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実例で紹介!「現場調査」ってなに? reform
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実例で紹介!「現場調査」ってなに?

リフォーム担当者がお客さまのご自宅に伺い、寸法や構造などを確認させていただくことを「現場調査」(「現調」)といいますが、この少し堅い「調査」という言葉に抵抗を感じられる方もいらっしゃるようです。そこで今回は、クリナップのリフォーム部門が実際にお客様宅で行った実例を交えながら、現場調査の流れをご紹介します!

※この記事では、クリナップのリフォーム部門による現場調査の様子を撮影した画像を使用しています。

目次

現場調査とは?

現場調査は、お客さまのご自宅をリフォームする際、構造上気をつけるべきことなどを確認する大切な作業のひとつです。
プロの視点で、リフォームを予定している箇所にどのような問題があるのか、希望のプランを叶えられる条件がしっかり揃っているか、お客様がまだ気づいていない不具合がないかなどを確認します。

※現場調査では、プランニングやお見積もりの参考にするため、写真を撮影する場合が多くあります。事前に担当者から確認があると思いますので、もし気を付けてほしい点などがあれば、伝えておきましょう。

現場調査で確認するポイント

現場調査では多くのチェックポイントがあります。通常は1~2時間ほどかかることが多く、確認事項もさまざまです。チェックする主なポイントには、以下のようなものがあります。

キッチンサイズの計測

●キッチン本体の高さ・幅・奥行
●吊戸棚の寸法・位置(ワークトップからの高さ)
●ワークトップからレンジフードまでの高さ
●キッチン付近の床面から天井までの高さ
●窓がある場合、その位置・大きさ・床からの高さ

さらに食器棚や冷蔵庫などの配置、キッチンからの距離も測定し、レイアウトに影響がないか確認します。

室内寸法

●キッチン空間全体の高さ・幅・奥行
●床面の傾きや凹凸

この時、キッチン周辺の床や壁が劣化していないかも確認します。

水栓、ガス栓

●配管の位置、劣化の有無
●給水給湯管、排水管の立ち上げ位置
●コンロの幅・高さ
●ガスの種類やコンセントの位置

配管は建物ごとに異なるため、構造については詳細をチェックし、ご要望通りのプランが実現できるかどうか確認します。

換気設備

●換気口の位置・直径
●換気方向

室内からの確認が難しい場合、お部屋の外側から確認する場合もあります。

電気設備関係

●コンセントの位置・数
●照明や火災報知器の位置・寸法
●ブレーカーの位置
●配線の数

搬入経路

【戸建ての場合】
●玄関からキッチンまでの経路
●廊下の幅
●搬入時にトラックを駐車する場所があるかどうか(ある場合、そこからご自宅までの距離)
●搬入物の仮置き場所があるかどうか(室内)

【マンションなど集合住宅の場合】
●エレベーターや階段の幅と、そこからご自宅までの距離
●玄関からキッチンまでの経路
●廊下の幅
●搬入時にトラックを駐車する場所があるかどうか(ある場合、そこからご自宅までの距離)
●搬入物の仮置き場所があるかどうか(室内)

リフォームの内容や建築条件によっては、もっと簡易的な調査で済む場合もありますし、ご自宅の状態によってはもう少し詳細な調査が必要になることもあります。いずれにせよ、事前に工務店の担当者から当日やること・所要時間の連絡がありますので、確認しておくとよいでしょう。

現場調査を始める前に……

工務店によっては、現場調査専門の担当がいたり、営業担当のみが伺ったりと、伺う人数が異なります。現場調査の日程調整をする際、事前に確認しておくと安心です。
キッチンプランについては、事前にある程度決めておき、現場調査をしながらすり合わせを行うのが多いようです。こちらも工務店によって対応は異なります。

クリナップのリフォーム部門では、現場調査に伺うのは、プランニングや工事の管理、アフターフォローを担当するクリナップのリフォーム部門の営業担当と工務担当の2名。
事前にショールームで作成したキッチンプランがご希望通りに可能かどうか、細部まできちんと見させていただきます!
ショールームでのキッチンプランの作成がまだの方には、クリナップのリフォーム部門にご依頼いただければ、キッチンプランの作成もその場でご相談いただけます。

リフォーム希望場所の寸法・構造をチェック!

