キッチンのレイアウトを選ぼう

表裏一体、コミュニケーションとレイアウト

どんなキッチンにしたいのか。料理を中心に考えるか、家族や友人とのコミュニケーションの場として捉えるか、LDKとして気持ちのいい空間か。まずは目的によって変わるキッチンの基本レイアウトを知っておこう

今回は、「レイアウトとコミュニケーションの関係性」について紹介します。

キッチンはもともと「台所」。生活空間からは独立した料理をするための場所でした。昭和の高度成長期、DK=ダイニングキッチンの誕生で食卓との境界が曖昧になり、LDKという考えが一般化するにつれ、リビングの中心へと進出。

いまやキッチンは料理をするだけの場所ではなく、家族の場所になりました。料理をする人は必然的にLDKの中心にいることになり、家族との会話はキッチン越しに行われるように。

そうなると、もはやキッチンはコミュニケーションツールです。料理をしながら家族の様子が見たいなら対面レイアウト。料理を一緒に手伝ってほしいならフラット対面にしてダイニングからのアクセスを考えてみましょう。フラット対面は、広々と開放感のあるインテリア空間をつくりたい方におすすめです。

様子は見たいけど、手元を見られたくないというお客様なら造作対面で目隠しを。
デュアルトップ対面なら丁度よい高さで隠しながらデザインも自由自在。デュアルトップ対面は「手元は隠すという選択」で詳しく説明します。

一方、料理に集中したいなら、壁に向かうⅠ型キッチンがおすすめです。窓の外を見ながら料理をするのが大好きで壁付けを選ぶ方もいらっしゃいました。
さらに、壁付けは吊戸棚が付けられるので、高い収納力が魅力です。

料理に集中したい人にぴったりなレイアウト「独立型」という手段もあります。収納スペースも取りやすく、作業中のキッチンを見られる心配もありません。

幸せのカタチは、人それぞれ。
自分に合ったレイアウトをお選びください。

まとめ

  • 家族の様子が見たいなら対面。
    料理に集中したいなら壁付けがおすすめ。
  • 対面型は天板が一枚の「フラット対面型」、2枚の天板で手元を隠せる「デュアルトップ対面型」、I型キッチンを造作壁につける「造作対面型」などさまざま。
  • 料理に集中したい人にぴったりなレイアウト「独立型」という手段もある
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