
「流レールシンク」が
2015年度グッドデザイン・ベスト100に選ばれました。
受賞理由
シンクは食品を扱うところだけに、清潔を保ちたい。汚れやゴミはそのままにせず、さっとシャワーで洗い流す。当たり前のようになった最後のひと手間。水の流れを変えるという発想によって、最後のひと手間を軽減させるだけではなく、調理中によく目にしていたシンクに散らかったゴミも軽減される。見えるゴミが減ってゆくことは気持ちの良いことで、料理の回数が増えるかもしれないし、一手間加わるかもしれない。
シンクに使われているステンレス材は汚れが落ちやすいようにコーティングされ、色も少し明るく感じられる質感。排水溝三角網カゴもトータルに合わせて美しくデザインされていて、汚れの集積となっていたエリアを美しく使いやすく整えることはデザインの大切な使命だと考える。気持ちの良い毎日のためのデザインに拍手を送りたい。