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生活感が出やすい「まな板」、どう収納する? ideas
5min
生活感が出やすい「まな板」、どう収納する?

毎日使うので出し入れが面倒、大きくて入れる場所がないといった理由で出しっぱなしになりがちな「まな板」。出しっぱなしだと生活感が気になるし、しまうのにも衛生面が心配…という声もよく聞きます。今回はまな板収納のお悩みを解消するためのヒントをご紹介します。

目次

大橋 わかさん

大橋 わかさん

整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーター。個人宅の整理収納とインテリアコーディネートを行うプロ集団「おうちデトックス」代表。テストする女性誌「LDK」、もの比較サイト「360LiFE」で識者として商品検証を13年間行っている。

おうちデトックスHP

今使っている「まな板」の管理方法、知っていますか?

木製、プラスチック製などまな板の素材はさまざま。素材によって適切な管理方法があることをご存知でしょうか。収納は、適切な管理方法に合わせて考える必要があります。まずは素材ごとの特徴を知っておきましょう。

○木製の場合

刃あたりが柔らかく、切り心地のよい木製のまな板。包丁の刃先が傷みにくい、手首への負担をやわらげるといったメリットがあります。その反面、乾きにくく湿気がこもりやすいという天然素材ならではの特徴も。乾ききっていない状態で放置すると黒カビや雑菌が繁殖しやすくなるので注意が必要です。
【おすすめの収納方法】
風通しの良い場所に「立てて」収納するのがベスト。カウンターの片隅などで自然乾燥させてから収納するようにしましょう。完全に乾くまでに時間がかかり出しっぱなしになりがちなので、まな板スタンドや壁面ラックを活用して乾燥と収納を兼ねた定位置をつくり、“見せる収納”にするのが良いでしょう。

○プラスチック製の場合

水に強く、比較的早く乾くプラスチック製のまな板。軽くて使いやすく、安価で買い替えやすいのが特徴です。その一方で包丁傷がつきやすく、傷の部分に汚れや雑菌が残りやすくなります。白い色や薄い色の場合、野菜のアクなどの着色汚れが目立ちやすい点にも注意が必要です。
【おすすめの収納方法】
木製のまな板と違って乾きやすいので、食器と一緒に洗って乾かしたまま引出しなどに収納しても問題ありません。軽くて薄いタイプのまな板は立てると倒れやすいので、引出しの中に仕切りを設置しておくと安心です。

○シリコン製の場合

弾力のある素材のため刃あたりが柔らかく、包丁の刃先が傷みにくいシリコン素材。やわらかく曲げられるタイプもあり、切った食材を鍋にそのまま移す際などにも便利。もともとカビや雑菌が繁殖しにくい素材ですが、漂白剤や熱湯による消毒が可能なタイプが多く、衛生的に使うことができます。
【おすすめの収納方法】
柔らかく自立しにくいので、フックなどで吊るして収納したり、寝かせて収納したりする方法がおすすめ。シンプルなデザインのものが多いので“見せる収納”にも向いています。

“見せる収納”なら、「立てる」「吊るす」がおすすめ

まな板を収納せずにキッチン上に出している場合は、生活感が出がちです。生活感を抑えスタイリッシュに“見せる収納”を実現するには、「立てる」「吊るす」といった方法があります。

① 立てる

「立てる」場合は適当に壁に立てかけたり、ワークトップに直置きしたりせず、まな板スタンドやホルダーを使って定位置を決めて置くようにしましょう。キッチンで使っている他の収納カゴやボックスの素材・色と揃えるとすっきりとした印象に。スタンドやホルダーのフレームが華奢すぎる・小さすぎるとまな板がぐらついたり真っ直ぐ立たなかったりして、かえって雑然とした印象になってしまうため、愛用のまな板に合わせて安定感のあるサイズ・デザインを選びましょう。

② 吊るす

キッチンの吊戸棚や壁にS字フックでまな板を吊り下げるのもおすすめです。サイズの大きい木製のまな板は重さがあるため「吊るす」収納には向いていませんが、サイズの小さい木製や薄いプラスチック製、シリコン製などの収納に良いでしょう。その際、フックやフックをかけるレールなどの耐荷重を確認しておいてくださいね。フックは間隔や向きを揃えておくと整然とした印象になります。

“見せる収納”の場合は選ぶまな板にも気を配って

まな板を“見せる収納”として扱う場合に大切なのは、単にすっきり見えるように整えるのではなく、アイテム一つひとつをインテリアの一部として考えてセレクトすること。例えば、ダイニングがナチュラルテイストなら木製のまな板を選んで、壁面に吊るして収納する、ダイニングがモノトーン調ならプラスチック製のシンプルなまな板を選びアイアン調のホルダーに立てるなど、コーディネートを楽しんでみましょう。


“しまう収納”は、衛生管理と出し入れしやすさがポイントに

① 収納場所を考えて作業効率をUP!

まな板は使用頻度が高いため、下ごしらえを行うシンク下の引出しの手前に収納すると取り出しやすく作業効率がUPします。まな板スタンドやブックエンドを使ってまな板が自立するスペースを確保しておけば、まな板を取り出すたびに何かが倒れる、他の調理道具が引っかかって出しづらいなどの“イライラ”も回避できます。
最近は100円ショップでも引出し内を仕切れる便利グッズが充実しているので、まな板のサイズに合わせて探してみてください。

② 定期的な消毒を行う

これは“しまう収納”に限ったことではないですが、まな板は包丁を使用した際にできた傷が溝となり、目に見える汚れを落としても、溝に入り込んだ汚れが洗浄しきれていないことがあります。こうした汚れは食中毒の原因となるため、普段から定期的に除菌することが大切です。
一見乾いているように見えるまな板も、完全に乾いていない場合も多く、そのまましまってしまうと菌の繁殖のもとに。“しまう収納”の場合はとくに熱湯・アルコール・漂白剤など素材に合わせて消毒を定期的に行い、清潔に保ちましょう。

肉用・魚用・野菜用など複数のまな板を使用している場合は…

食材の用途別に複数のまな板を使い分けている方は、それぞれの食材が持つ菌の交差感染を防ぐために、乾かした後のまな板でも収納内に直置きしたり、複数枚のまな板同士が触れ合わないように注意しましょう。仕切りを使って間隔を空け、空気の通り道を作っておくと安心です。また、使用するまな板を間違えないように、食材別に色を変えたり収納場所にラベルを貼ってわかりやすくする、というアイデアもおすすめです。

 

まとめ

毎日使うまな板だからこそ、どのように収納するかによってキッチンの印象や日々の作業のしやすさは大きく変わります。今回は作業のしやすさを大切にしながら、清潔さや見た目の美しさを叶えるための収納方法についてご紹介しました。まな板収納だけでなくキッチン全体の生活感をなくす方法が知りたい方には、こちらの記事もおすすめです。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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