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工務店として大切にしている「信頼感」「必要十分」を、自宅キッチンに集約 case
5min
工務店として大切にしている「信頼感」「必要十分」を、自宅キッチンに集約

前田さま(静岡県)

STEDIA/I型/戸建て

「今しかない」からはじまった、家族の居場所づくり

玄関を開けるとすぐ、左手のパントリーの奥に顔を見せる、黒を基調としたキッチン。完成したばかりのお住まいで出迎えてくださったのは、静岡県にある工務店、大角建設を営む前田さまご夫婦。お子さん2人と、10歳の愛犬のウリちゃんと暮らしています。

以前は同じ町内の賃貸マンションで暮らしていた前田さまご家族。「いつかは戸建てに住みたい」と考えていたご主人は、お仕事でさまざまな家づくりに携わるなかで、建築資材の値上がりや金利の動向を日々肌で感じていたといいます。

「ウッドショックや円安の影響もあり、特にコロナ禍以降は毎年のように、“これが値上がります、あれが値上がります”という状況が続いています。待てば安くなるという見込みもありませんし、自分の年齢やこの先のローンのことを考えると、ここがひとつのタイミングかなと、思い切って決断しました」(ご主人)

新しい住まいの設計について、キッチン全体の方向性を主導して決めていったのは奥さま。ご主人は「キッチンの設計は、そこにいちばん長く立つ人の意見を尊重することが、最も平和なんです(笑)」と、奥さまの希望を最大限に叶えていきました。

一方で、奥さまが新居のキッチンで当初から大切にしていたのが、“買い物後の動線”。玄関から入ってきたら、買ってきたものをすぐにパントリーへ置き、必要なものを冷蔵庫へ。重い荷物を持って遠回りしなくてもいいスムーズな家事動線を希望したところ、玄関からパントリーへ直結する間取りが誕生しました。

「買い物から帰ってきたときに、サッと置いて、サッとしまえるようにしたかったんです。これは最初の段階から、第一条件でした」(奥さま)

ほかにも、新しい住まいで、ご主人が大切にしたのは「家族がどこかにいることを感じられる」空間でした。リビング階段や、子どもたちが遊べるヌックのようなスペースを設け、それぞれの居場所を確保しながら、家族の気配を自然に感じることができます。

「私は兄弟が多い家庭で育ち、家族が集まって過ごす時間がとても好きでした。一方で、自分だけの部屋がなかったこともあり、プライバシーも大事にしたかったんです。家族それぞれが自分の居場所をつくりながら、必要なところでは家族が自然とまとまることができる家というのが、自分のなかでの理想だったのかもしれません」(ご主人)

その考えは、新しいキッチンにも表れています。奥さまは「子どもの様子を見ながら動けて、でもリビング側からは手元が見えないほうがいい」とデュアルトップ対面キッチンを採用。奥さまがキッチンに立つと、リビングで子どもたちが走り回る姿や、遊んでいる様子が自然と目に入ります。一方で、その希望を聞いてご主人が奥さまに勧めたのは、完全独立のアイランドキッチンではなく、ペニンシュラ型のキッチンでした。

「うちの場合、キッチンにいちばん長く立つのは妻なんです。だとすれば、妻にとっては職場のようなものかもしれません。だからこそ、空間の抜け感はありつつも、少しだけリビングと区切られることで、“自分だけの空間”としてリラックスしてくれたらいいなと思いました」(ご主人)

デュアルトップ対面のリビング側にある「ディスプレイ引戸」も、暮らしの中で大活躍。コンセント類や電池、リモコン、薬、文具、子どもたちの園からのお便り、母子手帳やお薬手帳など、リビングで使うものをまとめて収納しています。

「リビングで使うようなものも、ぜんぶここにしまっていて、リビングに収納を置く必要がないんです。家族にとってもわかりやすいですし、みんなが集まる場所にコンパクトに収まるので、『あれ、どこだっけ?』と探す手間も減りました」(奥さま)

引出しですっぽりと隠れる場所にあるコンセントも、使い勝手が抜群。デジタルフォトフレームの電源に使えるほか、スマホの充電などにも大活躍しています。

長く安心して使うために、プロが選んだSTEDIA

前田さまご夫妻がSTEDIAを選んだ背景には、ご主人ならではのプロの視点がありました。工務店の仕事でさまざまな住まいを見てきたご主人にとって、キッチン選びで重要だったのは、見た目だけでなく“長く安心して使えること”でした。

特に印象に残っていたのは、以前担当したリフォーム現場での出来事。台風による床上浸水によってキッチンのキャビネットが水を吸い、傷んで取り替えざるを得なくなったという光景を目の当たりにしたといいます。

「この先ここで同じような災害があるかはわかりませんが、そのときの印象はずっと頭に残っています。一方で、クリナップのステンレスキッチンは20年ほど前のものでも、問題なく使われているお宅をしばしば見かけるため、信頼感があります。キッチン自体の耐久性は、職業柄どうしても気になるところでした」(ご主人)

また、STEDIAを選んだ理由は、性能と価格のバランスにもありました。よりハイグレードな選択肢も検討できるなかで、前田さまご家族の希望を“必要十分”に叶えられるキッチンとして、STEDIAは「ちょうどよかった」といいます。

「住まいづくりでは、どこに予算をかけるかのメリハリも大切です。実は、浴室にもクリナップのrakuviaを採用したのですが、これも我が家にとっての“必要十分”な機能を満たす仕様が決め手でした。求めている断熱性能と、コストの部分のバランスのよさが最も魅力的な製品でしたね」(ご主人)

