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システムキッチンの設備機器 knowledge

たくさんの設備機器があるシステムキッチン。
それぞれの特性や選び方のポイントを
お伝えします。

おさらい:システムキッチンとは

「システムキッチン」とは、ワークトップ(天板)が一枚につながっており、その下にキャビネットが一体化されているキッチンのことです。「ビルトインキッチン」とも呼ばれています。
一定のクオリティを保ちながら、自由に素材や設備機器を組み合わせ、自分だけのオリジナルキッチンを作ることができるのが特徴です。設備機器や素材などは、メーカーによってさまざまな種類があります。

キッチンの寿命は?

キッチン本体の寿命は20年、設備機器は約10年といわれています。
リフォーム時に、利用している機器はそのまま、キッチン本体だけの交換も可能です。ただしメーカーによって、対応間口などが変わる場合があるので、使い続けたい機器があるときは、各メーカーのショールームなどで事前に確認・相談してみることをおすすめします。

設備機器選びのポイント

キッチン本体同様、設備機器も長く使うものです。暮らしに合わせて、毎日使いやすい機能を備えたものを選ぶようにしましょう。
例えば、お手入れのしやすさ、体格に合ったサイズ、お部屋に合ったデザインなど、確認すべきポイントはさまざまです。それぞれの特徴をしっかり理解し、自分に合った設備機器を選びましょう。

システムキッチンとは
「システムキッチン」はクリナップが名付け親。実は知らない「システムキッチン」のことをご紹介します。

システムキッチンの設備機器を知る・選ぶ

「素材」「火まわり」「水まわり」「収納」の4つの項目に分けて、設備機器の選び方をご紹介します。

素材

設備機器には、それぞれにたくさんの素材が使われています。素材によって、特性やデザイン性が異なり、理想のキッチン選びには欠かせません。キッチン全体のテイストを左右する素材の選び方を知って、イメージを固めていきましょう。

ワークトップ

システムキッチンの「顔」となるのが、ワークトップ。コンロ・シンクを含む作業スペース全体のことを指し、システムキッチンでは、大きく一枚につながっているのが特徴です。素材や色、サイズ感などで、使い勝手はもちろん、お部屋の雰囲気も大きく変わってきます。

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お手入れのしやすさ重視の方に…ステンレス

硬質な美しさが魅力です。錆びにくい、熱に強い、優れた強度を持つなどさまざまな特性があり、日本の風土にも適した素材です。ご家庭だけでなく、プロの厨房でも当たり前のように使われている定番の素材です。

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耐久性重視の方に…セラミック

長く使っても変色や傷に強いのが特徴です。調味料や洗剤などの化学品や、熱による変色がしにくく、清潔感を保てます。また、家庭用台所用品や鋭利な刃物でも傷がつきにくく、毎日使いやすい素材です。

デザインにこだわりたい方に…人工(人造)大理石

高級感漂うインテリア性と、耐水性・耐久性といった機能性を兼ね備えています。多彩なカラーバリエーションが展開されているので、デザインにこだわりたい方にもおすすめの素材です。

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シンク

ワークトップと一体化したシンクも、素材選びが重要です。素材や形状によって、使い勝手・デザインが大きく変わり、キッチン全体の印象を左右するポイントでもあります。
例えば、汚れに強い素材や製品を選ぶと掃除が楽になり、耐久性の高いものを選ぶと長く愛用できます。

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耐久性とお手入れしやすさを両立したい方に…ステンレス

ワークトップと同様、熱や傷に強くお手入れしやすいのがステンレス。調理で使った鍋やフライパンなどを洗うことを考えると、耐久性・お手入れのしやすさはよく考えたいところでしょう。

多彩なカラーから選びたい方に…人工(人造)大理石

シンクはワークトップと同じ色になりがちですが、人工(人造)大理石なら、シンクの色を変えることもできます。多彩なカラーラインナップがあり、好きな色を使ったキッチンで料理したいという方にはおすすめです。

扉・取手

キッチンの見た目を大きく左右する扉。お部屋の雰囲気やインテリアテイストと合う素材・色を選ぶと、空間全体に統一感が生まれます。

扉の選び方について詳しく知る

取手の選び方について詳しく知る

こちらも要チェック

キッチンパネル

キッチンパネルとは、シンクやコンロなどのキッチン周辺に貼る専用のパネルのことです。色や柄が豊富なので、キッチン本体とコーディネートしてキッチン空間に統一感を持たせたり、調理中の水はねや油汚れなどをカバーしたりと使い勝手も向上させます。

