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メーカー社員のキッチンづくりvol.2妻目線でデザイン。共働き夫婦の“家事ラク”キッチン case
7min
メーカー社員のキッチンづくりvol.2妻目線でデザイン。共働き夫婦の“家事ラク”キッチン

妻と息子と3人暮らしのSさんは、共働きで育児奮闘中。営業時代に積んだ商品知識やお客さまの声を基に新居のキッチンをプランニングしました。メインでキッチンを使う奥さまが使いやすく、気分が上がるキッチンづくりを心がけたそう。家事も育児も頑張る夫婦をサポートしてくれる“家事ラク”なキッチンづくりのポイントを教えてもらいました。

クリナップ社員 S

クリナップ社員 S

入社10年目
入社1~5年目 営業所にて営業職・営業サポート職として勤務
6年目〜8年目 デジタル関連の新規事業に携わる
9年目〜現在   部門横断でデジタルを推進するプロジェクトへ参画
家族構成:本人・妻・息子

目次

モチベーションが上がるおしゃれな空間づくり

子どもが生まれてから以前住んでいたアパートでは手狭になり、新居を構えることに。どんな家にしたいか妻と話し合いながら決めていきましたが、キッチンはやはり自社製品を入れたいと思い、営業時代の経験を元にベースとなるプランをメインで使う妻が使いやすいように、私がつくっていきました。
レイアウトはキッチンからリビングにいる子どもの様子が見えるように、対面キッチンを検討していました。フラット対面やデュアルトップ対面なども検討しましたが、リビングのスペースを確保することやコストなどを考えた結果、うちにはI型造作対面がベストでした。

  • 開放的なキッチン「フラット対面」

    開放的なキッチン「フラット対面」

    ワークトップ、シンクのまわりがオープンになり、リビングまで開放的な一体感を創出。奥行の広いワークトップは、 調理や食事のスペースとして十分。

  • ちょうどいい距離感「デュアルトップ対面」

    ちょうどいい距離感「デュアルトップ対面」

    キッチン側とダイニング側で天板の素材と高さを選べる対面キッチン。オープンながらも、カウンターがちょうどよい目隠しに。

腰壁の立ち上がりは低めの10cmにしました。カウンター越しに配膳や片付けをするのに邪魔にならず、子どもの様子もよく見えるので、妻も私も安心してキッチンに立つことができます。キッチンの手元を隠すためにカウンターを高くしたいというニーズもあると思いますが、うちの場合は、あえてリビングから見えるようにして、キッチンをキレイに保つためのモチベーションにも繋げています。このキッチンになってから妻が毎晩シンクの拭き上げまでしてくれるようになりました。本人としてはそれが苦ではなく自然とキレイにしたい気持ちになったようで、おかげでいつも清潔で気持ちのいいキッチンになりました。

インテリアのテイストやカラーコーディネートについては、黒・白・グレージュを基調とした大人っぽく落ち着いた、それでいて高級感がある空間にしたいと思っていました。妻も好みが似ていて、特に黒やグレージュは、飽きが来ない色味で汚れも目立ちにくいということで良さを感じていたようです。InstagramやYouTubeの実例を共有しながら、キッチンだけでなくこの家全体のコンセプトとして、モノトーンの落ち着いた空間にしようとスムーズに決まりました。
キッチンの扉カラーは、ショールームで見たおしゃれなグレージュにふたりとも一目で惹かれ、これしかないとそのまま採用しました。グレー系のオークの床にもぴったりで気に入っています。
ワークトップの素材はセラミックが希望でしたが、予算的にフォルテックスにしました。私が営業を担当していたときにはなかった新素材なので、ショールームで触って確かめました。質感も見た目もセラミックと遜色なく、使い心地もいいです。スレートチャコールというダークな色みが空間を引き締めてくれて、カラーコーディネートもうまくいきました。

天井もあえて暗めなカラーにして、1階はすべてダウンライトにすることで、全体的に落ち着いた高級感のある雰囲気にまとめました。思い描いていたとおりのおしゃれな空間にできたので、毎日家に帰ると気分が上がり、居心地のいい空間に仕上がって満足しています。

“家事ラク”なお助け設備や機能があちこちに

キッチンの仕様や設備などを選ぶ際に、一番意識したのは、妻のほうがキッチンに立つ頻度が多いので、“妻目線で使いやすく、家事がラクになるように”ということです。
せっかくなら自社の最高級グレードのCENTROを使いたいという思いはもともとありましたが、具体的にプランニングする上で、角ばったキューブデザインの美しさや、けこみや引出しの中までブラックで統一できたり、ワークトップにフォルテックスを選べたり、理想を追求していくとやっぱりCENTROという選択になりました。
ベースプランを基に妻とブラッシュアップしていきましたが、ショールームで実物を見て妻もCENTROの良さを感じてくれたようです。
たとえば、引出しの開閉のなめらかさ。CENTROにはレグラボックスというオーストリア・ブルム社製の最上位レールが標準搭載されています。取手の端を持って引いてもスムーズにストレスなく使えるのが助かります。

