シンプルな美しさと高い機能性が人気のステンレスキッチン。スタイリッシュな雰囲気が魅力ですが、くつろぎやリラックス感を重視したリビングダイニングと隣接する場合、どうコーディネートしたら良いのでしょうか？うまく馴染ませるためのヒントをご紹介します。
目次
ステンレスキッチンは“異素材MIX”のコーディネートがポイント！
無骨でクールな印象が楽しめるステンレスキッチンはそのままでもおしゃれですが、メタリック素材にあえて異なる素材を組み合わせることで、リビングダイニングとも馴染む幅広いデザインを楽しめるようになります。おすすめの組み合わせ例をご紹介しましょう。
ステンレス×木質素材
木質素材と組み合わせることで、温かみや柔らかさがキッチン空間にプラスされ、古民家カフェのような味わい深い空間に仕上げることができます。例えば床面に木目調のフローリングをとり入れたり、キッチン背面に木質の食器棚を選んだり。組み合わせる木目の雰囲気や色の濃淡などによって、さまざまな表情を楽しむことができます。
ステンレス×カラフル素材
ステンレスキッチンはブラックやグレーを合わせてスタイリッシュに仕上げたくなりますが、実はカラフルな素材との相性も抜群！レンガのようなテラコッタや爽やかなブルーなどと組み合わせて多彩な表情を楽しめます。壁面にカラータイルを貼り付ける、ディスプレイ小物や花・植物で多彩な色をとり入れる、などの方法を試してみて。
ステンレス×アンティーク素材
ディスプレイにアンティーク素材をとり入れるのもおすすめです。オープン棚にレトロデザインの食器やキャニスターを並べたり、ヴィンテージのコーヒーミルやスケールなどの調理グッズを飾ったり。キッチンライトに吊り下げ式のペンダントライトを選ぶのもおすすめです。
インテリアに馴染ませるには、キッチン本体にも工夫をプラス！
キッチン周辺に異素材をとり入れるだけでなく、キッチン本体を選ぶ際にもインテリアと馴染みやすくするためのポイントはあります。ヒントは「色」と「質感」。システムキッチン選びでぜひ実践したいコツをご紹介します。
ワークトップの色・質感をアレンジする
磨き上げられたメタリックな美しさはステンレスキッチンの魅力の一つですが、同時にリビングダイニングのあたたかな雰囲気と調和しづらい原因でもあります。とくに対面キッチンにおけるワークトップは団らん空間からも視界に入りやすい部分なので、この部分の光沢を抑えるだけでも硬い印象がやわらぎます。
例えば研磨や凹凸加工によって表面のぎらつきを抑えた質感のものや、ダーク系の色味を選ぶなどの方法が考えられます。
クリナップでは質感の異なるステンレスワークトップをご用意。光の加減でさまざまな表情を楽しめます。
扉はダーク系ステンレスを選ぶ
ステンレスと言えばシルバー色を思い浮かべがちですが、キッチンメーカーによっては色の濃淡を選べるケースも！ダーク系ステンレスにすると調和するインテリアテイストの幅も広がり、より上質感のあるコーディネートを楽しむことができます。
クリナップキッチンの扉カラー「ルミナスノワール」なら、ステンレス特有のぎらつきを抑えた落ち着いたコーディネートを楽しめます。
ステンレスキッチンの実例から、コーディネートを学ぼう
ここまでステンレスキッチンをリビングダイニングに馴染ませるヒントをご紹介しましたが、「わが家の雰囲気に合わせられるか不安」という方も多いのではないでしょうか。そこで、実際にステンレスキッチンをうまくコーディネートされている実例から、取り入れたいポイントをピックアップ。ぜひ参考にしてみてくださいね。
異素材使いのバランスの良さが際立つ空間
無機質なステンレスキッチンとあたたかな木目家具の異素材MIX。アートやモビール、ディスプレイ小物も金属系と木質系がバランス良くとり入れられています。小物選びやディスプレイの参考にしたい実例です。
木製家具とステンレスキッチンが調和したくつろぎのキッチン
木目が美しい一枚板のダイニングテーブルと、凛としたステンレスキッチンの調和が素敵。間接照明やペンダントライトの活用により、空間全体が落ち着いた印象に。ほっとくつろげる空間づくりの参考にしたい実例です。
クールな雰囲気に柔らかさをMIX
ステンレスキッチン＋ダーク系壁面というクールな組み合わせでありながら、あたたかみを感じる木目のアイテムを、小物やダイニングテーブル、背面収納にもうまく取り入れています。クールでありつつ柔らかさを感じさせるコーディネートによって、キッチン空間をダイニングに馴染ませています。
差し色をうまく取り入れた異素材MIXのリビングダイニング
窓から差し込む光がステンレスの美しさを際立たせる、素敵なキッチン。椅子に使用されているベロア調の素材や落ち着いたグリーンが差し色となり、異素材MIXをうまく活用している実例です。
北欧×ステンレスの洗練空間
北欧テイストのリビングダイニングにステンレスキッチンを組み合わせた実例。中央にアイランド型のカウンターを設け、料理教室としても使われています。清潔感のあるステンレスとやさしい木目家具の調和が、洗練された空間を演出しています。
ダークトーンが調和する上品なキッチン
壁面のタイルとキッチンのブラックステンレス扉の組み合わせにより、シックで上品な空間に。ステンレス扉に合わせたダーク系のダイニングテーブル＆チェアなど、ホテルライクな空間づくりの参考にしたい実例です。
その他
ステンレス扉のキッチンではありませんが、ワークトップにダーク系のステンレスを取り入れた例。使い込まれたような質感を出す“バイブレーション研磨”とダーク色を組み合わせた「バイブレーションダーク」のワークトップにより、上質な空間を演出。光沢が抑えられることで、幅広いインテリアに調和します。
まとめ
無機質な印象を持たれやすいステンレスキッチンですが、周囲のインテリアやディスプレイ小物などとのコーディネート次第で、さまざまな表情が楽しむことができます。高いデザイン性だけでなく、耐水性・多熱性・耐衝撃性など機能性にも優れたステンレスキッチンの魅力は、ぜひショールームでお確かめください。
