開放的な対面キッチンが主流の昨今、キッチンもLDKに置かれた家具のように扉やワークトップの素材を選ぶ方が増えています。
今回は、キッチンとリビング側、２つの扉デザインを使い分け、インテリアに馴染むプラン例をご紹介します。
目次
インテリアスタイル
ウッド調の天井に加えて、ユーズド感のあるレンガやタイルがブルックリン風のアメリカンスタイルを演出するキッチンです。照明や背面の造作棚にアイアン素材を使うことで、ヴィンテージ感をアップし、空間に深みを与えています。
キッチンの扉デザインは、質感にこだわり、細框風仕上げの上品でメタリックな艶消し素材の「オリオンシリーズ」を採用しました。リビング側とキッチン側で同シリーズの色違いをセレクト。くつろいでいる時と、キッチン作業している時とで、別の表情が楽しめます。
星の砂をイメージしたさり気なく光る質感と、ステンレスワークトップの美しい輝きが、洗練さをプラスします。
レイアウト
側面が壁についている半島のような形から、ペニンシュラキッチンと呼ばれています。キッチンとダイニングテーブルの横並び配置は、配膳や後片付けが楽なことから、人気の高いレイアウトです。
家族と会話をしながら、ときどき煮込み料理の様子を見に行くときも、距離が近いので会話の輪から外れることなく、料理と団らんの両方を楽しむことができます。
横並び配置は、今回のプランのような間取りのペニンシュラキッチンと組み合わせると、キッチンとリビングの動線が長くなるデメリットも生まれてします。
レイアウトを考えるときは、それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで自分の暮らしに合ったものを選ぶのがおすすめです。
キッチンの種類
フラット対面I型のキッチンです。視界を遮る壁がなく、キッチンに開放感が生まれ、一体感のあるLDK空間を作りやすいメリットがあります。
フラットなワークトップは、リビングからもキッチンの様子が見えてしまうため、収納計画も重要です。背面収納にしまう「隠す収納」と造作棚に飾る「見せる収納」を使い分けて、おしゃれな空間を作り上げています。
キッチン作りのポイント
キッチンプランのポイント
ブルックリンスタイルにマッチしたステンレス素材のワークトップを採用しました。
ステンレスは錆びにくく、熱に強く、優れた強度を持つため、キッチンのワークトップにはピッタリの素材です。ステンレスの無骨さが、ブルックリンスタイルのお部屋とマッチします。
また、今回のプランでは、キッチン側とリビング側の扉デザインを使い分けています。キッチンを１つのキューブのように、すべて同じ色で揃えるのも素敵ですが、家具のようにインテリアに合わせてキッチン側とリビング側でデザインを変えるのも、オープンなキッチンならではの楽しみですね。
※本記事の情報は2022年11月時点の内容です。最新の商品情報はお近くのショールームやカタログにてご確認をお願いいたします。
※写真の調理機器は仕様変更となっている場合があります。