子育てをしていると日々の洗い物にかける時間も惜しいので、食洗機は必ず採用するつもりでしたが、ミーレ社製食洗機を採用したのは妻からの強い希望があったからです。フロントオープン型でたくさんの食器やフライパンなどの大きなものも入り、洗浄力に優れているので、いまではなくてはならないお助けアイテムのひとつです。以前は、妻が手洗いして、拭くところまで夜のうちにやっていましたが、いまは夜間に1日分の食器を洗浄し、翌日帰宅したら乾いた食器をしまうというのがわが家のルーティーン。妻も子育て共働き世帯にはミーレ社製食洗機が絶対おすすめ!と大絶賛しています。

加熱機器はお手入れの手間を省けるようにIHを選びました。以前、お客さまから温度の自動調節機能が便利という声をいただいていたので、参考にさせてもらいました。使ってみてわかったのですが、操作パネルが天板上にあるため、ベビーゲートを設けているとはいえ、万が一子どもがキッチンに入ってきても手が届かないので、安心して暮らせています。
もうひとつ営業時代に、「これがあるからクリナップにした」という声をいただいた洗エールレンジフードは必須でした。以前のレンジフードは、フィルターとファンのお手入れが本当に大変で、嫌いな家事トップ3に入るくらい面倒な家事だったので、ボタンひとつでお手入れのタイミングも教えてくれて、改めて良さを実感しています。

想像以上に良かったのは、フロアコンテナ用オプションパーツのライザーです。専用というだけあってピッタリ収まり、衛生的にお米が保存できます。以前使っていたライスストッカーは、子どもがボタンを押してお米を出してしまったり、虫が発生したことも……。そんなトラブルがなくなり助かっています。

背面収納はこだわって、わが家に合う形に特注しています。元々使っていたゴミ箱を置きたいと妻と話し合い、ゴミ箱のフタを開けた状態でも邪魔にならないよう高さを上げ、スペースを確保しました。

お気に入りの洗面脱衣スペースにはティアリスを。広々快適で、デザインも◎

洗面化粧台もやはり自社の最高級グレードを使ってみたいとティアリスを選びました。落ち着いた色みと角ばったキューブデザインで、キッチンのテイストと統一感があり気に入っています。
間口は120cmにし、ボールを右側に寄せて、左側はカウンターにしました。ふたり立ってもゆとりがあるので、忙しい朝の身支度も快適にできるようになりました。

アクリストンクオーツカウンターは、キラキラと輝く素材で、遊びに来た友人たちからも「キレイ!」と好評です。高級感のあるデザインは私たちも気に入っていて、このままキレイをキープして使い続けたいと、お手入れのモチベーションが上がります。ボールの水の流れがよく、汚れにくいのでお手入れもとても楽になりました。ボールがある右側の壁には、お手入れしやすいクリナップのキッチンパネルを配置しているので、水はねなどもサッと拭けばきれいになります。
このキッチンパネルは床の色に合わせグレーに、洗面化粧台の扉色は家のドアの色と合わせてダークなウッドにすることで、水回り空間が浮くことなくインテリアに馴染むコーディネートに仕上がって大満足です。

実はこの家の中で、この洗面脱衣スペースが一番気に入っていて、デザインも納得ですし、なんといっても動線を意識した設計が大成功! 息子が帰ってきたら手を洗って脱衣所で着替えさせたり、そのままお風呂に入れたりするのもスムーズです。洗濯物も洗濯機横の収納に服をしまうようにしているので、この空間で作業が完結できて、家事効率が格段に上がりました。

これからキッチンを選ぶ方に向けて

自分がキッチンを選ぶ立場になってみて感じたのは、具体的なイメージを持つことが完成への近道だということです。どんなテイストにしたいのか、どんな暮らし方をしたいのかイメージを膨らませて、それをアウトプットすることが大切で、妻とそれぞれのイメージを出し合いました。今はSNSやメーカーの公式サイトの事例など情報がたくさんあるので、それらをフル活用してイメージを共有し、意見が合わない場合は、ここは妻の意見を優先する代わりに、こっちは私の意見を優先して…というように交渉して、つくり上げていきました。どうしてもまとまらない場合は、ショールームなどでプロのアドバイスをもらうのも手です。やはり“納得感”が後悔しない家づくりのポイントだと思います。妻も妥協しないことが大切だと言っていて、長い間毎日使うものなので、ちょっとしたことでも妥協してしまうとモチベーションが上がらないまま生活することになってしまいます。まずは理想をすべて出して、そこから引き算していくとうまくいくのではないでしょうか。

物件情報

クリナップ社員S(千葉県)

クリナップ社員S(千葉県)クリナップ社員S(千葉県)

クリナップ社員S(千葉県)

商品名:CENTRO

定価価格:約240万円

収納:吊戸棚なし

サイズ 間口255cm/奥行65cm/高さ90cm

採用機器:洗エールレンジフード、3口IHヒーター、食器洗い乾燥機/ミーレ社製フロントオープン前面操作パネルタイプ(間口45cm)

家族構成:本人、妻、息子

レイアウト:I型

扉:ロカグレージュ

取手: ロングバー取手(シャンパンシルバー)

ワークトップ: フォルテックス/スレートチャコール

シンク:流レールシンク(SCシンク/ステンレス)

化粧洗面台

化粧洗面台化粧洗面台

化粧洗面台

商品名:ティアリス

定価価格:約50万円

洗面本体:間口120cm

扉カラー:バーントウォールナット

取手カラー:ブラック

カウンターカラー:クリスタルホワイト

水栓:シャワー付きシングルレバー水栓

鏡:3面鏡(ビテラスミラーキャビネット/ダブルLED)

ギャラリー

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