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洗練されたおしゃれキッチンへ!「脱・生活感」のコツ ideas
6min
洗練されたおしゃれキッチンへ!「脱・生活感」のコツ

キッチンはひと昔前の「単なる作業場」から、心地よく過ごせる「居住空間」の一つになりました。そのため、リビングと一体感のある理想の空間に仕上げたいのに、生活感が出てしまう…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。今回はキッチンの生活感を抑えておしゃれに仕上げるコツをプロに聞きました。

大橋わか さん

大橋わか さん

整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター。個人宅の整理収納とインテリアコーディネートを行うプロ集団「おうちデトックス」代表。テストする女性誌「LDK」、もの比較サイト「360LiFE」で識者として商品検証を13年間行っている。

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目次

※本記事に掲載している画像には、当社以外の商品が含まれている場合があります。

生活感はここに出る! その1「統一感のなさ」

調理道具や食器に加え、掃除グッズや消耗品、食品など多岐にわたるモノを収納しなければならないキッチン。生活感を生み出している要因の一つが、多くのモノの「統一感のなさ」です。とくに消耗品やレトルト食品などはカラフルなデザインが多く、見た目がバラバラのモノが同じ空間に混在することで生活感が出てしまいます。
また、家電はどうしても購入時期にタイムラグがあるため、数年前に流行った家電と新しく買った家電のテイストが異なるケースも。シンプルなデザインで揃えようと思っても、求めるサイズやスペックなどとの兼ね合いを考えると、思うように揃えるのは難しいかもしれません。

さらに、子育て中のご家庭では、キャラクターが描かれた食器や雑貨が多くなります。水筒やお弁当箱など可愛いものが多いのですが、その反面派手なものも多く「統一感」を考えるうえでかなりハードルが上がります。

統一感を出す方法① 見える場所のモノの「色」を統一する

まずは見える場所に置くモノの“テーマカラー”を決めましょう。迷ったときは「白」「黒」「グレー」など無彩色が無難ですが、アクセントになる有彩色のテーマカラーを決めておくとお気に入りのキッチン空間に仕上げやすくなります。食器洗いで使う手袋、スポンジ、鍋つかみなどをテーマカラーで揃えるとぐんと洗練された印象に。
パッケージがカラフルな洗剤やラップなどは詰め替えボトルやケースに入れ替えて使うのも良いでしょう。どんな色を多くとり入れたら良いか迷ったときは、ステンレス・白・透明なアイテムがおすすめ。清潔感があり、キッチン雑貨の種類も豊富なので集めやすくおすすめです。

統一感を出す方法② 収納ケースやかごの「デザイン・サイズ」を統一する

子ども用のアイテムなど色を統一するのが難しいモノの場合、お気に入りのテイストのケースにまとめて入れるのも手。プラスチック、布バッグ、木・ラタン素材のかご、バスケットなどさまざまな収納グッズがあります。統一されたデザイン・サイズのものを3つ以上揃えればそれだけで整った印象になります。
ケースに入れられない場合は、キャラクター商品を選ばない、くすみカラーなどの目立たない色を選ぶのもおすすめです。お子様の好みも取り入れつつ、アイデア次第で生活感は抑えられますよ。

生活感はここに出る! その2「見えっぱなし・出しっぱなし」

生活感が出てしまうもう一つの要因に、「出しっぱなしのモノが多い」ことが挙げられます。基本的には“隠す収納”を意識し、収納内で収まるよう中身を整理することが大切です。とはいえ、どうしても出しっぱなしになってしまうモノもありますよね。その代表が「調味料・ストック食品」「キッチン雑貨」「コード類」です。

「調味料やストック食品」については、すぐに使うからとワークトップの上に出しっぱなしにしている方も多く見られますが、これらはパッケージがバラバラで派手なモノも多く、生活感が出てしまう大きなポイントです。
「雑貨」では、鍋・ケトル・エプロンなどが出しっぱなしになりがちですが、これも生活感を醸し出す原因の一つになります。
また、調理家電の「コード類」は、垂れているとだらしない印象になることが多いですし、埃がついて不衛生になり悪目立ちしてしまう部分です。

「ぱなし感」をなくす方法① 「隠すモノ」と「見せるモノ」の役割分担をはっきりさせる

「調味料やストック食品」はできれば収納の中にすべて入れたいですが、毎日使うモノを出し入れするのが面倒だったり、収納内に入りきらなかったりする場合は、コンロ横やキッチンニッチに定位置をつくり、お揃いの容器に入れて収納するとすっきり見せることができます。
容器にテプラやマスキングテープでラベリングしておくと中身がわかりやすく使い勝手も◎。賞味期限だけでなく開封した日も買いておくと安心です。