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火まわり

主に加熱調理に使用する「火まわり」。リフォームを考える際には、今使っているものとの使い勝手を比較したり、それぞれの特徴を理解したうえで、使いやすいものを選ぶことが大切です。

加熱機器(コンロ)

火まわりの選び方は、熱源を決めることから始まります。ガスを燃やすことで発熱する「ガスコンロ」、火ではなく電気の力で発熱する「IHクッキングヒーター」の2種類があります。

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  • ガスコンロ

    供給されるガスが燃えて発熱し、その熱を調理器具が受け食品に伝わります。火加減の調整を目で直感的にするのに慣れていると、リフォームでもガスコンロを検討する方が多いようです。

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  • IHクッキングヒーター

    電気の力で加熱します。凹凸がないため吹きこぼれてもさっと拭けて、掃除のしやすさが人気です。また、小さいお子さんがいるご家庭では、「火を使わないから安心して料理できる」という声も寄せられています。

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ガスとIHのいいとこどり「ハイブリットコンロ」

クリナップでは、ガスコンロとIHクッキングヒーターを両立したハイブリットコンロ「デュアルシェフ」を取り扱っています。調理に合わせて適した熱源を使い分けることで、おいしい料理を手際よく作れるコンロです。

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レンジフード

コンロの上に位置するレンジフードは、調理中の煙やにおいなどを吸い込む役割を果たします。調理中は必ずと言っていいほど使うものなので、便利でお手入れが楽なものを選びましょう。

最近のレンジフードは、画像のようにフィルターやファンの部分がむき出しになっていないものが主流です。お手入れのしやすさや排気のパワフルさなど、さまざまなタイプがありますが、キッチン本体のレイアウトによっては選べるタイプが限られる場合があるため、注意が必要です。

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その他

ビルトインオーブン

大きく、ガスオーブンと電気オーブンの2種類があります。ふだんどんな料理を作りたいかによって、使い勝手や必要な火力も変わってきます。
設置位置としては、コンロの真下や背面収納部分などが主流です。収納スペースが少なくなってしまう可能性もあるので、必要かどうかはよく考えてから選びましょう。

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油はねガード(ガラスパネル)

コンロ前に設置し、ダイニング側への油跳ねを防ぐ役割を果たします。フラット対面キッチンで使われることが多いです。
クリナップでは、ガラス製の「フロントスクリーン」というお手入れしやすい油はねガード(ガラスパネル)を取り扱っています。

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水まわり

食材や、調理で使用したものを洗ったりする「水まわり」。考えるべきなのはシンクの素材だけではありません。どのような設備があれば日々使いやすいのか、ふだんの生活と照らし合わせて考えてみましょう。

水栓金具

最近の水栓金具は、デザイン性も機能性も多彩。どう選ぶのか迷ってしまいますが、まずは「形」から選びましょう。定番の「ストレート型」、最近人気の「グースネック型」、スタイリッシュな「L字型」などがあります。食材や調理器具などを洗いやすい形状を選びましょう。

  • ストレート型

    シンプルな見た目。浄水器内蔵型やシャワーホースタイプなど、機能面ですぐれる。

  • グースネック型

    スタイリッシュな見た目で、タッチレススイッチなどにも採用される。

  • L字型

    ほかの形状に比べて蛇口が高い位置にあり、水しぶきが当たりにくいため汚れにくい。

  • フレキシブルスパウト型

    U字に曲がっているホースを曲げ伸ばしして使うことができる。

その後、浄水器内蔵タイプ、シャワーホースやタッチレス水栓など、便利な機能を選んでいくと良いでしょう。最近では、節水機能のついたエコな水栓金具もありますので、ぜひチェックしてみてください。

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浄水器

水道水を消毒する時に使用される塩素や、水道管に含まれる鉛が溶出したものが含まれているケースがあります。浄水器は、こうした不純物を取り除くことで、より安全性の高い水にする効果があります。
浄水器には専用カートリッジが必要で、定期的な交換が欠かせません。カートリッジは、水栓の中に含まれているタイプと、シンク下に設置するタイプがあります。

