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間取りで後悔しない! プロが教える「時間帯」で考える最適な家事動線とは ideas
8min
間取りで後悔しない!  プロが教える「時間帯」で考える最適な家事動線とは

「効率的な家事動線」とひと口に言っても、家族構成やライフスタイルによって最適なプランはさまざま。さらに同じ家族であっても朝・昼・夜で家事の流れは異なります。どうすればより良い家事動線を叶えられるのか、間取りを考える際のヒントをプロが解説します。

目次

※本記事に掲載している画像には、現在販売終了している商品や、当社以外の商品が含まれている場合があります。最新の商品情報はお近くのショールームやカタログにてご確認をお願いいたします。

水越美枝子(みずこし みえこ)先生

水越美枝子(みずこし みえこ)先生

一級建築士・キッチンスペシャリスト。一級建築士事務所アトリエサラ(株)を共同主宰。主に住宅設計の分野で、建築デザインからインテリアコーディネイトまで、トータルで住まい作りを提案している。日本女子大学非常勤講師、NHK文化センター講師。著書に『いつまでも美しく暮らす住まいのルール』など多数。

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家事動線の良い間取りとは?

家づくりやリフォームの際、「家事動線の良い間取りにしたい」と思うのは当然のことですよね。しかし、実際「家事動線が良い」間取りとはどんな間取りなのか、明確にわからない方も多いと思います。家づくりのプロが考える「家事動線の良い間取り」とは、料理・洗濯・片付け・掃除などの家事を行う際の「移動」や「手間」が最小限に抑えられ、家事の時間を短縮したり体への負担を減らしたりできる状態だと言えるでしょう。

家づくりのプロが家事動線を考える際には、ご家庭によって家事の種類や流れも異なるため「誰が、どんな作業を、どの時間帯に行うか」を詳しくヒアリングした上で、敷地条件に合わせて間取りをつくるのが一般的です。また、単に家事動線を短くするだけでなく、ご家族の生活動線とぶつからないような配置や収納の場所も重要なポイントです。例えば、同じ時間帯で家事をする人と身支度を行う人の動線が重複していると、どちらかが待たされたり、狭い場所を共有したりする事態が発生して、お互いの作業が非効率になってしまいます。「移動」「手間」に加え、「ストレス」を減らすことも「家事動線の良い間取り」の条件と考えられます。

家事動線によって削減できる「時間ロス」

例えば調理・配膳・片付けを行うキッチン、洗濯を行う脱衣所、洗濯物を干すベランダ、日々片付けに追われるリビングダイニングなど、1日に何度行き来しているか考えたことがありますか?行き来が多く距離が遠いほど、家事の時間が増え負担増の要因に。家事は毎日発生するため1日あたりの時間はわずかだったとしても、日々の積み重ねで膨大な時間ロスにつながっている可能性があります。毎日5~10分の時間ロスをなくせば、年間30時間以上の余裕が生まれるのです。

使いづらい家事動線、その原因は?

何度も行き来が必要になるなど“使いづらい”動線になってしまう要因の一つに、SNSなどで見た人気の間取りをそのまま取り入れてしまうケースが挙げられます。原因は動線そのものにあるのではなく、「実際に使うシーンを想定できていない」点です。キッチンの場合だと、間口を大きくしすぎてぐるりと回り込むのが大変だったり、キッチン本体と背面収納の距離を近づけすぎて家族がすれ違いづらかったり。買い物帰りの重い荷物をキッチンにどう持ち込むか、複数人で作業する際にどう動くかなどを具体的にイメージしておけば、こういった事態は避けられます。

ポイントは“シーン”にあった配置

イメージする際のポイントは、時間帯によって家事の種類がどう変化するかを知っておくこと。たとえばキッチンの場合、朝は慌ただしく家族全員がLDKを行き来する、昼は概ね1人での家事が多い、夜は数人でわいわいと作業や片付けをするなど、時間帯によって使い方と必要な家事動線が変化するのです。では、具体的に時間帯別の家事動線の考え方についてご紹介します。
ただし、ここでご紹介するのはあくまで一例ですので、すべてを取り入れる必要はありません。この記事を参考に、ご家庭の家事動線やご家族の生活動線を意識するところから始めてみてください。

