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I型のキッチンって使いやすいの?基本構造からメリット・デメリットまで徹底解説 knowledge
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I型のキッチンって使いやすいの?基本構造からメリット・デメリットまで徹底解説

I型は一般的なキッチンのレイアウトですが、メリットやデメリットを知らないままなんとなく選んでいませんか?

今回は、I型キッチンの種類や特徴だけでなく、おしゃれな実例や選ぶ際の注意点についても徹底解説します。新築やリフォームを考えている方は参考にしてくださいね!

目次

I型キッチンの基本説明

I型キッチンってどんなキッチン?

I型キッチンとは、コンロ、シンク、調理スペースを横1列に並べたタイプのキッチンのことです。

上から見た時にアルファベットの「I(アイ)」に見えるためI型とされています。I型は日本の住宅で一般的なタイプですが、その理由はI型のメリットと関係しています。

I型キッチンのメリット

I型キッチンのメリットは、空間を効率よく使えることです。

他のタイプよりコンパクトに設置できるため、日本の狭い住宅でも取り入れやすい魅力があります。また、I型キッチンは他のタイプと比べて比較的リーズナブルであることも魅力です。

I型キッチンのデメリット

I型キッチンのデメリットは、横幅が短いと作業スペースが狭く、横幅を長くすると動線が悪くなることです。

作業スペースを広くとると移動距離が伸び、効率が悪いキッチンに。また、横移動の作業は向き不向きがあるので、普段の家事の方法を思い出して検討しましょう。

他のタイプとの違いは?

キッチンをレイアウトで分類すると、I型の他にⅡ型(2列型)とL型があります。
分類の基準となるのは、シンクとコンロの位置です。それでは、Ⅱ型(2列型)とL型にはどんな特徴と魅力があるのでしょうか。

コンパクトなのに作業場が広いⅡ型(2列型)キッチン

Ⅱ型(2列型)キッチンは、シンクとコンロが2列に分かれたタイプです。

コンパクトに設置できてI型よりも作業スペースが広くとれるので、家族と一緒に調理を楽しめます。デメリットはシンクとコンロが離れるため、洗った野菜を鍋に入れる際に水が落ちる可能性があることがデメリットです。

効率のよい動線ができるL型キッチン

L型キッチンとは、シンクとコンロがL字に分かれたキッチンのことです。

体の向きを変えるだけでシンクとコンロを使えるため、作業効率が上がる動線ができます。デメリットは、コーナー部分がデッドスペースになりやすいことで、使い道を工夫する必要があります。

I型キッチンの費用相場

I型キッチンの費用相場は素材、レイアウト、サイズによりますが、新築でクリナップのI型キッチンを施工する場合は20万円台から500万円台まであります。

手頃なモデルだと他のタイプよりも予算を抑えられますが、設備の選び方によっては高額になる場合もあります。

リフォーム・リノベーションの費用相場は価格帯が幅広い

リフォームの価格帯を大きく分けると、「30万円以下」「31万円~150万円」「151万円以上」です。

30万円以下は一部の機器の入れ替えのみで、大掛かりなリフォーム・リノベーションではそれ以上必要です。費用は素材やサイズ、レイアウトなどで変わります。

I型キッチンのレイアウト・間取り

I型キッチンはレイアウトによって、「壁付けタイプ」と「対面タイプ」の2種類に分かれます。

それぞれの特徴やメリット・デメリットを見ていきましょう。

I型キッチンのレイアウト① 壁付けタイプの特徴とメリット

壁付けは室内の壁にキッチンを設置するタイプです。

キッチンを壁付けにするとダイニングスペースの一部と共有できるので、対面式よりも空間を効率よく使えて省スペースで済みます。新築住宅やリフォーム・リノベーションでよく選ばれる方法です。

壁付けタイプのデメリット

壁付けI型キッチンはリビング・ダイニングから丸見えになる位置なので、来客時など作業場を見せたくない時にも隠すのが困難であることです。

また、作業中は常に壁に向かうため、子供の様子を見ながら家事をすることなども難しいといえます。

I型キッチンのレイアウト② 対面タイプの特徴とメリット

対面タイプは、リビング・ダイニングと向かい合う位置にキッチンを設置する方法です。

家族や友人と会話しながら作業できるので、リフォーム・リノベーションで対面タイプを選ぶ方が増えています。キッチン前の位置に食事用カウンターを設けるレイアウトも人気です。

対面タイプのデメリット

対面タイプのI型キッチンのデメリットは壁付けタイプよりも場所をとることで、I型キッチンのメリットである省スペース感薄れることです。

カウンターを設置する場合はさらに場所をとるので、リフォーム・リノベーションで選ぶ際はダイニングとのバランスを考えましょう。

対面タイプには造作壁のないフラットタイプもある

対面タイプはさらに2種類に分かれ、造作壁のあるセミオープンタイプと造作壁のないフラットタイプがあります。

フラットタイプはセミオープンタイプに比べて開放感がありますが、全て丸見えになるため常に綺麗な状態にする工夫が必要です。

I型キッチンを使いこなすためのポイント紹介

収納方法を工夫して常に綺麗な状態をキープ

I型キッチンは省スペースに設置できる反面、他の種類のキッチンよりも作業スペースは少なめです。

特にI型キッチンの壁付けタイプは対面タイプと違ってダイニングから丸見えになるので、収納を工夫して作業スペースを確保し、綺麗な状態をキープしましょう。

対面フラットタイプのI型キッチンは油はね対策を

対面フラットタイプのI型キッチンはコンロの前に造作壁がないため、油はね対策が必要です。

クリナップのキッチンには、ウォールタイプとスタンドタイプの油はねガード(ガラスパネル)があります。(商品名称:フロントスクリーン)
揚げ物をよくする方で、しっかりと油をガードしたいならウォールタイプがおすすめです。

