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油はねガード(ガラスパネル)は後付けできない!?設置後悔派・満足派の声から学ぶ選び方 knowledge
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油はねガード(ガラスパネル)は後付けできない!?設置後悔派・満足派の声から学ぶ選び方

昨今人気のある、フラットな対面キッチン。家族とコミュニケーションをとりながら調理できるのが魅力である一方、作業中の油はねが気になるという方も多いのではないでしょうか?
今回は、油はねの問題を解決する「油はねガード(ガラスパネル)」(クリナップのラインナップ名称:「フロントスクリーン」)のメリット・デメリットの解説に加え、実際に設置して満足したor後悔した方の声からおすすめの選び方をご案内!設置事例もご紹介しますので、キッチンプランの参考にしてみてくださいね。

目次

油はねガード(ガラスパネル)とは?

「油はねガード(ガラスパネル)」とは、油はねを防止するためにコンロ前に設置するパネルのことです。メーカーによって、オイルガードやフロントスクリーンなどと呼ばれており、油はねからコンロまわりを保護する役割があります。
キッチンで火を使って調理していると、どうしてもコンロや調理スペースに油が飛び散ってしまいます。油はコンロから半径約100㎝範囲まではねると言われており、特に周囲に壁がないフラットな対面キッチンだと、キッチンの向こう側や床まで油で汚れることに…。ダイニング側に散った油汚れは、気付きづらく、時間が経過すると落ちにくくなるので、対面キッチンにするときは油はね対策を必須で考えておきましょう。
また、油はねガード(ガラスパネル)でダイニング側の掃除の手間は減りますが、ガラスパネルやワークトップ上のお手入れは必要になってきます。毎日のお手入れについて知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

油はねガードには、大きくは一度設置したら取り外しができない固定型と、必要な時だけ設置ができる置き型の2タイプがあり、その中でもいくつか種類に分かれています。それぞれどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

油はねガード種類とメリット・デメリットは?

ここからは各種類の詳しい解説とメリット・デメリットをご紹介します!
固定型と置き型の種類とメリット・デメリットを簡単に比較ができる表がこちらです。まずはこの表を参考に、この後の解説を詳しく見ていきましょう。

  •   固定型

      固定型

       ウォールタイプ
       (ハイタイプ)

  •   固定型

      固定型

       スタンドタイプ
       (ロータイプ)

  • 置き型

    置き型

特長 メリット デメリット

固定型

ウォールタイプ
(ハイタイプ)

コンロとレンジフードの間を
隙間なく埋めて、
壁のように設置するタイプ

・油はねをしっかりガードできる
・煙がリビングに侵入するのを防ぎ、
 調理中のニオイを軽減する

・油汚れや拭き後が目立ちやすく、掃除が大変
・空間に圧迫感を与える場合がある

スタンドタイプ
(ロータイプ)

ワークトップにビスなどで
固定して設置するタイプ。
パネル部分は下部のみ

・開放感がある
・リビングとの一体感を出しやすい

・油はね防止度がやや落ちる

置き型

固定せずに移動できるタイプ。
ガラスパネルの他に
折り畳みタイプなどがある

・使いたい時だけ置ける
・使用時以外の開放感を損なわない

・ガラスパネルは、油はね防止度がやや落ちる
・商品によっては使用中に熱を持ったり、
 倒れる危険性がある

固定型:ウォールタイプ(ハイタイプ)

レンジフードとコンロの間を隙間なく埋めて、壁のように設置するのがウォールタイプ(ハイタイプ)と呼ばれるものです。上下に空間がなく、コンロ前全体をカバーしているため、しっかりと油はねをガードしてくれるのが魅力です。
料理をつくることが好きでよくコンロを使う方や、揚げ物や中華料理など油を多く使うメニューを頻繁に作る方におすすめです。「せっかくの対面キッチン、コンロ前に壁があるともったいない・・・」と感じてしまう方でも、透明なガラスタイプならリビング側が透けて見えるので閉塞感も軽減されます。

※クリナップのラインナップ名称:「フロントスクリーン ハイタイプ」

固定型:スタンドタイプ(ロータイプ)

続いてご紹介するのが、ワークトップにビスなどで固定して設置する、スタンドタイプ(ロータイプ)です。パネル部分は下部のみで、上部には空間が空いているため、とても開放感があります。しかし、その分面積が少なくなるため、ウォールタイプと比較すると油はねを完全にガードすることはできません。作る料理によっては油はねに気を付けた方がよいでしょう。最低限の飛び散り防止と、リビング・ダイニングとのつながりを両立させたい方によく選ばれています。

※クリナップのラインナップ名称:「フロントスクリーン ロータイプ」

置き型タイプ

置き型タイプは、ガラス素材のメーカーや日用品を取り扱う店舗・ネットショップなどで販売されています。前述の固定式とは違い、設置用に穴をあける必要がありません。調理している時以外は移動しておくこともできるため、油はねだけでなく、水はねが気になるシンク側にも設置する方も。
多くのキッチンメーカーの場合、後付けができない油はねガード(ガラスパネル)ですが、このタイプならご自身で購入し、自由に設置できます。

また、最近はガラスパネルタイプ以外にも、折り畳み式の油はねガードも市販で多く出ています。コンパクトで使いたい時だけ取り出せるので、調理をしていないときの開放感を損ないません。サイズ・素材によって使用中に熱を持ったり、しっかり自立しないタイプだと、調理中に倒れてしまう危険性があるため、十分注意して選ぶ必要があります。