【朝】時間との勝負!「ぶつからない動線」が効率を左右する

朝は「家事の手間」より、「人と人の交差」がストレスになりやすい時間帯。朝は家族全員が出勤・登校・登園前にバタバタしていて、それぞれが自分のやりやすい手順で朝の身支度を行います。そのため人とぶつかる動線だと、待たされたり、行き来に手間取ったりしてストレスのもとに。

人とぶつかってしまうのは、キッチン・ダイニング・洗面・トイレなどへの動線が「一本しかない」かつ「行き止まりになっている」のが原因の一つ。また、洗面室・トイレが1箇所に集約されている間取りも朝の動線が非効率になりやすいと言えるでしょう。

朝は家事動線と身支度などの生活動線が重なるため、通路幅を広くしたり回遊性を持たせたりすることがストレス軽減につながります。キッチン、洗面室などを「行き止まり」にせず通り抜けられるようプランニングするのがおすすめです。

1) LDKは「居場所」と「通り道」を分ける

リビングは人の行き来が多くなるキッチンから離れた場所に配置し、できるだけ通り道にならないように。ダイニングでは食事中の人と身支度で移動中の人の動線が近接しないようにするためには、キッチン横やダイニングテーブル周辺の通路に余裕を持たせておきましょう。

2)キッチンは「作業空間+通過空間」として考える

朝のキッチンは調理・配膳・片付けなど「作業する人」と、準備のために移動したりと「通過する人」が混在します。そのためキッチンと背面収納の間に最低でも2人の人間が行き交うことができるよう、100cmほどのゆとりを持たせておくことが大切です。

ライフスタイル別のおすすめキッチン

キッチンはライフスタイルによって求められる機能が大きく変わる場所。未就学児や小学生の子どもがいる場合は、朝食の用意や片付けと並行して子どもの身支度をサポートする必要があるため、ダイニングや洗面・脱衣所にアクセスしやすい間取りにすることがおすすめです。また、食事の支度を各自で行うライフスタイルなら、動線が一方通行になってしまうペニンシュラ型よりも、キッチンの両側から行き来しやすいアイランド型が便利。コンロとシンクを前後に分けた2列型も作業する場所を分散できるため効率的に作業できます。

また、朝使うことの多い冷蔵庫・シンク・ゴミ箱を互いに近くに配置しておけば、移動距離を最小限に抑えながらスピーディに作業することが可能に。調理スペースに立った際に食器がスムーズに取れるように収納へのアクセスのしやすさ・収納扉の開く方向についても具体的にイメージしておくことをおすすめします。

作業効率の良いキッチンレイアウトについてはこちらの記事でもご紹介しています。
> キッチンレイアウトを考えよう!冷蔵庫の配置、どこがベスト?

3)水まわりは「並列利用」が前提

洗面・トイレなどの水まわりは、とくに朝は混み合う場所。洗面台を2人で使えるように間口を広く確保する、ダブルボウルにする、トイレと洗面の動線を分けて別の人が同時に使えるようにするなど、“順番待ち”を減らすことが重要です。家事動線では朝行う人も多い“洗濯”もポイント。洗う・干すの洗濯動線と身支度の動線を分けられるよう、ランドリールームと洗面を別に配置する、洗面所を広めにプランニングするなどの方法も一つの手です。

4)玄関まわりは余白を設けて停滞を防ぐ

朝の玄関は靴を履く人、見送る人、荷物を取る人などが集まる場所。さらに持っていく予定の荷物や出さなければいけないゴミを一時的に置く場合もあり、余白がないと停滞する原因になります。家族の人数や出かける時間帯の重複を考慮して広さを確保しておくと安心です。

【昼】一人作業が多い時間帯は「省エネ動線」がポイント

とくに平日の日中は外出している家族も多く、料理・洗濯・片付けなどで大きな作業は発生しないことが多いでしょう。その分、細かな作業がバラバラな場所で発生しやすく、動線が十分に考えられていないと無駄な移動が積み重なりやすい時間帯でもあります。朝の時間帯と同様、回遊動線が日中の家事の効率化にも役立ちます。

