ライフステージの変化に合わせた、快適な住まいのために。造作壁を撤去し、L型キッチンへ劇的チェンジ
住み始めて20年以上が経過し、キッチンの扉の表面が剥げ、色褪せてくるなど、経年劣化が気になっていたというOさま。さらにご主人の定年退職や、ふたりのお子さんのうちおひとりは独立され、ライフスタイルも変わってきたことで、いまの暮らしに合わせたリフォームを実施。ご夫婦を中心とした使いやすい空間を目指されました。
Before
After
キッチン自体も古くなり劣化が目立ってきたため、交換したいと思っていましたが、単にキッチンを新しく取り替えるだけでは、生活や家事の仕方は変わらないと思いました。悩み抜いた末、キッチンとリビングを隔てた造作壁を取り払い、対面のI型キッチンから壁付けのL型キッチンへと大胆リフォームを決意しました。
「造作壁があることでキッチンもリビングダイニングも狭く、これをなくすことが絶対条件でした。次にキッチンのレイアウトをどうするか。窓とレンジフードの排気位置はキープしたまま、もっと家事がしやすくなるのは、L型キッチンという結論に至りました」
大胆リフォームのおかげで、家事動線の無駄をカット。家族でゆっくりテーブルを囲めるように
造作壁がなくなったことで、広々とオープンなLDK空間に大変身。以前のキッチンは、圧迫感や孤独感があったそうですが、開放的な明るい空間になりました。
ガスコンロの左側だけは、あえて壁を一部残すことで、煙や油ハネがリビング側に飛ぶのを防いでいます。
「子どもが小さい頃は対面キッチンからカウンター越しに様子が見られて良かったのですが、近頃は配膳や片付けのためにぐるっと回り込むのが負担になっていました。忙しいと私だけキッチンで食事を済ますこともあったほどです。リフォームをしてからは、キッチンから振り返ると、すぐにダイニングテーブルがあるので、格段に疲れにくくなりましたし、テーブルでゆっくりと食事をするようになりました」と奥さま。
ご主人も動線が劇的に変わり、楽になったと大喜び！
「以前は冷蔵庫がキッチンの奥にあり、ダイニングテーブルの奥の私の席からぐるっと回って、作業中の妻の後ろを通って冷蔵庫から氷を出して、お酒をつくってまた席に戻るので、とても遠回りでした。いまはストレートにキッチンや冷蔵庫へ行けるので、ずいぶん楽になりました」とご主人。
家族にとっても、無駄のない使い勝手のいいキッチンに生まれ変わりました。以前はキッチンの入り口が一方向しかなく、お手伝いがしにくかったそうですが、いまは家族もサポートしやすくなったそう。
L型キッチンへの変更は、コーナー部分がデッドスペースになるのではという懸念がありましたが、それを解消したのが、「コーナーキャビネット」です。見た目以上に大容量で、ストックなどがたっぷり入り、助かっていると言います。
「土鍋など年に数回しか使わないものを1番奥に入れています。手前には毎日使うお米を入れて、炊飯器をその上に置いているので、炊飯はコーナースペースで済むようになりました」
デメリットとも思われたコーナー部分ですが、家事動線を効率化する活用術はお見事です。
そのほかにも家事動線をいかに効率良くするか、キッチンづくりの面でも、使い方の面でも考え抜かれています。
「食洗機やシンクがある面は、もう少し長くして調理作業や洗いものスペースを広く確保することも考えました。でも、その分動線も長くなってしまうので、必要十分なスペースで無駄がない、このサイズが私にとってはベストだったと思います。
冷蔵庫もシンクの隣に横並びに置くことで食材が出し入れしやすく、作業がスムーズになりました」
プルダウン吊戸棚も家事動線の効率化の一助に。
「普段は下ろしたままにしておいて、お茶セットをひとまとめに収納しています。その下にポットを置いて、お茶やコーヒーをいれることができ、ここで完結できるようにしました」
手の届きにくい吊戸棚の奥を活用したプルダウン吊戸棚。
使わないときや来客時にはスッキリしまえ、必要なときは軽い力で引き下ろせる。
トーストや焼き魚、揚げ物の温め直しなどがおいしく仕上がると、Oさま太鼓判の「ココットプレート」も家事ラクにひと役買っています。
「タイマー機能のおかげで調理中に他のことをしていても、ちょうど良い焼き上がりで失敗なしです！ 毎朝、ココットプレートでトーストを焼いています。おかげで以前使っていたトースターを処分できたので、作業スペースも広く確保できるようにもなりました」
お料理をしていて、想像以上に助かったというのが、レンジフードのコンロ連動機能というOさま。
「実はキッチン選びでそこまで重要視していなかったんですが、実際に使ってみると、とても便利です。コンロをつけるとレンジフードが自動で動き、コンロを消すと止まってくれて、些細なようでこんなに助かるとは思ってもみませんでした」
傾聴する姿勢や高い提案力が心強い！ キッチンだけでなく空間全体を任せられる総合力が◎
さまざまなメーカーのショールームを訪ね、比較検討しながらキッチン選びをしていく中で、クリナップを選ばれたOさま。
「レンジフードの排気位置はそのままで、既存の窓は残したいという希望を伝えると断られたこともありました。他には、L型キッチンはおすすめしないと難色を示されたことも。でも、リフォームコーディネーターの原田さんは私たちの希望を受け止めてくれて、キッチンだけでなくLDK全体について、コスト面も考慮しながらわが家に合ったプランニングをしてくださったので心強かったです。窓はそのままで、吊戸棚をギリギリの位置まで取り付けて、収納量アップのこだわり提案もありがたかったです。」
造作壁の撤去やI型からL型キッチンへの大胆なリフォームでしたが、不安はなかったのでしょうか。
「現場調査時に工務担当の福原さんから家の構造も合わせて丁寧に説明してくださり、リフォームプランの確信を得ることができました。提案時には完成イメージを見せてもらえたので、安心してお願いできました。その完成イメージどおりに仕上がってとても満足しています」
提案時のイメージ画像
実際の完成写真
ご主人も、ショールームアドバイザーの真摯に相談に耳を傾ける姿勢や専門知識に裏付けられた提案力、リビングダイニングのリフォームまで対応できる総合力に、「クリナップさんならお任せして大丈夫」という安心感があったと言います。
施工に入ってからもコンセントの数や位置などの要望を確認しながら、使いやすくなるような提案もあり、使い勝手の良いキッチン、そしてリビングダイニングが完成しました。
I型からL型キッチンへの変更とLDK空間全体の見直しにより、快適な住まいにアップデートされたOさま。動線の効率化により家事がラクに、家族も動きやすくスムーズになり、リビングダイニングでくつろぐゆったりとした時間を手にしました。
物件情報
Oさま（埼玉県）
Oさま（埼玉県）
商品名：STEDIA
収納：吊戸棚あり
キッチンサイズ：間口210cm×225cm/奥行65cm/高さ85cm
採用機器：ガラストップコンロ、食器洗い乾燥機、シングルレバー水栓（浄水器兼用）、とってもクリンフード、プルダウン吊戸棚
家族構成：ご主人、奥さま、息子さん
レイアウト：壁付けL型
扉：パティナマーブル
取手：ライン取手（シルバー）
ワークトップ：ステンレス（サテン）
シンク：流レールシンク（SAシンク/ステンレス）
リフォームフォトギャラリー
担当者から一言
Oさま（埼玉県）
STEDIA／壁付けL型／戸建て