いよいよ、対面キッチンの中でも???となりやすい「造作対面」の説明に入ろう。
普通の人が???となるのは、この「造作」という言葉になじみがないからだろう。
建築の業界ワードで、設備の仕上げ工事をすることを指す。
「造作対面キッチン」とは、キッチンの裏をリビング側から隠すため、背面を大工さんなどに仕上げてもらうもの全般を表している。
もともとリビング側の面もキッチンの一部として仕上げている「フラット対面」との違いは、この点だ。
上のプランで言えば、シンクの背面をカバーしているホワイトの壁やウッドの飾り棚の部分が「造作」にあたる。
つまりリビングの雰囲気や、使う人の要望に合わせてキッチンとリビングを仕切る部分を自由に作れる。
造作部分のデザインや棚などの追加機能も指定できるし、素材や色も自由だから、世界に一つだけのオリジナルができ上がるわけだ。
ただし、自分の理想のイメージをしっかり固めて、工事をする人と共有しておかないと、完成してガッカリなんてこともあるぞ。
まとめ
- 造作対面とは、キッチンの裏をリビング側から隠すため、背面を大工さんなどに仕上げてもらうもの全般を指す
- リビングの雰囲気や、使う人の要望に合わせてキッチンとリビングを仕切る部分を自由に作れる。