キッチンサイズの計測は欠かせません。このとき、本体サイズの確認だけでなく、天井までの高さや吊戸棚までの高さまで、細かく計測していきます。
キッチンの周囲の壁や床の劣化があるかどうかも同時に確認することが多く、この時に壁や床もリフォームする必要があれば、担当者から提案があるかもしれません。

快適なキッチンにリフォームするために、実際に家事をする時のことを想定した現場調査が大切です。
本体から冷蔵庫・食器棚などの収納までの幅を計測し、現状で狭いと感じるか、広いと感じるかを意見交換しながら、最適なサイズを探っていきます。

リフォームと同時に冷蔵庫など大きな家電を新しいものに買い替える検討をされている場合は、先に欲しい商品の目安をつけておくと良いでしょう。 現場調査の時点で使用している家電を基準に、買い替えたいサイズに変えても快適なキッチンにリフォームできるか、相談することができます。

配管がどのようにつながっているかは、シンク下の点検口を開けて確認します。水まわりの構造によっては、希望通りのプランが実現できない可能性もあるので、正確なチェックが必要です。現場調査の段階では詳細が不明な場合、キッチン本体の撤去時に確認します。

建築構造の確認は、まずは耳を使って!

おおよその施工方法を決めるために、壁の裏に下地材があるかどうかを確認します。壁や床などをノックし、音を確認している作業がこの段階です。音で確認するため、現場調査の段階で壁や床を壊して確認することはありません。

床下の構造も、キッチンの施工方法やレイアウトを考える上で考慮するポイントのひとつです。壁の確認と同様、音で確認することがほとんどです。構造によっては、キッチン本体と床の境目の処理を考慮しなければならない場合もあります。

天井裏やブレーカーもしっかり確認!

ブレーカーのチェックも欠かせません。たとえば、「リフォームで新たに食器洗い乾燥機を入れたい」というご要望があった場合、食器洗い乾燥機用に電源が取れるかを確認しなければいけません。配線がどのようになっているかの確認も必要なため、天井裏もチェックします。

ご家庭によって異なりますが、キッチン周辺だけでなく、浴室の天井裏など他のお部屋から確認する場合もあります。

搬入経路は、すべての通路を細かく確認

現場調査では、お宅の中だけでなく搬入経路もしっかり確認します。
たとえばキッチンリフォームだと、運び込める天板のサイズによってプランが変わる可能性もあります。そのため、現場調査の際にきちんと搬入経路をチェックする必要があります。

搬入は、エレベータだけでなく、階段を使う場合もあります。階段で運べる最大サイズを確認するため、高さや幅に加え、上下の階段の対角線の長さを測るなど、方法はさまざま。できる限りご希望通りのキッチンプランが実現できるよう、どのような運び方ができるのかなど、いろいろな可能性を探るのが大切なことなのだそう。

現場調査の結果報告とご提案

現場調査のすべての工程が終わったら、その日の調査結果をお客さまにご報告します。
調査結果は工務店によって、その場で伝えられることもあれば、数日たってからのこともあります。

現場調査の結果をもとに、最終的なプランのすり合わせと、お見積もりの作成をし、リフォームに向けた打ち合わせをしっかり行います。こちらも工務店やリフォーム規模によって、2~3日後になる場合もあれば、1週間ほどかかる場合もあります。

クリナップのリフォーム部門の場合、現場調査の結果によってプラン変更が必要になった場合は、後日担当者が新しいプランをご提案させていただきます。
ご希望のリフォームプランが可能かどうかを確認させていただくための現場調査。調査の経験を積んだプロがお伺いいたしますので、ご安心してお任せください。

※リフォーム工事規模や建築条件によっては、簡易的な調査のみで十分な場合もあります。

クリナップのリフォーム部門について

クリナップのリフォーム部門は、お客様専属の営業担当者が商品のご説明、現場調査から施工まで、しっかりサポートいたします。また、キッチンに限らず、お部屋の空間全体を考えたリフォームを心がけています。収納のアドバイスや使いこなしなど、こまやかなアドバイスもいたします。

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