後付けはできない!注意して検討を

自分の暮らしに油はねガード(ガラスパネル)が必要かどうか判断できず、「新しいキッチンを使ってみてから、もし必要なら後付けすればいいや」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実は、ほとんどのキッチンメーカーでラインナップされている固定型のウォールタイプやスタンドタイプは、キッチン本体と同時に取り付ける仕様になっており、後付けができません!ワークトップに穴をあけたり、ビスどめしたりと、加工が必要なためです。
新築やリフォームをした後で「油はねが気になってきたから、やっぱり取り付けたい!」と思っても設置は難しいということを覚えておきましょう。
今お使いのキッチンで、油はねに困っている方や壁付けキッチンから対面キッチンへの変更を考えている方は、十分に検討しておくことが大切です。設置した方がいいのか悩む方は、次で実際に設置した人の満足派&後悔派の声をまとめています。ぜひ検討に役立ててください。

設置してよかった?後悔した?みんなの声を参考に選ぼう

固定型の油はねガードは、設置するかどうか意見が分かれるアイテム。後付けできないので、設置して後悔することも設置せずに後悔することもないよう、慎重に考えたいところです。今回はSNSなどで散見された、設置してよかった派・後悔した派それぞれの意見を参考に、どのような人が設置した方がよいのか、あるいは設置しない方がよいのか傾向をまとめました。

固定型を設置してよかった派

固定型の油はねガード(ガラスパネル)を設置してよかったと感じている人は、主にキッチンの清潔さと機能性を重視している人が多いようです。
ウォールタイプを設置した人からは、「高いところまで油はねの跡があり、きちんとガードしているんだなと実感した」「ニオイや煙がリビング側に広がらない対策にもなった」といった意見がありました。また、「子どもやペットがリビング側から近づいてきた時など、きちんとガードされているという安心感がある」と、安全面でのメリットを推す人も!
さらに、「リビング側との仕切りになるので、反対側のワークトップ部分にインテリアスペースとして小物を置くなど等有効活用できる」という意外なメリットをあげる人もいました。

固定型の設置はこんな人におすすめ

・油を使う調理が多く、キッチン周りの清潔さを重視する人

・リビング空間を油やニオイから守りたい人

・小さなお子さんやペットがいる人

・手入れの手間よりも油はねによる汚れを防ぎたい人

固定型を設置したくない、設置して後悔した派

一方で、固定型を設置しない方がいいと感じている人や、設置して後悔している人は、主に見た目のすっきり感と日々のお手入れのしやすさを重視しているようです。
「少しでも開放感を損ないたくない」「設置しない方が見た目がいい」という意見が多く見られ、フラットなキッチンのデザイン性を損ないたくないという考えが強いようでした。
油はねガード(ガラスパネル)を設置した後悔として、「ウォールタイプは上まで手が届きにくく、拭き跡が残ったり掃除の手間がかかってしまった」「奥行きのあるキッチンではリビング側に回り込んで掃除する必要があり面倒」「ワークトップがフラットの方が、毎日の拭き掃除がしやすかった」という意見が見られました。
固定型を設置しなかったという人の中では、調理中だけ使える置き型を使用したり、毎日拭き掃除をしているといった声も聞かれました。設置しない場合の油はね対策もしっかり考えておきたいですね。

固定型を設置しないのはこんな人におすすめ

・キッチンの開放感や見た目のすっきり感を最優先する人
・日々のお手入れのしやすさを重視する人
・普段あまり油を使う調理をしない人

インテリア性もばっちり!設置事例3選

油はね防止はしたいけれど、やっぱり固定型は見た目が気になるかも…と迷っている人に向けて、ここからは実際の油はねガード(ガラスパネル)を設置したおしゃれな実例をご紹介します。実は、固定型の油はねガード(ガラスパネル)を付けてもおしゃれなキッチンにできるんです!

北欧モダンなLDK!一体感を損なわずに油はねをガード

こちらは、背面の棚にお気に入りの雑貨を飾った“北欧モダン”なキッチンです。
LDKと一体となるフラット対面キッチンに固定のスタンドタイプを設置しています。高さが低いので、油はねをガードしつつもLDKの一体感を損なわず、美しいインテリアも映える仕上がりになっています。

デュアルトップ対面で手元を目隠ししつつ、油はね防止効果も

デュアルトップ対面に固定型のスタンドタイプの油はねガード(ガラスパネル)をつけた実例です。オープンキッチンの開放感を損なわず、広々としています。
キッチン天板とカウンターの間の適度な段差が作業中の手元や洗剤などの目隠しになっていて、ダイニング側からスッキリして見えます。

油はねガード(ガラスパネル)のダイニング側のワークトップ部分にあるスペースは、インテリアスペースとして有効に活用。小物を飾ってキッチンをおしゃれに仕上げられます。

油はね効果も目隠し対策もばっちり!

ダイニング側から見たデュアルトップ対面キッチン

こちらは落ち着きのある北欧スタイルのキッチン。リビングのインテリアにも馴染む色合いで統一感のある空間になっています。
キッチンとリビングの空間を仕切る固定型ウォールタイプの油はねガードを設置しており、油はねも目隠し対策もばっちりの仕様です。

まとめ

油はね対策に便利な油はねガード(ガラスパネル)について解説してきましたが、いかがでしたか?特に、キッチンメーカーでご用意しているウォールタイプや固定式スタンドタイプは後付けができないため、新築やリフォームの際は、はじめに必要の有無を考えておくことが重要です。
それぞれの種類の特徴を理解した上で、油はねガード(ガラスパネル)が必要かどうか、どのタイプが自分に合っているかを検討し、後悔しないキッチン選びをしてくださいね。

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