勉強を見たり、ここで家族と過ごす時間を大切にしたいですね。

造作するか検討した洗面化粧台はあえて既製品を採用

2階に浴室と洗面があるので、1階にはトイレの手洗い用とコロナ後に設置が増えている「ただいま手洗い」を兼ねたセカンド洗面をつくりました。玄関からすぐにアクセスできるので、帰宅後のうがい・手洗いが習慣化できます。
お客さんも使う場所なので、見た目にもこだわりたいと造作のスタイリッシュな洗面を検討したのですが、工務店と相談しながら水栓の位置や配管など細かに設計して一からつくり上げていくことになるので手間がかかり、使い勝手よくつくれるか不安が残りました。
素敵なカフェやレストランなどで見かける造作洗面は、見た目はかっこいいのですが、ボールが小さくてまわりに水ハネしていたり、お手入れが大変そうなイメージもあり……。

ちょうどそのタイミングでエルヴィータが発売になり、既製品なのに造作のようにおしゃれなベッセル型のデザインが気に入ったので、即決でしたね。
実際に使ってみて、ボールが広いので周りに水ハネすることなく、お手入れも楽にできています。

エルヴィータの色選びは、家全体をグレー、黒を基調にしているので、グレー系も検討しましたが、少し雰囲気を変えてアクセントとしてMGパネル(マグネット対応パネル)は木目調のオーク、洗面ボールやキャビネットはホワイト系の色で、コーディネートしました。清潔感のある明るい雰囲気になり、木目の色味は、洗面の近くにつくったワークスペースのカウンターの木目ともつながり、気に入っています。まだ住み始めて間もないので付けられていませんが、MGパネルはマグネットがくっつくので、使い勝手に合わせてマグネットアイテムを取り付けることができるので便利だと思います。クリナップのECサイトも含め、これから自分に合うものを探していく予定です。

これからキッチンを選ぶ方に向けて

キッチンプランニングで一番悩んだのは、理想と予算のバランスです。どうしても取捨選択が必要になりますが、キッチンでの作業で何が一番やりたくない作業か考えると、必要なものが見えてきました。たとえば私の場合は、食器洗いが億劫なので、食洗機に重きを置きました。
将来的にメンテナンスを減らすために、コストがかかっても長持ちする素材を選ぶか、初期費用を抑えてアップデートしながら使っていくか、ランニングコストまでトータルに考える視点も大切だと思います。

レイアウトができあがったら、間取り図を見ながら1日の生活の流れをイメージしてみるといいですよ。そのとき、ワークトライアングルを意識して、冷蔵庫、シンク、加熱機器を結ぶ三角形の3辺の合計が360~660cmの範囲に収まるようにすると、使いやすいキッチンができあがります。

ショールームには、ぜひ足を運んでみてください。事前にカタログなどでどんな商品があるかを把握しておくと、イメージがつかみやすく、ショールームでも無駄なく見学できるのでおすすめです。説明を聞いて初めてわかることも多いので、ぜひご予約を。1か月前には予約をしておくと安心です。ただ、ショールーム見学のスケジュールを詰め込みすぎると、疲れるのでほどほどに!

物件情報

クリナップ社員K(神奈川県)

クリナップ社員K(神奈川県)クリナップ社員K(神奈川県)

クリナップ社員K(神奈川県)

商品名:CENTRO

定価価格:約360万円

収納:吊戸棚あり(ショート吊戸棚)

サイズ シンク側:間口184cm/奥行98cm/高さ85cm

サイズ コンロ側:間口305cm/奥行65cm/高さ85cm

採用機器: ハンズフリー水栓(浄水器兼用タイプ)、食器洗い乾燥機/ミーレ社製フロントオープン前面操作パネルタイプ(間口60cm)、レンジフード/フェデリカ

家族構成:本人、夫

レイアウト:フラット対面二列型

扉:コンテクスダーク/シャトーグリーズ

取手: ライン取手(ブラック)

ワークトップ: フォルテックス/スレートチャコール

シンク:流レールスクエアシンク(BFシンク/ステンレス)

洗面化粧台

洗面化粧台洗面化粧台

洗面化粧台

商品名:エルヴィータ

定価価格:約30万円

キャビネット:幅75cm

扉カラー:ホワイトストーン

ボール:マットホワイト

水栓:タッチレスシングルレバー水栓(シャワー付き)

鏡:丸型ミラー

MGパネル:オーク

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