キッチンにもバスルームにも、住宅のプロである前田さまの目線に共通するのは“いい塩梅”かどうか。値段が「安いか高いか」ではなく、「自分たちの暮らしにとって本当に価値があるかどうか」という基準が大事だと話します。

「コストだけを見ればもっと安い選択肢もありますし、機能だけでいえばよりハイスペックなものを求めることもできます。でも、大切なのは自分の生活環境にそれが本当に必要かどうか。必要としている方に、必要とされている性能を、必要最低限の金額で提供することが私の仕事ですし、それは自分自身の家についても同じです」(ご主人)

もうひとつ、ご主人が家づくりで大事にしているのが“自分の目で見て判断する”ということ。流レールシンクについては、事前に見聞きした情報だけでは「本当に流れるのかな?」と半信半疑だったというご主人ですが、実際に使ってみると印象は大きく変わったといいます。

「流レールシンクは、本当にスムーズに流れるんです。水が溜まっている感じがなく、油断すると子ども用の軽いプラスチックスプーンまで流れていってしまうほどでした(笑)。情報過多な時代だからこそ、人から聞いた情報だけではなく、実際に使って実感するのが大事だなと感じましたね」(ご主人)

また、排水口には、8時間ごとに排水トラップ内の水を自動で入れ替える「かってにクリントラップ」も採用しました。劇的な変化を感じる機能というより、日々の暮らしに安心感を添えてくれる機能。前田さまご夫妻は、そんな実感を持ちながら使っているそうです。

「これさえあればまったく掃除しなくていい、というものではありません。でも、同じ水がずっと溜まりっぱなしになっていないというのは、やっぱり安心感がありますね。特に夏場や旅行などで家を空けるときは、衛生面でも頼りになる存在だと思います」(奥さま)

黒で統一した、自分の居場所になるキッチン

当初、奥さまがイメージしていたのは、白と木目を組み合わせたナチュラルなキッチン。明るくてやさしい雰囲気も候補に挙がっていましたが、検討を進めるうちに、どこかしっくりこない感覚が残っていたといいます。

「もともと濃い色や、アイアン系の家具が好きだったんです。それならいっそ、キッチンも黒ベースで統一しようと思い立ち、途中から方向転換をしました」(奥さま)

ワークトップをセラミックのシリウスに変更すると、もともと予定していたIHのシルバー部分がやや浮いてしまうことにも気づき、最終的には黒で統一感のある仕様を選びました。

「一部だけシルバーが見えると、そこだけ悪目立ちしてしまように感じたんです。『全体を黒でそろえるなら、コンロも縁まで黒いものがいいです』とショールームで相談すると、すかさずぴったりの黒いIHを提案していただき、『さすが! もうこれ以外は選べないね(笑)』と即決でした」(ご主人)

「45cmか60cmかで迷った食器洗い乾燥機も、大容量にして正解でした。朝食や昼食の食器をまとめて入れられる容量があり、家事の負担は大きく軽減。扉材と一体化したデザインなので、キッチン全体の雰囲気を損なわないところも気に入っています」(奥さま)

パントリーに十分な棚を設けたものの、キッチン本体にもたっぷりの収納力があるSTEDIA。以前は食器棚に入りきらず、吊戸棚や別の場所に分散していた食器類も、新しいキッチンではすっきりと収まっています。

「収納テクはまったくないんですが、普通に入れるだけなのにきちんと収まってしまう収納力は本当にすごいです。当初はよく使うものとあまり使わないものを分けて別々の場所に収納するつもりでしたが、そんな工夫をするまでもなく、ぜんぶすっぽり収まりました(笑)。ほかにも、収納ではないんですが、ゴミ箱の“秘密基地”もお気に入りです」(奥さま)

こうして生まれた、前田さま宅の新しいキッチン。「リビングを子どもたちが走り回っている光景は、やっぱりいいなと思います。その姿を、妻はキッチンに立ちながら見られるんです」とご主人は微笑みます。

娘さんは料理にも興味を持ちはじめ、ホットケーキを一緒に作ったり、洗い物を手伝ったりすることも。広いキッチンになったことで、奥さまが作業をしながら、隣で子どもにできることを任せる余裕も生まれました。

「まだ時間に余裕がなくて、じっくり一緒にできることは多くないのですが、『手伝いたい』と言ってくれることが増えました。小学校に上がったら、お米を研ぐところから任せたいですね」(奥さま)

奥さまにとっては、自分らしくいられる居場所。ご主人にとっては、プロの目線で「選んでよかった」と実感できる設備。そして子どもたちにとっては、これから料理や家事にふれていく場所。それぞれのスペースを保ちながらも、家族が一体となれる場所として、前田さまのキッチンはご家族の成長を見守っていきます。

物件情報

前田さま(静岡県)

前田さま(静岡県)前田さま(静岡県)

前田さま(静岡県)

商品名:STEDIA

収納:吊戸棚なし

キッチンサイズ:間口270cm/奥行65cm /高さ85cm

採用機器:とってもクリンフード、タッチレス水栓、3口IHヒーター、食器洗い乾燥機、かってにクリントラップ

家族構成:ご主人、奥さま、娘さん、息子さん

レイアウト:I型(デュアルトップ対面)

扉:ロッシュチャコール

取手:ネコアシブラック

ワークトップ:セラミック/シリウス

シンク:RWシンク(流レールシンク ワイド)

前田 純(まえだ・あつし)

前田 純(まえだ・あつし)

株式会社大角建設の代表取締役社長。「共生(くお:共に生きる)」を企業理念に掲げ、創立から55年。静岡県田方郡を拠点に、地域に根ざした工務店として、土木工事から新築、リフォーム、不動産、遺品整理にいたるまで幅広く手掛ける。

WEBサイト  https://daikaku.net/
Instagram  daikaku_official

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