「雑貨」はとにかく種類が多いため、すべてを統一するのは現実的にとても難しいと思います。生活感とおしゃれさを上手に両立するためには、「隠す」「見せる」のメリハリを意識するのがポイントです。例えば、使いやすいけれど見た目がイマイチなプラスチックのまな板は隠し、木のまな板は見せる。すぐ使えるよう吊るすエプロン、カウンターの上に置くケトル類などは無彩色やテーマカラーに合わせたおしゃれなものを選ぶ。このように「見せるモノはデザイン性のあるものだけにして、そうでないものはしっかりと隠す」ことを意識するだけで印象は変わります。

雑貨類は、今使っているモノを一度に買い替える必要はありません。使い切って買い替えるまでの「期間限定」という心持ちでお気に入りのモノに少しずつ変えていきましょう。

「ぱなし感」をなくす方法② コード類はまとめる・隠す

「コード類」は家電の裏にフックを貼って吊るすか、配線カバーを使って隠すのがおすすめ。配線カバーを使用する際は、設置する場所の色に合わせて目立たないようにしましょう。テーブルタップを使用している場合は、デスク周りで使うコード専用の収納ケースを使うと良いですね。

「出しっぱなし」になりがちなモノの収納場所を事前に確保して

昨今は吊戸棚のないオープンな対面キッチンが主流となり、さらにキャビネット内に食器洗い乾燥機を設置する方がほとんど。キッチン本体の収納量は減少傾向にありますが、収納量が少ないと必然的に出しっぱなしのモノが増え、生活感がアップしてしまいます。そうならないためにもパントリーや背面収納などのキッチン本体以外の収納を充実させておくと安心です。パントリーはオープン棚なのでどこに何があるか把握しやすく実用的ですし、背面収納は扉で中に入れたモノを隠せるため便利です。調理家電を隠せるタイプもあるため、よりデザインにこだわった空間に仕上げたい方には検討の価値があるのではないでしょうか。

また、ゴミ箱をどこに置くかも重要なポイント。パントリーや背面収納の下など、リビングから見えにくい場所に確保しておきましょう。扉で隠せない場合は、ゴミ箱の色・高さ・奥行などを統一しておくとすっきり見えます。ゴミ袋が見えないデザインを選ぶとより生活感を抑えられます。

こだわる人はここまでやっている!

・根菜類

ジャガイモや玉ねぎなど常温保存の根菜類は、100円ショップのエコバッグや野菜袋へ。おしゃれに見えますし、土や皮が散らばることがないのでキッチンを清潔に保つことができます。

 

・冷蔵庫のメモ

冷蔵庫に貼られたプリントやメモ類は生活感が前面に出てしまいます。正面に貼るとリビング側から生活感が丸見えになってしまうため、どうしても貼る必要がある場合は、正面ではなく側面に移動させるのがおすすめです。

 

 

・キッチンマット

キッチンの床汚れ防止のために使用するキッチンマットですが、ずれたり、使い込むことでへたったりと生活感が意外と出やすい部分。へたりにくいようしっかり厚みのあるモノ、滑りにくい・お手入れしやすい素材を選ぶのもポイント。透明のマットに変えるのもおすすめです。

 

台拭き

台拭きは、すぐによれたり汚れが残ったりするため、生活感が一気に出やすいアイテム。使い捨てダスターなら、コンロ周りや排水口を掃除してから捨てるようにすれば罪悪感もなくなりますし、キッチンの清潔性を保つ上でも有効です。使い捨てならストックを収納内に隠しておけるのでおすすめです。

 

まとめ

キッチンの生活感をなくすには、「統一感を出す」「“ぱなし”を防ぐ」の2つを意識することをご紹介しました。とはいえすべてを一度に変える必要はありません。まずは出しっぱなしのものをまとめてみる、収納ボックスを統一してみるなど、目につく部分から始めてみるので十分! 少しずつ取り入れることで、キッチンがすっきりして居心地のよい空間になるはずです。キッチンは短い期間で入れ替わる消耗品や食品が多いので、デザインを意識しながら少しずつ替えていけば、1年後にはかなり変わっているはず。安価だからと適当に買わず、ぜひ意識して楽しんで選んでみてくださいね。

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