家族の顔が見える対面キッチンにあこがれるけれど、キッチンに立つ間は、調理に集中したい。手持ちの食器や調理道具は多いから、大きな収納にすっきりしまいたい。
そんな「あこがれ」と「ホンネ」を叶えるデュアルトップ対面のキッチンプランをご紹介します。今回は、静かな大人の時間をイメージした和モダンな赤いキッチンです。
目次
インテリアスタイル
モダンなお部屋に和のテイストを混ぜた空間に映える鏡面扉のキッチンは、静かな大人の時間をイメージしたプランです。
洋風の室内に和の要素を加えると、趣のある心地よい和モダン空間が生まれます。
ダイニングから見たときには、ダークな木目の「パティナジェット」、キッチン側には深い紫がかった赤が特徴的な「ルナレッド」と、見る方向によってキッチンの印象が変わります。
昼から夜へ、移りゆく光を受けて輝く鏡面扉の美しい表情を楽しむことができます。
レイアウト
キッチンは、コンロ側の側面が壁についているペニンシュラキッチンです。
家電やゴミ箱などは、ダイニングから見えないように、大型の背面収納（スライドパントリー＋トール家電収納庫）に収納しました。調理中は扉を開けて使い勝手良く、普段は締め切って収納物を隠すことで、美しい空間をキープします。
シンクのすぐ後ろに冷蔵庫を置くことで、調理中でも家族がすれ違うことなく、冷蔵庫から飲み物などを取り出すことができます。
キッチンの種類
デュアルトップ対面（ハイタイプ）I型のキッチンです。
水栓まで隠れる高さの対面カウンターは、ダイニングで座っている人がその場で立ち上がっても、ワークトップやシンク内を見ることができません。対面キッチンの開放感にあこがれるけれど、ダイニングからの視線を気にせず集中して料理をしたいという希望を叶えるキッチンです。
キッチン作りのポイント
キッチンプランのポイント
ダイニング側の収納の一部にデスクキャビネットを採用し、奥様のためのミセスコーナーを作りました。
ミセスコーナーとは、忙しい家事の合間に家計簿をつけたり、調べものをするなど、ちょっとした事務作業を集中して行うためのデスクスペースです。
コンロ前のフロントスクリーンハイタイプが、油跳ねを防いでくれますので、パソコンも安心して置いておくことができますね。
デュアルトップ対面のデスクキャビネットとは？
デュアルトップ対面のダイニング側は、パネルや収納、デスクなどから暮らしに合わせて選ぶことができます。
今回、コンロ前に採用した「デスクキャビネット」は、使わないときはデスク用カウンターを折りたたみ式です。収納部分には、A4ファイルも収納できます。デスクを使わないときも、オープンになっている棚の中に、PCや書類を置いておくことができますので、使いたいときにすぐに取り出すことができます。
収納のポイント
ダイニング側からモノを見せない、すっきりした空間をテーマにプランを作りました。
キッチン収納部には、お鍋やフライパン、ざるやボウルなど、調理に使う道具が収納されています。
背面の収納部には、食器棚として活用するほか、調理家電やゴミ箱、ストック食品も収納できるため、パントリーの役割も果たしています。
対面カウンターには、キッチンとダイニングの両方から取り出すことができるニッチ収納があります。オープンタイプにはスパイスニッチとして調味料を収納し、引出しタイプにはカトラリーとグラスを収納しました。吊戸棚がなくてもたっぷりと収納スペースがありますので、モノが多くても安心してお使いいただけるプランです。
デュアルトップ対面の両面収納とは？
奥行30㎝の大容量ニッチ収納は、キッチン側とダイニング側の両方から、アクセスすることができます。
調味料やコップ、カトラリーなどをキッチン側に回り込まずに、ダイニング側から短い動線で取り出すことができるため、家族が先にダイニングテーブルを用意するときに、作業の邪魔になりません。
オープンタイプと引出しタイプの二種類から選ぶことができますので、入れたいモノに合わせて組み合わせることができます。
※写真の調理機器は仕様変更となっている場合があります。
※表示価格に搬入費や取付・設置費等は含まれておりません。
※表示価格は税抜き価格です。
※2022年11月現在の価格です。