1)家事を近距離で完結させる配置に

作業半径を小さくすると、時間に余裕が生まれるだけでなく体への負担軽減にもなります。戸建ての場合はとくに1つの家事での上下階の移動を少なくすることが重要。水まわりをワンフロアにまとめて朝の身支度・水を使う掃除での移動距離を小さくする、洗濯物を持って上階のバルコニーに干しに行かなくて良いよう洗濯機+室内干しスペース+収納を備えたランドリールームを設けたり、逆に洗濯スペースをバルコニーのある2階につくるなどの方法があります。配置だけでなく、ロボット掃除機や洗濯乾燥機などの便利家電も組み合わせて家事の省力化を図ると良いでしょう。

2)昼の動線は「将来の暮らしやすさ」にも直結

昼の時間帯の使い勝手に合わせたコンパクトな家事・生活動線は、実は年月を経て高齢になった際にも体にやさしく生活しやすいプランニングだと言えます。実際に戸建ての場合、子どもが独立した後は個室のある上階を使わなくなったり、上下階の移動に苦労するようになったりして、ワンフロアでの暮らしに変化するケースも多くみられます。そのため、LDKと水まわりの配置は、初期段階でしっかり検討することをおすすめします。

【夜】家族と一緒に過ごす時間は「流れの良さ」が効率に直結!

夜の時間帯に行う家事のメインは調理・配膳・片付け。この一連の流れが途切れずスムーズに行える動線が重要です。また、単に作業を行うだけでなく夫婦や親子のコミュニケーションが取りやすい配置も考えておく必要があります。

キッチンとダイニングの“ほどよい”距離

キッチンとダイニングの距離が近すぎると作業中に小さい子どもが手を伸ばしてくるリスクも。熱い鍋や刃物などを使う際に気をつかわなければならず、作業効率が落ちる要因に…。逆にキッチンとダイニングの距離が遠すぎると、配膳・後片付けなどでの移動距離が長くなってしまいます。調理中に家族の様子が見やすく、会話が生まれるプランにすることがポイントです。
キッチンとダイニングは5歩~10歩程度に収めると良いでしょう。

「ながら家事」がしやすい配置

夜の時間帯は「効率+コミュニケーション」が動線のポイントになるため、会話・見守り・家事を同時に行えるプランニングがベスト。オープンなカウンターキッチンの場合、調理に集中したいなら手元を隠せる腰壁を設ける、会話を重視するなら天板をダイニング側に伸ばしてカウンター仕様にするなどの方法が考えられます。またキッチンから見やすい場所にスタディコーナーやプレイコーナーなどを配置すると子どもの様子を見守りながら作業ができるため便利です。

プロ直伝! 効率的な家事動線を叶えるためのポイント

さまざまな家事動線の考え方をご紹介しましたが、大切なのは「いかに多くの工夫をとり入れるか」ではなく、「いかにわが家にフィットする工夫を組み合わせるか」です。そのためには何を優先するか、を決めることが不可欠。「家族構成」「1日の過ごし方」「家事の分担・頻度」の3つの視点でプランを検討するようにしましょう。その上で、もっとも家事の負担が大きいと感じる時間帯を基準に考え、完璧ではなく「8割快適」を目指せればOKです。家事の中でも動線が長くなりがちな洗濯動線や水まわりの配置などは間取りに大きく影響するため、初期段階でしっかり決めておくことが大切です。

まとめ

家事動線の良い間取りは、日々の暮らしの質を高めるために欠かせない要素です。実際に家づくりやリフォームのプランを検討する際は、間取り図を手元に置いて朝・昼・夜に家族それぞれがどのような場所をどう動くかを書き入れてみると可視化できてわかりやすいのではないでしょうか。また水まわり設備やLDKをどう配置するかだけでなく、動線上に適材適所の収納を設けることもキーになります。ぜひ参考にしてみてくださいね。

家事動線を考慮したキッチンのスタイルはさまざま!事例記事もぜひご覧ください。

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