  • 専用水栓

    ろ過能力が高いのが特長。ビルトイン型と据え置き型がある。

  • 一体型

    水栓と浄水器が一体になったもの。コンパクトでデザイン性に優れる。

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その他

ビルトイン食洗機

作業スペースの下など、シンク側に設置できるため、料理や後片付けの邪魔になりません。
食器などの出し入れがしやすい「スライドオープン型」と、大容量の「フロントオープン型」があります。
また、浅型の場合は容量約40Lほど(一度に40点前後の食器が洗える)、深型の場合は容量約60Lほど(一度に50点前後の食器が洗える)と、種類豊富。生活スタイルに合わせて、使いやすいものを選ぶようにしましょう。

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ディスポーザー

シンク下に取り付ける、便利で簡単な生ごみ処理機のことです。生ごみをキッチンに置いておくとニオイが気になってしまうという方におすすめな設備です。ただ、排水について注意点がいくつかあるので、使い方について事前に知っておきましょう。

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収納

キッチンは、調理器具や食器、調味料など、しまいたいものがたくさん。出し入れや整理がしやすく、今あるモノ、これから増えると予想されるモノの量に合った容量を確保することが重要です。

本体収納

本体収納は、大きく3つのエリアに分かれています。
料理中の自分の動きをよく振り返って、どの位置に何を収納すると使いやすいかを考えると良いでしょう。

①コンロ下キャビネット

その名の通り、コンロのすぐ下にある収納スペースです。大きめのスペースには鍋やフライパンなど、比較的かさばる調理器具を入れるのがおすすめです。小さめのスペースには調味料などを収納しておくと、料理中にパッと取り出すことができて便利です。

②ベースキャビネット

コンロとシンクに挟まれた作業スペースのすぐ下にある収納スペースです。両サイドの収納スペースに比べると幅が狭く、高さのある調味料などを収納するのに適しています。
この位置に食器洗い乾燥機やビルトインオーブンを設置することも可能ですが、購入後に入れるとなると工事費がかかるため注意が必要です。

③シンク下キャビネット

その名の通り、シンクのすぐ下にある収納スペースです。包丁やまな板、カトラリー類などを収納するスペースとして活用できます。この位置にディスポーザーを設置することも可能です。

購入前に検討したいポイント

・内引出し…キャビネットのさらに内側に設けた引出し。スペースを無駄なく利用し、収納力を上げることができます。
・ビルトイン機器…ベースキャビネットの位置に、収納スペースではなく食器洗い乾燥機やビルトインオーブンを設置することも可能です。
・オープンタイプ…「見せる収納」として人気の、扉がない収納スペースです。海外製キッチンのような雰囲気が楽しめますが、収納しているものが丸見えになります。

吊戸棚

天井から壁に直接取り付けられた棚です。頭上の収納スペースになるので、あまり普段使いはしない調理器具や、洗剤などの消耗品を収納するのもおすすめです。
吊戸棚には天井・壁に固定されているものと、昇降式のものがあります。昇降式には、電動のものと手動のものがあり、「高いところに収納したものがなかなか取り出せない」というお悩み解消に便利です。

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周辺収納

調理器具や、家族全員分の食器・カトラリー類をキッチン本体の収納スペースに詰め込むのは難しい方もいるでしょう。そんな時は、キッチン本体の周辺に、別の収納スペースを設けると良いでしょう。

  • 背面収納

    キッチン本体のすぐ後ろに棚を設置することで、より収納スペースを確保することができます。

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  • パントリー

    保存がきく食品や日用品などをストックしておけるスペースです。家事動線を損なわずに収納を増やすことができます。

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  • 対面収納

    ダイニング側にあたる、キッチン本体の前面に収納スペースを設けたものです。

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  • 床下収納

    デッドスペースになっている床下空間を活用した収納スペースです。

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暮らしやすいキッチン収納の考え方
どうしてもモノが多くなりがちなキッチン。暮らしやすい収納の考え方をお伝えします。

理想のキッチンの見つけ方

使いやすい設備機器を選ぶのはもちろん大切ですが、まずはキッチンの全体像をイメージしましょう。理想の暮らしを想像しながら、リビング・ダイニングのインテリアテイストとの相性を考えることも大切です。

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