カウンターにモノを置きっぱなしにしない意識を

対面タイプのI型キッチンにカウンターを設置する場合、モノを置かないことを意識しましょう。

カウンターはモノを置くのにちょうどよい高さにあるため、置きっぱなしが続くと物置化します。リモコンなどの生活用品には定位置を作り、常に何もない状態にしましょう。

カップボードや冷蔵庫の位置を工夫する

壁付けタイプの型キッチンの場合、カップボードや冷蔵庫を設置するための壁が少ないので配置の工夫が必要です。例えば、I型キッチンと冷蔵庫やカップボードがL字になるように壁際に設置すると空間を効率よく使えます。

対面タイプでは冷蔵庫のレイアウトを工夫

対面タイプのI型キッチンでは、冷蔵庫をキッチン奥に配置するパターンとキッチンの入り口に配置するパターンがあります。

家族が飲み物や食べ物を気軽にとれるようにするためには、キッチンの奥より入り口に置くのがおすすめです。

I型キッチンのおしゃれな実例紹介

ここからは、I型キッチンのおしゃれな実例をタイプごとに紹介します。

おしゃれに見せるためのコーディネートのポイントも解説しますので、新築やリフォームでI型キッチンの導入を考えている方は参考にしてみましょう。

壁付けタイプのI型キッチンの実例

こちらはステンレスで統一された無骨でかっこいいI型キッチンです。キッチンツールをあえて見せるように収納し、まるで店の厨房のようにレイアウトされています。

I型キッチンはダイニングから見えてしまうことがデメリットですが、これならあえて見せたいキッチンといえるかもしれません。

戸棚の色を変えて空間のアクセントに

「キッチンの色と戸棚の色を合わせる」というのは台所コーディネートのセオリーですが、あえて色を変えるコーディネートもあります。

戸棚の色が空間のアクセントになりますよ。戸棚とテーブルの色を合わせるなど、使う色に共通点をもたせるのがポイントです。

対面タイプのI型キッチンの実例

こちらはモダンテイストのI型キッチンです。黒のアクセントが効いていますが、ダイニングチェアも黒いのでダイニングとキッチンに統一感がありますね。

キッチンの前に収納がついており、おしゃれなだけでなく機能性も考えられたコーディネートです。

ハイチェアのテイストを揃えてまとまりのある空間に

対面タイプのキッチンにカウンターを設置する場合、ハイチェアのテイストをキッチンと揃えましょう。

例えば実例では、キッチンを木目調にしてナチュラルインテリアにしていますが、ハイチェアもそれに合わせて木製のものにしています。統一感があって綺麗に見えます。

I型キッチンを選ぶ際の注意点

I型・Ⅱ型・L型は家事の方法に合ったタイプを選ぶ

I型・Ⅱ型・L型は家事の動作によって向き不向きがあります。I型は横移動での作業、Ⅱ型は体を反転させての作業、L型は向きを変えての作業となります。

家事の仕方には人によって癖や習慣があるので、普段の作業を思い返してマッチするタイプを選びましょう。

壁付けor対面は流行りや価格だけで選ばない

対面タイプは最近の主流ですが、流行っているからといって自分の家事のスタイルに対応しているとは限りません。

また、壁付けは対面よりも比較的リーズナブルですが、価格だけで選ぶと後悔することも。キッチンは毎日使う場所なので総合的に比較して選びましょう。

吊戸棚の有無は収納するモノに合わせて選ぶ

造作壁のあるI型キッチンは上部に吊戸棚を設置できますが、高い場所にある収納はデッドスペース化する場合があります。

また、開放感のあるフラットタイプに比べて圧迫感が出るデメリットも。吊戸棚の有無は収納量に合わせて選び、つけない選択肢も視野に入れましょう。

カウンターは憧れだけで選ばない

カウンターのあるI型キッチンはカフェ気分を味わえるおしゃれなレイアウトですが、憧れだけで選ぶと飽きて使わなくなることがあります。

また、モノの置きっぱなしが増えるといつの間にか物置化することも。憧れだけで選ばず、用途を吟味して選択しましょう。

キッチン前の収納は後付けでなく施工時に検討を

キッチン前を食事用カウンターでなく、収納にするプランもあります。その場合、後付けで収納を設置することも可能ですが、ちょうどいいサイズやデザインが見つからないことも。

統一感を考えるなら、新築・リフォーム・リノベーションの施工時に検討しましょう。

I型キッチンの実物を見に行こう!

I型キッチンのレイアウトやサイズはさまざまで、使い勝手や価格は製品の選び方で大きく変わります。

後悔のないキッチンを選ぶには、実物を見てサイズ感を掴み、暮らしをイメージすることが大切です。ぜひショールームI型キッチンのある暮らしを体感してくださいね!

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