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60代から楽しむ! セカンドライフのためのキッチンリフォーム reform
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60代から楽しむ! セカンドライフのためのキッチンリフォーム

家族構成やライフスタイルの変化によりキッチンの使い方が変わった、今のキッチンの傷みや使いづらさが気になり始めた……という50〜60代の方も多いのではないでしょうか。楽しく充実した“セカンドライフ”を叶えるためのキッチンリフォームのヒントをご紹介します。

目次

シニアマーケティング研究室

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誰もがよりよく歳をとることができ、またいくつになっても自分らしく生活できる社会を実現するための「エイジングマーケティング」のコンセプトに基づき活動を行うプロ集団。シニア世代が何を求めているかについての調査・分析に加え、企画・コピーライティング・デザインなどを行う。
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60代からのキッチンリフォームの鉄則は 「明るさ」「サイズ・高さ」「お手入れ性」!

ライフスタイルだけでなく、身体の状態も変化し始めるセカンドライフ世代。ずっと使い続けてきたキッチンなのに「最近、調理や後片付けがしにくい」「モノの出し入れに不便さを感じる」などを思い始めたら、キッチンリフォームを考えるタイミングかもしれません。

これからも長く使い続けられるキッチンを実現するには、「明るさ」「サイズ・高さ」「お手入れ性」の3つのポイントを押さえておく必要があります。

① 明るいキッチンで、食材や手元の見やすさに配慮

年齢を重ねると、細かい部分が見えづらくなります。とくに暗くなってくる夕方など、目が疲れてピントが合いにくいという方も増えてくる世代です。また、厚生労働省の「第6回NDBオープンデータ」では、60代から白内障にかかる人が急増していることが明らかになっています。なんと70代では男性で338,919 人、女性で438,349 人が白内障を患っているとの調査結果が!

出典:「第6回
NDBオープンデータ」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000177221_00010.html

白内障は少しずつ進行するため、単なる年齢による現象だろうと見過ごしがちな疾患です。キッチンでも包丁が見えづらくなる、手元がぼやける、食材の色がわかりづらいといった兆候が現れることもあります。そんな視力の衰えには、キッチン全体の「明るさ」はとても大切なポイントです。明るいキッチンは、白内障以外の加齢に伴う“見えづらさ”を解消することにつながるからです。

リフォームでは、キッチンの向きや場所を変えて窓からの光が手元に届くようにする、吊戸棚をなくしたオープンキッチンにして採光を多く取り入れるなどの方法が考えられます。また、既存のレイアウトのまま、まぶしすぎない白昼色の照明を設置するなどの方法もあります。

キッチンをリビングダイニングとオープンにつなげ、団らん空間からの光を十分に取り入れるプランもおすすめです。

② 「サイズ」+「高さ」に配慮し、毎日の作業をラクに

せっかくリフォームするならキッチンは広々と……という方も多いかもしれませんが、キッチンのサイズが大きくなるほど家事動線が長くなってしまう点には注意が必要です。冷蔵庫からモノを出す、下準備をする、調理する、お皿を取り出すなど一連の調理作業だけで移動距離が長くなり、疲れやすくなります。

キッチンをリフォームする場合は、調理台・シンク・冷蔵庫を結ぶ「ワークトライアングル」を考えながら、効率的に作業ができる移動距離になるよう、レイアウトとサイズを考える必要があります。

キッチン内に食器やストック品をたっぷり入れられる収納があると、少ない移動距離でモノの出し入れができ、体への負担を減らすことができます。対面キッチンの場合はキッチンの背面に収納を設けると良いでしょう。

またワークトップや収納の「高さ」もポイントに。低すぎると腰が曲がりすぎてしまったり、高すぎると食材を切るときに力が入れにくくなるなどの問題も出てくるので、ワークトップは、腰や肩の負担を減らすことができる自分の身長に合った高さに設定すると良いでしょう。「身長÷2+5cm」を目安に選ぶことをおすすめします。また、キャビネットをオープンタイプにして、椅子に腰掛けてラクに作業できるようなキッチンも身体の負担を軽減できます。

一方、収納は背伸びをしたりしゃがんだりする必要のない、目線〜腰の高さにあるのがベスト。そのため、50〜60代でリフォームを考え始めたら、吊戸棚は避けるか、昇降式タイプなど体の負担を減らすプランを選ぶのが良いですね。

吊戸棚ありのキッチンにするなら、背伸びしたり、台の上に乗ったりする必要のない「電動の昇降式吊戸棚」がおすすめ。目線の高さにあるボタンを操作するだけで、収納庫が自動で手の届きやすいエリアまで降りてきます。

「吊戸棚はつけたくないけど、収納量が足りないかも」と心配な方は、キャビネットの収納を「開き戸タイプ」から「引出しタイプ」にして、収納方法を見直す方法もおすすめです。「開き戸タイプ」よりもデッドスペースが少なく、上からサッと見渡して奥のモノもパッと取り出すことができて便利。とくに手元に近い上段・中段によく使うモノを収納すると、調理作業がぐんとスムーズになります。

キャビネットを「引出しタイプ」にすると、立ったままモノがサッと出し入れできるように。調理や後片付け時の体の負担をぐんと減らせます。

③ お手入れがしやすい素材・デザインを選ぶ

ほぼ毎日使うキッチン。使っているとどうしても油ハネや水垢などが気になります。せっかく調理作業がラクなキッチンを選んでも、お手入れしづらいキッチンだと、後片付けがストレスに! そこで清掃性の高い素材、お手入れしやすいデザインのキッチンを選ぶことが大切です。

例えば、
・熱に強くさびにくいステンレス製のシンク
・傷や汚れに強いセラミック天板
・調理後にサッと拭くだけでキレイが続くガラストップコンロ
・取り外ししやすく丸洗いできるグリル
・洗い物の負担を減らす食器洗い乾燥機

などが考えられます。

その他にも、水の流れる力を利用しシンクの中のゴミを集めて排水口に流すシンク形状、汚れの溜まりにくい継ぎ目のないワークトップなど、最新キッチンの機能は日々進化中。リフォームによって、お手入れの手間をぐんと減らすことができるでしょう。

ガスにする?IHにする?

火の始末が心配だからと、将来を見据えてガスコンロからIHクッキングヒーターに切り替えを検討される方も多くいらっしゃいます。とくに白内障になると青い炎が見えづらくなるため、炎を使わない安心感を選ばれる方も多いようです。
しかしIHクッキングヒーターはガスコンロと使い方が異なるため、使い慣れるまでは気を付けたほうがいいポイントがあります。例えば、消した直後は鍋やフライパンからの伝わった熱で天板が熱くなっている事も。火力も充分にあるので、設定によっては吹きこぼれる事もあります。「火を使わないから安心」と思い込みすぎないよう注意しましょう。昨今はガスコンロにはSiセンサーという安全装置が義務付けられており「消し忘れ消化機能」など安心して使える機能が付いています。ガスもIHも「安全性」はもちろん大切ですが「使いやすさ」も考慮して検討するようにしましょう。

まとめ

今回は60代以降のキッチンライフをより楽しむためのリフォームのヒントをご紹介しました。ご紹介した3つのポイントを押さえたクリナップのおすすめ商品も以下の記事でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

また、クリナップのショールームでは、昇降式吊戸棚やお手入れしやすい素材などを実際に見て、触れて、確認していただけます。気になった方は、ショールームに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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